居谷里湿原

びいぐる

2020年04月12日 17:58

 ザゼンソウ に会いに大町市にある 居谷里湿原 へ


 ザゼンソウはミズバショウと同じのサトイモ科の多年草
 赤紫色の部分は花弁ではなく仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変化したもの




 イヌコリヤナギ


 名前の由来は頭巾を被った僧侶が座禅を組んでいるように見えるから
 また岩屋に籠り座禅をする達磨大師の姿にも見えることから「ダルマソウ」の別名も




 こん棒状の肉穂花序には花弁のない100個ほどの小花が咲きます。。
 この肉穂花序は20℃前後に発熱し周囲の雪を融かして
 他の植物より早く地上に顔を出し開花しますっっ
 そして発熱と共に悪臭を放ち早春の数少ない送粉昆虫たちを独占するのですっ
 さらに自家受粉を避けるため雄花と雌花は成熟する時期をずらしています。。




 悪臭を放つことから英語ではスカンクキャベツの名がつきますっ




                            ハシバミ

 ミズバショウに先立ち咲き始めたリュウキンカ




 ハナノキ の冬芽
 ハナノキはカエデ科カエデ属の落葉高木で日本固有種
 本来木曽川流域の限られた山間湿地に自生する樹木ですが
 なぜか ここ居谷里湿原に隔離分布します!
 国のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に選定されています。。。


 ホオノキの下は自らの落ち葉で白っぽく見えます!

 間もなくミズバショウの花なども咲きだし冬枯れの湿原は彩りを増すことでしょう。。。