居谷里湿原#2
ザゼンソウの開花状況が気になり訪れた大町市の
居谷里湿原
予想以上に残雪が多く半ば諦めながらも地表が露出している場所を探しますっ
春の陽光に輝く白銀の峰と
カラコギカエデの翼果
遂に
ザゼンソウの花を発見☆
ザゼンソウ(座禅草)はサトイモ科の多年草
花の形が名の由来で
仏像の光背にも似た赤紫色の苞が僧侶の座禅する姿に見えることから
別名の達磨草は花を座禅する達磨大師に見立てたもの
ミズバショウと同じく
花弁に見えるのは苞で中にある棍棒状の肉穂花序は
小さな花の集合体で25℃前後に発熱することで知られています!
発熱理由は雪を融かしていち早く花を咲かせ
更に熱と匂いで早春期の数少ない送粉昆虫を誘引し
自分の子孫を確実に残そうとしているのではという説と
ザゼンソウの花は雌性先熟で自らの遺伝子をもつ子孫を多く残す為に
雌性期から雄性期への移行を発熱で促進させ他の株が雌花のうちに
自分の花粉で受粉させようとしているのではという新説もあります!
ちなみにこの株は既に雄性期に入っていてたくさんの花粉がこぼれています。。
今日確認できた株は全部で4つ
今後雪融けが進むと次々に咲き始めることでしょう。。。