2025年03月23日

ミスミソウが見頃☆

 ミスミソウの花に会いに善光寺の裏山に出掛けましたっっ


 今年は雪が多かったので少し早いかなと思いながら群生地に向かうと
 何と既に満開☆ 50輪以上は咲いていました♪♪


 ミスミソウはキンポウゲ科の多年草
 早春に咲くのでスプリングエフェメラルかと思いきや実は常緑
 里山の急傾斜地や崖などに生育します! 花は1本の茎に1つ付きます。。
 花弁は無く花びらに見えるのは萼で萼に見えるのは総苞(花茎葉)


 花の色は白・ピンク・紫と様々で日本海側は有色の個体が多いらしい
 この場所は白が多く僅かにピンクが見られました!


 常緑の根出葉は三角形で3裂し先端は鈍頭


 花弁状の萼片は6~10枚 萼片に見える総苞片は3枚
 雄しべは多数で雌しべは10本あります。。


 蕾が綻び始めた ダンコウバイ


 ツノハシバミの雄花序が伸びて下垂し始めました☆
 赤いイソギンチャクのような雌花の花柱は未だ顔を出していません!


 ノウサギ と ニホンジカ の糞




 コシノカンアオイ 信越トレイルのブナ林床では馴染の植物です☆

 いよいよ里山に春の息吹が聞こえ始めました☆
 これから冬枯れの林内は日増しに彩り豊かになっていきます♪♪  


Posted by びいぐる at 19:28Comments(0)

2025年03月21日

黒姫山麓 古池湿原

 無雪期は立ち入れない古池の西側に広がる古池湿原
 湿原中央部からの眺めは季節限定の絶景です☆


 この方向から見る戸隠連峰の峰々は見慣れた山容と随分異なります!


 標高1900mに満たない山とは思えない険しい山容をした九頭龍山


 この角度から見る高妻山は長野市方面から見たピラミダルな山容と
 大きく異なり穏やかな山容に激変 手前の五地蔵山の方が立派に見えます!


 実を残すキハダ と ウワミズザクラ


 湿原から流れ出す沢が姿を見せ始めました☆ 亀の手状のミズナラの冬芽


 手前の木立の向こうが古池


 黒姫山の伏流水が広大な湿原と豊かな森を育んでいます!

 絶景を独占しながらランチタイム 何とも贅沢な時間を過ごしました✨  


Posted by びいぐる at 22:27Comments(0)

2025年03月20日

黒姫山麓 古池

 種池を後に古池へと向かいますっっ


 地形は平坦で若い林なので気持ちよく歩けます☆


 雪上に映る枝の影は血管にも地割れのようにも見えます!


 水滴形のツルアジサイの冬芽 1年毎の枝の成長が明瞭


 若い枝が赤紫色のミズキ 枯葉を残すモミジの仲間


 ウリハダカエデ と ナナカマド


 雪原と化した古池に到着っ 黒姫山が正面に見えます☆




古池は中部電力鳥居川第3発電所の水源用ため池なので堰や水門が築かれています!
水門の水路に何故かフキノトウが・・・


 池畔のツルマサキ


 枝にコルク質が発達するコブニレ と オオカメノキの花芽




 北側の林に熊棚(熊の採餌跡)を発見!


 流れ込みでは解氷が始まっていました☆


 陽射しが強さを増し池の周囲の林では根開けが始まりました!
 暑さ寒さも彼岸まで 季節は春へと移ろい出したようですっっ  


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2025年03月19日

黒姫山麓 種池

 今シーズンは積雪タップリ まだまだスノーハイクが楽しめます♪♪
 今回は黒姫山麓池巡りを楽しんできました☆


 黒姫山古池登山道入口からスタート


 整然としたカラマツの植林地


 冬の落葉樹林では菌類の痕跡が目に付きます☆


 サルオガセ
 冷涼湿潤な山岳地帯の樹林に生育する地衣類(藻類と菌類の共生体)
 霧深い森で見る姿は幻想的です☆


 コシアブラ と ツルアジサイ


 ズミ と シナノキ




 ハリギリ


 ノリウツギ




 鋭いツリバナの冬芽 と 枯れたシラカバの幹に残るキツツキの採餌痕


 種池 流入流出河川の無い池
 水神「九頭龍」の弟子「一龕龍王」が棲む池と言われています
 昔は雨乞いのため遠方からこの池の水を汲みに来たんだとか・・・
 今でも毎年6月の巳の日に種池で神事が執り行われます!


 解氷し始めた湧水口付近に獣の足跡がたくさん見られました!


 ヤチダモの冬芽


 黒姫山と種池

 種池を後に次の目的地 古池に向かいますっっ

  


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2025年03月13日

路傍の春

 冬の寒さが続いた3月前半 ここに来て気温が急上昇icon14
 自宅近くの路傍に春がやってきました♪♪

 ナナホシテントウ
 可愛らしい姿と幼虫・成虫ともアブラムシを食べてくれる益虫であることから
 子供から大人まで人気がある昆虫です☆
 成長が早く年に複数回世代交代し成虫のまま越冬するので早春でも出会えます♪♪
 撮影時は気温が15℃程あり盛んに動き回るのでカメラで追うのが大変でしたっ


 オオイヌノフグリ と ヒメオドリコソウ 共に外来種


 コハコベ(外来種) 在来種のミドリハコベを加えた総称がハコベ


 コハコベ は花弁が深く切れ込むので10枚に見えますが実は5枚
 コハコベミドリハコベより花が大きいウシハコベの花柱は5本


 ミチタネツケバナ(外来種)


 綻び始めたダンコウバイの花芽


 長野市中心市街地


早くも芽吹いたノイバラ と 立ち上がってきた雪に潰されていたスイバの越冬葉


 春の七草の一つ ホトケノザ

 家の周囲はここ数日のポカポカ陽気で一気に春めいてきました♪♪  


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2025年03月10日

和合城跡(城ノ山)

 昨日の午後は上田市で会議 折角上田に行くので家を早めに出て
 途中にある和合城跡(城ノ山)に立ち寄りましたっ


 岩の鎧を纏う和合城跡がある城ノ山 虚空蔵山西尾根の突端に位置します!


 車道脇にある下塩尻の登山口
 和合城跡へのルートはこの他に坂城町鼠宿からの北コース
 虚空蔵山からの縦走コースがあります。。


 芽吹きまで枯葉を残すヤマコウバシ 冬芽は赤紫色で鮮やか


 急傾斜の山肌を九十九折に標高差約250m登りますっっ 所々に岩が露出!


 サイカチの豆果の鞘が樹下に散乱  歩道上のタヌキの溜め糞




 路傍にコクサギがたくさん見られます☆
 冬芽はザイフリボク・ネジキと共に「三大美芽」と呼ばれます✨


 ヤママユガ と ウスタビガ の繭 共に天蚕として利用されていました!


 急傾斜の山腹至る所に石積みが見られます!昔の治山工事だろうか?


 明るく気持ち良い尾根筋の雑木林


 鞍部に到着っっ ここは十字路になっていて
 直進すると坂城町鼠宿へ下り 右折すれば菖蒲平を経て虚空蔵山
 左折すると和合城跡に至りますっっ


 堀切がある和合城跡への尾根道  程無く主郭跡が見えてきます☆






 和合城主郭があった城ノ山山頂
 戦国武将「村上氏」が佐久・上田方面からの敵の侵入を本拠の坂城郷に
 いち早く知らせる狼煙台として利用した山城だけに眺望バツグン☆




 坂城町と千曲市南部が眼下に広がります☆


 上田市・小諸市方面の眺め
 本拠の坂城郷からは見えない佐久・上田方面と本拠が見えるこの城は
 村上氏にとってとても重要な支城であったと実感させられる眺望でした!

 山頂往復1時間半 下山後昼食を摂って13時の会議に余裕で間に合いました☆

  


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2025年03月03日

戸隠高原逆サ川歩道

 先週末は最高気温が2桁まで上昇icon14  

 22日(土)は雲一つ無い快晴icon01でしたが
 翌23日(日)は一転 曇り空icon02 時折冷たい雨が降りましたicon03

 そんな中 戸隠高原でネイチャーガイド 7名の参加者と共に冬の森を巡りましたっ


 当初の計画では奥社参道随神門から「ささやきの小径」沿いに戸隠キャンプ場へ向かい
 「逆サ川歩道」に沿って戸隠神社奥社参道入口に戻る周遊コースでしたが
 往路の「ささやきの小径」は戸隠連峰九頭龍山東壁近くを通り
 連日の気温急上昇で雪崩が発生する危険があるので急遽コースを変更
 「逆サ川歩道」に沿って往復することにしました。。


 頭上からの落雪に注意しながら進みますっっ


 コゲラが姿を見せてくれました☆ 


 ゆるキャラ的なオオカメノキの冬芽 と 鮮やかなウリハダカエデの冬芽


 ヤドリギの実 と ドライフルーツ化したズミの実


 枯葉を残すブナ と 大型の冬芽をつけるホオノキ


 何のキノコ?  森の中には不思議がいっぱい興味が尽きません♪♪


 気温の上昇で雪に埋もれていた沢が姿を現し度々迂回を強いられます!


 進行方向に黒姫山が見えてきました☆


 戸隠キャンプ場に到着っ 施設は雪に埋もれていました!


 高デッキ山九頭龍山を眺めながらランチタイム


 往路を引き返し起点の戸隠神社奥社参道入口に無事戻りましたっっ

 天気は良くなかったけれど戸隠高原の冬の森を楽しんで頂けたのでは?
 ご参加頂いた皆様 お疲れ様でした!

  


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2025年02月27日

春の兆し

 厳冬の3連休から一転 今週は晴れて気温が急上昇icon14
 春の兆しを探しに自宅の裏山を散策してきましたっっ


 南向きの畑地はすっかり雪が消えていました!
 枯草に覆われた地表を近くで見ると・・・

 ホトケノザ や オオイヌノフグリ が花を咲かせていました☆


 褐色の剛毛に覆われたクズの豆果 と 赤化し越冬したスイバの葉


 カワラヒワ と エナガ コンパクトカメラではこれが限界icon11


 コナラ林 コナラの冬芽は深い眠りの最中


 フクジュソウ が一輪咲いていました☆
 パラボラ形した花で太陽光を中心部に集め、その温もりで送粉昆虫を誘引
 一つの花にたくさんの雄しべ・雌しべがあり陽が射すと開き陰ると閉じます!
 周囲の草木が葉を茂らせる頃には地上部を枯らして翌春まで休眠する
 典型的なスプリングエフェメラル(春植物)です


 越冬葉(夏葉)をつけるヤマツツジ と フジの冬芽
 ヤマツツジは春から秋の春葉と夏から春までの夏葉(越冬葉)の
 2種類の葉を付けることから半常緑樹とも呼ばれます。。


 雌雄別々の花芽(尾状が雄花芽)をつけるツノハシバミ と アケビ の冬芽


 ゲンノショウコの若葉 と 芽吹きが早いニワトコの冬芽


 未同定の冬芽 と マルバアオダモの冬芽


 葉痕がヒツジ顔のオニグルミ


 北斜面の残雪 と 根子岳遠望

 もうじき3月 三寒四温を繰り返し季節は春へと移ろい始めたようです♪♪
  


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2025年02月24日

雪上観察会

 戸隠高原雪上観察会でネイチャーガイドをしてきました☆
 天気は心配していた程ほど悪くなく気温は低めながらほゞ無風の曇天icon02


 参加者は県外の山スキークラブの団体様が14名
 スノーシューでの一般参加者13名 急遽スタッフを増員して対応しました!


 奥社参道入口の大鳥居脇から社叢に入り冬芽や葉痕を観察しながら
 先ずはミズナラの巨木に向かいますっっ


ミズナラの巨木に到着☆ 推定樹齢400年以上 胸高幹周6m近い巨木です!

奥社社叢に君臨する王者の風格があることから「ミズナラ大王」「王様の木」とも


 時々樹冠から戸隠連峰が顔を出します


 随神門のところで参道を横切り戸隠森林植物園の外周路へ


 天命稲荷に到着っっ
 2017年に公明院信徒から寄進された鳥居が雪に埋もれかけています!


 戸隠鏡池に到着っっ
 曇天で景色は今一つでしたが何とか戸隠連峰は姿を見せてくれました☆
 池畔はほゞ無風で時折薄日が射してくれたので
 凍えることなくランチタイムを過ごすことができました♪♪
 帰りは戸隠植物園を通り奥社参道入口に戻り無事雪上観察会を終えました!

 今回 私のブログにいつもコメントを下さるPOWER'S@小柴見 さんが
 お忙しい中 参加してくれました☆ 念願の初体面嬉しかったです
 ガイドを務めていたのでゆっくりお話しできなかったのが残念でしたが
 ヤマレコで拝見していた通りのパワフルな方でした
 今回ご参加ありがとうございました これからもよろしくお願いします
  


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2025年02月23日

飯綱高原スノーハイクイベント

 2月22日(日)飯綱高原ボランティアガイド会による
 今年度最後のイベント「飯綱高原をスノーシューで散策しよう」が開催され
 サブガイドをしてきましたっっ


 気温が低く天気も良くないので観光案内所「オトナリハウス」でご挨拶


 屋外は今にも雪が降り出しそうな鉛色の空でした。。。






 スノーシュー初体験の方がいたので仕組みや歩き方を説明してから
 寒さで縮こまった体をストレッチで伸ばしますっっ


 歩き始めは歩き易い圧雪路で慣らし歩行


 歩行感覚が掴めたところで新雪が積もった林内へ


 コース後半 遂に雪が降り始めましたicon04


 強い降りで辺りはホワイトアウト状態に


 コブシの冬芽は綿帽子を被り始めました!

 景色は楽しめなかったけれど冬芽や葉痕など木々たちの冬の顔や
 動物たちの足跡を観察しながら楽しい時間を過ごせました♪♪
   


Posted by びいぐる at 19:10Comments(0)

2025年02月19日

雪上観察会の下見

 2月23日(日)に開催される戸隠高原雪上観察会の下見をして来ましたっ


 戸隠神社奥社参道入口大鳥居
 今シーズンは本来の戸隠高原らしい積雪量 今週で更に増えそうです!


 雪を纏う社叢の木々


 スノーシューの普及で訪れる人が増えたミズナラの巨木
 その姿は森に君臨する王者のよう 「ミズナラ大王」「王様の木」の愛称も




 奥社参道「随神門」


 奥社参道「杉並木

 奥社参道の随神門を横切り戸隠森林植物園「外周の小径」



 戸隠最後の修験者「姫野公明」師がお告げに出てきた場所を探し当て
 再度のお告げに従い天命稲荷を祀ったのだとか。。。
 2017年に建てられた信者寄進の鳥居は、あと数十センチで埋まりそう

 戸隠鏡池に到着っっ

 中央には池を造成した時に水没枯死した木が50年経った今も残っています! 


 鏡池と戸隠連峰
 冬型の気圧配置が続き鏡池周辺はモノトーンの景色
 気温は昼になってもマイナス10℃近くと厳しい寒さ
 景色も悪くなる一方なので早々に鏡池を後にしましたっっ
 今回の下見で確認できた観察ポイントも多数あり
 十分な積雪で行動の障害になる枝沢も埋まっていたので一安心
 あと気になるのは当日の天気だけ どうか好天に恵まれますように   


Posted by びいぐる at 20:34Comments(0)

2025年02月17日

小鳥ヶ池と鏡池

 スノーハイク参加者と共に戸隠小鳥ヶ池から鏡池へと周遊してきましたっっ


 戸隠神社中社駐車場から車道に沿って暫し林を進むと小鳥ヶ池に到着っっ
 今シーズンは戸隠らしい冷え込みと積雪で不安なく池の上を歩けます♪♪


 戸隠山 と 黒姫山


 池畔のミズナラ


 ウラジロモミ と ヤマウルシ


 ヤチダモ と ウリハダカエデ




 マユミ と ホオノキ


 リョウブ と ナナカマド


 ウワミズザクラ と オオカメノキ


 硯石に到着っっ 硯石は雪の下  一夜山の背後に薄ら北アルプスが見えました☆


 戸隠と鬼無里の境 荒倉山



 ウリハダカエデ と シナノキ


 ツルウメモドキ と コハウチワカエデ


                  ニホンリスの足跡


 イワガラミ と ノリウツギ


 ミズキ


                  鏡池池畔の「どんぐりハウス


 ヤマネコヤナギの虫こぶヤナギエダマルズイフシ


 ブナ と サワグルミ


 戸隠鏡池 と 池のシンボルツリー


 戸隠鏡池と西岳連峰



 当日は気温が高めで無風 池畔でのランチタイムは
 凍えることなく絶景を楽しみながらゆっくり過ごせました♪♪
  


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2025年02月13日

スノーシューイング

 積雪十分の戸隠高原でスノーシューイングっっ


 先ずは戸隠神社奥社参道入口から社叢に入りミズナラの巨木


 雪の重みに耐えかねたのが雪上にヤドリギが落下していました!


 マルバゴマキ の冬芽と葉痕


 赤紫色したシナノキの冬芽 と ハシドイの冬芽


 サワグルミの葉痕


 最初の目的地 ミズナラの巨木に到着っ
 「王様の木」とか「ミズナラ大王」とも呼ばれます☆


 奥社参道随神門の脇には観光客が雪遊びした痕跡が


 随神門右手から「ささやきの小径」に沿って戸隠キャンプ場に向かいますっ
 雪山装備の無い観光客はここから先に入れません!


 険しい九頭竜山東壁は雪が着かず黒々して見えます!


 雪を被るアガリコ(萌芽木) と 常緑のツルマサキ


 イワガラミの冬芽は王冠形     ツルアジサイの冬芽は水滴型


 ノリウツギの冬芽と葉痕    ハシドイの冬芽


 自発落枝痕につくウワミズザクラの冬芽 と ゆるキャラ的なオオカメノキの冬芽


 サルナシ つる性木本だけど ここまで巻き付くとは・・・ビックリ!!


 クマ棚(クマの樹上食事跡) と 森の目と呼ばれるシラカバ特有の落枝痕


 樹間から高デッキ山が見えました☆  整然としたカラマツ植林地


 への字に折れた木にできた雪のキノコ

 戸隠キャンプ場に到着っっ  コテージは雪に埋もれていました!



 戸隠キャンプ場がゴールではなく折り返し点
 帰路は「さかさ川遊歩道」に沿って起点の奥社参道入口まで戻りました
 往路の「ささやきの小径」復路の「さかさ川遊歩道」共に
 新雪にトレースは無くラッセルの連続で5km程の周遊でしたが
 太ももがパンパン 真夏並みの汗を搔きましたっっ
 
  


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2025年02月10日

里山山麓

 長野市街地は今季一番の積雪になりました!

 陽が射して雪が締まったものの北向きの屋根に残る雪はは30cm位

 ほゞ1週間続いた荒天で休日は何処にも出かけることなく冬ごもり
 青空が見えたので団地の最上部まで散歩に出掛けましたっっ
 よそのお宅の植栽を楽しみながらの道草散歩♪♪

 ツバキの花 と ドウダンツツジの冬芽


 枝先に残る柿のヘタ と 冬芽(越冬芽)・葉痕


 サルスベリの実は乾燥すると6つに裂開して種子を放出します!
 このようなタイプの果実を蒴果(さくか)と呼びます。。。
 アサガオ・アヤメ・ヤマユリ・スミレなどの実も蒴果です!


 ツルウメモドキの実も蒴果


 裂開した果実だけが残る      果実が落ちて種子だけが残る
 種子を覆う赤い皮は仮種皮と呼ばれる附属物で
 ザクロの食用部分もイチイの種子を覆う赤い部分も仮種皮なんだとか


 マユミの果実も蒴果
 淡紅色の果実は4つに裂開し橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れます☆
 美しかった果実は年を越し色褪せカラカラに乾燥していました!
 写真では分かりませんが仮種皮が種子を完全に覆わないのがマユミの特徴

 偶然とはいえ蒴果ばかり・・・


ドライフルーツ化したリンゴの果実 と 白い細毛に覆われたリンゴの冬芽


 雪に覆われた団地上部の畑地からの展望


 カマキリの卵嚢 ハラビロカマキリ?


 赤化するスイバの越冬葉 と スイカズラ(常緑のつる性木本)


 保高山 街歩きの服装と靴なので今日はここまで
 今週末から飯縄・戸隠高原での雪上ネイチャーガイドで忙しくなります
 それまでに荒天続きで怠ってしまった体を元に戻させば・・・
 
  


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2025年02月02日

第10回きずなフォーラム

 「第10回きずなフォーラム」に参加するため塩尻総合文化センター



主催者は長野県(自然保護課・環境保全研究所)と 信州生物多様性ネットきずな
後援は日本自然保護協会
主催者の一つ信州生物多様性ネットきずなは「生物多様性ながの県戦略」の
行動計画である「地域連携協働促進プロジェクト」を効果的に推進していくために
2015年に設立され 市民活動の連携を強化し保全活動の充実を図ることを
目指して毎年フォーラムの開催や環境教育活動を実施してきました


 フォーラムのテーマは「あらたな生物多様性の保全活動を目指して
 

 ワークショップに入る前に長野県自然保護課と環境省信越自然環境事務所の
 担当者より話題提供がありました
 【県自然保護課】より
 長野県の生物多様性が脅かせる主な原因は「人間活動の増大」
 「人の関わりの減少」「外来種の増加・環境汚染」「地球環境の変化」の4つ
 【環境省信越自然環境事務所】より
 2030年までに陸と海の30%以上を保全する世界目標「30 by30
 を達成して健全な生態系の回復、豊かな恵みを取り戻す
 国立公園等の保護地域に加えて保護地区以外で
 OECM (生物多様性保全に資する地域)を設定する
 民間の活動等によって生物多様性の保全が図られている区域を
 令和5年から「自然共生サイト」として認定しているが
 令和7年度から新法である「地域生物多様性増進法」により法制化される

 ワークショップのテーブルテーマは
 「きずなの活動について」・「保全活動の課題と解決」
 「長野県の生物多様性と絶滅危惧種」・「一般の人々、特に若者への啓発」
 「教育機関と保全活動の連携」・「自然共生サイト」 の6つ

テーマごとに各自の思いや考えを付箋に書いて出し合い取りまとめた内容を発表

 近年 長野県の生物多様性が脅かされつつあることに危機感を覚え
 保全活動に熱意をもって取り組んでいる方が大勢集まり意見交換できたのは
 大変有意義で個々の取り組みや課題を共有できたのも大きな収穫でした
 「我々は地元に戻れば少数派」という参加者の声がありましたが
 生物多様性保全活動は行政・教育機関・自治会・企業・保全活動団体などが
 協働していくことが重要だと感じさせてくれたフォーラムでした!

  


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2025年01月24日

王様の木

 ミズナラの巨木「王様の木」に会いに戸隠神社奥社の社叢へ


 奥社入口駐車場から見た戸隠連峰(八方睨・戸隠山・九頭竜山)


 奥社参道入口大鳥居脇から社叢へ


木々の葉が落ちると姿を見せる常緑のヤドリギ と 樹皮が美しいダケカンバ

 雪上には動物たちの足跡が見られました☆

                  ニホンノウサギの足跡


 たぶん ホンドギツネの足跡     ニホンリスの足跡


 サワグルミの葉痕 寝息が聞こえてきそうです♪♪


 クマイザサ(九枚笹)別名:シナノザサ


 ツルアジサイの冬芽 と ツリバナの冬芽


 トチノキの冬芽と葉痕 冬芽は粘液で乾燥から守られています!


 鮮やかな赤紫色をしたシナノキナナカマドの冬芽


落枝痕につくウワミズザクラの冬芽 と トーテンポールみたいなヤチダモの葉痕


 社叢に君臨するミズナラの巨木「王様の木」 別名「ミズナラ大王
 スノーシューが普及してから知られるようになり今では人気スポットに☆


 ノリウツギの葉痕 と 目玉のような枝痕の瘤


 オオカメノキの冬芽 と マルバゴマキの冬芽と葉痕


 まだ沢は完全に埋まっていません!
 林内を自由に歩くには更なる降雪が望まれますっっ




  
タグ :王様の木


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2025年01月23日

戸隠鏡池

 戸隠鏡池に向けスノーシューイング




 サワグルミの冬芽と葉痕 寝息が聞こえてきそう


 クロツバラの実 と 長毛に覆われたコブシの花芽


 鮮やかな赤紫色をしたナナカマドの冬芽 と トチノキの冬芽・葉痕


 ヤチダモの冬芽 と ウワミズザクラの冬芽


 マルバゴマキの冬芽と葉痕


 ツノハシバミの雄花芽 と ツルアジサイの冬芽


 ニホンリスの足跡 と 無雪期は入れないハンノキ林


 アガリコ(萌芽木)にできた雪のリング と 天命稲荷 まだ鳥居は潜れます!




 戸隠鏡池に到着!! 先ずは西岳連峰が目に飛び込みます☆


 P1(弁慶岳) と 本院岳


 流れ込みは未だ水面が露出  


 鏡池のシンボルツリー  水没枯死から半世紀経ちました。。
 節穴も朽ちずに残っていたので恒例の節穴越しの本院岳を撮影♪♪


 西岳連峰と戸隠連峰


 往路を振り返ると八方睨から九頭竜山まで戸隠連峰が望めます☆



 雪を纏い白銀に輝く岩稜を眺めながらランチを楽しみ戸隠鏡池を後にしました☆


  
タグ :戸隠鏡池


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2025年01月21日

戸隠小鳥ヶ池

 3月初旬の陽気になった昨日 戸隠小鳥ヶ池 周辺でスノーシューイング


 小鳥ヶ池池畔のあずまやの軒先から雪解け水が滴り
 「小寒の氷 大寒に解く」 の諺どおりになりました!


 週末のトレースが残る林内      地衣類のサルオガセ


 樹間から本院岳が見えました☆   雪上に残るノウサギの足跡


 小鳥ヶ池と戸隠連峰 池の上には何本もトレースがついていました。。


 ヤチダモ と コブシ


 ズミに絡みつくクロヅル と レンゲツツジ


 枝先に雄花穂をつけるハンノキ と ツルウメモドキの実


 ミズナラ と ミズナラの冬芽


 ナナカマド 葉と実 冬芽と葉痕も一緒に見れました☆


 九頭竜山 と ノリウツギの葉痕


 ヤドリギ と 戸隠山


 ヤマウルシの実と冬芽


 ナナカマド


 冬の森の人気者 オオカメノキの冬芽


 ウリハダカエデ と ウワミズザクラ の冬芽


 ホオノキ と キハダ の冬芽


 オオバクロモジ と リョウブ の冬芽


 ツルアジサイ と シナノキ の冬芽


 まだ太陽の南中高度が低いので木々の影が池まで伸びて綺麗です☆


 戸隠スキー場と怪無山       先端が鋭いツリバナの冬芽      


 コシアブラの冬芽 と クスサン(楠蚕)の繭(通称:スカシダワラ

 気温が上がり池の上を歩くのは諦めましたが池畔の周遊だけでも楽しめました♪♪
 2月に入れば沢が埋まり雪も締まってくるので無雪期に歩けない森の奥深くを
 自由に歩き回ることができてスノーシューイングの楽しさも倍増します☆
  


Posted by びいぐる at 20:21Comments(0)

2025年01月17日

里山山麓

 1月半ばを過ぎ日没が日に日に遅くなってきました!
 午後3時半を回っても西日が眩しく感じます☆
 山に入るには遅すぎるので住宅地最上部にある雑木林の林縁を散策しました♪♪




 クズの葉痕(葉が落ちた痕)
 維管束痕(道管・師管の痕)が3個あると顔に見えます♫
 葉痕の形や維管束痕の配置がそれぞれ微妙に違うので表情も様々☆


 剛毛に覆われたクズの袋果


 落果が進むヤブラン と 法面を飾るスイバの葉
 スイバのロゼット状の越冬葉は冬に紅葉し春には再び緑に変わります!




 アジサイ冬芽(頂芽)と葉痕


 アジサイの枝の中程にある葉痕冬芽(側芽)




 整った形の冬芽をつけるマルバアオダモ

 冬枯れの雑木林の林縁は全体的には殺風景に見えますが
 目を凝らすと越冬中の草木の姿が見えてきて結構楽しめました♪♪

  


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2025年01月13日

大谷地湿原

昼近くなると雪が止み天気が回復してきたので
飯綱高原「大谷地湿原」で今シーズン初めてのスノーシューイング


 到着した時は陽射しが無く雪も降っていましたが
 薄日が射し始めてからは一気に青空が広がり絶好のコンディションに




 大谷地湿原周辺の積雪は50cm位
 沢や藪が埋もれる程の積雪はありませんが遊歩道に沿ってなら
 ストレスなくスノーシューイングが楽しめそうです☆


 3連休最終日 既に明瞭なトレースが付いていました!


 カンボクの実 と オニグルミの冬芽と猿・ヒツジ顔した葉痕
 カンボクの実は鮮やかで美味しそうですが酸味や苦味も強く食用不適
 食べ物が少ない冬場の野鳥たちでさえ口にしないようで実は鈴生り状態
 ちなみにレンジャクツグミは好んでかどうかは分かりませんが食べるそうです!
 

 湿原内の沢はまだ顔を出しています!


 大谷地湿原飯縄山



 湿原内から周回コースへ

 ノリウツギ と カラコギカエデ


 サラシナショウマ と オニドコロ




 水滴形のツルアジサイの冬芽 と 王冠形のイワガラミの冬芽


 ニワトコの混芽 と ノイバラの実


 ムラサキシキブの実と裸芽


 木道の下から飛び出し梢に留まるミソサザイ


 オオウバユリの実 と カンボクの液果


 沢の飛沫が造った円錐状のつらら


 ズミの実 と ミツバウツギの実


 オオウバユリ
 実は乾燥すると3裂し翼が付いた平たい種子を風で散布します!


 ヤドリギの実 オレンジ色の株とレモン色の株が同じ木に生育していました☆

 飯綱高原の冷え込みと積雪はもう少し欲しいところ
 ここより標高が200mほど高い戸隠高原ならそろそろ藪や沢が埋まっているかも
 次回は戸隠高原の森でスノーハイクを楽しみたいと思います♪♪
 

 
  


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2025年01月07日

大黒山

 自分は信心深い訳ではないのですが正月になると
 何故か神社仏閣に足が向きますっっ
 所用の空き時間を使って旭山山腹にある瘤のような小ピーク
 大黒山の頂にある左近稲荷に初詣に行ってきましたっっ


 山頂近くの畑地から見た大黒山


 色数が少ないこの時期 ノイバラ の赤い実は目立ちます!


 リースの飾りに人気のアオツヅラフジ と 褐色の剛毛に覆われたクズの豆果


 ビロードのような短毛が密生するフジの豆果 と ツルドクダミの痩果
 ツルドクダミは中国原産のつる性多年草で葉がドクダミに似るため
 ドクダミの名がつきますがドクダミ科ではなくタデ科
 翼状の花被片(萼)に包まれた痩果が多数茎からぶら下がります!


 要注意外来生物のセイタカアワダチソウ と 特定外来生物のアレチウリ
 共に日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています


 夏目ヶ原浄水場と長野市中心市街地


 ダンコウバイの葉芽と花芽  と  ウリカエデの翼果


 ツノハシバミの雌雄花芽 と ニワトコの混芽


 ボタンヅル と ススキ


 冬枯れの雑木林 カラ類の混群にエナガがいました☆


 大黒山山頂に鎮座する左近稲荷
 平坦な山頂には嘗て山城がありました!


 お稲荷さんなので狛犬・獅子では無く一対のキツネ



左近稲荷は1847年の善光寺地震までは善光寺大本願の領内にありました


 大黒山山頂の東側に堀切を挟んで大黒山古墳があります!
 

 朽ちて倒壊した鳥居  と  開口した横穴式石室

 大黒山古墳は平柴古墳群に属し近くには双子塚古墳・王塚古墳などがあります
 善光寺平を囲む里山には古墳や山城が多く
 古の人々の営みの痕跡を辿るのも里山歩きの楽しみの一つです♪♪
  


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2025年01月04日

戸隠神社に初詣

 戸隠神社中社に家族と初詣に行ってきましたっっ


 中社周辺は戸隠らしい雪景色
 本殿は神仏混淆の神社らしく唐破風入母屋造り

 厳しい自然環境にある奥社が修行の場であるに対し
 中院(中社)は別当が居を構えたり衆徒が里坊を置く生活の場
 特に厳冬期は今でも奥社の機能・祭神は中社に移されています
 中社は1年を通じて戸隠神社の中心的役割を果たしてきました!


 戸隠神社の社紋は鎌卍ですが菊の御紋も目に付つきます
 戦前は国の奉幣を受けた国幣小社として菊の御紋の使用が認められていました


 戸隠神社は明治の神仏分離令以前は神仏混淆の天台宗戸隠山顕光寺で
 中院(中社)の御本尊は天八意思兼命の本地仏「釈迦如来」でした
 この釈迦如来は現在長野市の地蔵院にあります

 氷点下6度 流れ落ちた手水が飛び散り氷のアートが見られました☆

 氷でコーティングされた杉の枯葉


 手水が注ぎ落ちる場所では氷の王冠ができていました☆


 昼食は「そばの実」で


 三が日が過ぎたこともあり駐車場の空き待ちも無く
 僅かな待ち時間で席に着けました♪♪

 今後積雪が増し藪が埋まるとスノーシューイングやクロカン適期が到来
 次はスノーハイクで戸隠高原の森を巡りたいと思いますicon06
   


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2025年01月03日

中山

 長野市安茂里の寺院「正覚院」の裏山 中山 を周遊っ


 正覚院仁王門


 正覚院本堂 と 観音堂

 寺伝によると真言宗智山派の正覚院は859年開山の天台宗月輪(林)寺が起源
 月輪(林)寺は平安時代から中世にわたり現在の正覚院一帯に
 大寺院を構えていたんだそうです。。


 ヒイロタケ と ふかふかの冠毛を付けるアキノキリンソウの枯花


 山腹の果樹園から見る中山


 ナワシロイチゴ と アオツヅラフジ


 ノイバラ と 常緑のスイカズラ 今の時期は別名の忍冬の方がしっくり




 霞む長野中心市街地


 往路は東山腹に回り込んで獣道を辿り山頂を目指しましたっっ
 山中の朽ちかけた作業小屋に獣の頭骨を発見!
 近寄ってみると上顎左の牙は折れていますがイノシシのようです。。


 ミヤマガマズミの実  急斜面を登りきると傾斜が緩み南尾根上部に到達っ


 尾根伝いに少し登ると地形図上に654mの標高点がある中山山頂に到着っ
 山頂には標高点を示す標石も山名板も展望も有りませんが
 1/25000地形図を読みながら登山道がない藪山の頂を踏むのが
 目的であり楽しみなので残念感はありません♪♪

 帰りは麓から中山の西山腹を巻き林道朝日山線に至る山道を使い下山っっ

 MTBの車輪跡がついた山道     年中発生するヒラタケ



 林道朝日山からは麓に向かって何本もの山道が伸びています
 車社会になる以前の生活道だったり戸隠詣や山仕事に使われたのでしょう
 山道は急傾斜を避けるため尾根上ではなく山腹を巻くように付けられていて
 一部は長野市道として道路台帳に記載され路線番号が付与されています!
 山頂までの登山道が無い藪山登山は毎回新しい発見があり楽しいです♪♪


  


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2025年01月02日

旭山と初詣

 朝日山観世音堂へ初詣に行ったついでに旭山山頂をピストン

 平柴集落最上部から見た旭山 見えているのは山頂から東に伸びる尾根


 ミヤマガマズミの実 と 枯葉を残すイタヤカエデ


 朝日山観世音堂 と 旭山登山口から見た尼巌山・奇妙山


 旭山山頂一帯は長野県郷土環境保全地域に指定されています


 キボシアシナガバチの巣 と クスサンの空繭(通称:スカシダワラ
 共に冬枯れの季節になると目に付くようになります!


 冠毛をつけたハンショウヅル痩果(そうか)
 ※痩果(そうか)とは乾燥した果皮が一つの種子を包み裂開しない果実のこと


 ミヤマガマズミの実 と ムラサキシキブの裸芽と実


 装飾花を残すイワガラミ と ウリハダカエデの翼果


 ウラジロノキの実 と 黄葉を残すアオツヅラフジ


 シカと思われる食痕 と ウグイスカグラの枝に残る柿のへた状の托葉


 落葉性のヤドリギ「ホザキヤドリギ」の実


 ミズナラの大木が伐採されてできたギャップ と 今も残る山城の石積
 旭山ではカシノナガキクイムシによるナラ枯れ被害が目立ちますが
 林床では稚樹も見られ既に天然更新が始まっていますっ


 尾根上に到着っ          枝が変化した立派な棘を持つサイカチ 


 旭山山頂の朝日山城跡
 城跡は窪地で湿潤なのでハルニレが生育しシンボルツリーになっています☆


 山頂から東に伸びる尾根からは戸隠連峰高妻山が望めました☆


 展望園地からの眺め

 今年の元日は穏やかで旭山山頂でも寒さを感じることはありませんでした♪♪  
タグ :旭山


Posted by びいぐる at 19:09Comments(2)

2024年12月27日

有明山

 千曲市の有明山を散策っっ

 長野県立歴史館に隣接する「科野の村歴史公園」から入山


 オヤマボクチの枯花


                  スイカズラの実 常緑のツル性木本
 ※和名の漢字表記は吸い葛 昔子供が花の蜜を好んで吸っていたから
   別名:忍冬(にんどう)・金銀花 英名はジャパニーズハニー


 有明山中腹にある森将軍塚古墳


森将軍塚古墳は4世紀中期に築造された前方後円墳
全長は100mと県内最大級で科野のクニを治めていた王の墓と言われています
国の史跡に指定された後に11年かけて築造当時の姿に復元されました☆


 ムラサキシキブ と ガマズミ の実


 ハリギリの枝先はアート作品のよう


 ヌルデに形成された虫こぶヌルデミミフシ


 ウグイスカグラの托葉 と ミヤマガマズミの実


 有明山将軍塚古墳
 4世紀末から5世紀初頭に森将軍塚古墳に次いで築造された前方後円墳
 全長36.5m 葺石などは復元されていません




 クヌギ と コナラ のドングリ


 斜光に輝くハンショウヅルの冠毛


 有明山が見えてきました☆


 ツチグリ


 有明山山頂に到着っっ 山頂は平坦で広く4、50畳はありそうです!



 冬枯れのこの時期は木立越しに周囲の山々が望めます♪♪

 鏡台山 と 五里ヶ峯


 冠着山

 北風が冷たく天気もイマイチ しかも平日なので全山貸し切りと思ったら
 なんと4名の単独登山者と出会いました☆
 陽が短いこの時期に短時間で山頂を往復できる有明山は人気のようです!
  


Posted by びいぐる at 23:04Comments(0)

2024年12月24日

頼朝山

 実家に顔を出した序でに近くの頼朝山を散策しましたっっ


 静松寺付近から見た頼朝山
 朝は白かった山肌も昼過ぎには木々に積もった雪が融けて黒く見えました!


 年中発生するヒラタケ


 ヤブラン と サルスベリ の実


 中国原産のサルスベリは寺の敷地に植えられることが多く
 漢名の百日紅の通り花期が長い樹木です。。


芽吹きまで枯葉を残すヤマコウバシ と 早春の林を黄色に染めるダンコウバイの花芽


 日当たりが良い場所は雪が融けていました!


 ヤマブキ
 雌しべが5本あるので種子も5個つきますが熟すのは大体3個なんだとか


 越冬葉(夏葉)をつけるヤマツツジ と ミヤマガマズミ
 ヤマツツジは春から秋の春葉と夏から春の夏葉と2種類の葉をつけます!
 結果的に年中葉をつけているので半常緑樹と言われることも


 リョウブ と ウリカエデ の実


 北斜面はモノトーン


 ミズキの一年枝は鮮やかな赤紫色   剥がれた樹皮が美しいガマズミ
 ※ガマズミの樹皮は若枝の肥大成長に追い付かず裂けて剥がれるのだとか


 頼朝山山頂の八幡宮 石祠の中にスズメバチの営巣の痕跡が




 眼下に広がる長野市街地 と 雪を纏った根子岳
 
 午後2時近くなると体感温度が急降下 長居することなく山頂を後にしました。。
  


Posted by びいぐる at 18:44Comments(0)

2024年12月12日

茶臼山

 小雪舞う中 長野市篠ノ井の茶臼山公園から「茶臼山」へ


 長野市今井新引交差点付近から見た茶臼山

 登山口までは茶臼山恐竜公園や植物園を通過します。。
 公園内には渡来種や園芸種が至る所に植栽され在来種を圧倒!

生きた化石として中国から移入したメタセコイア と 冬の斜光に輝くススキ


 サンシュユの実と紅葉 中国原産


 イヌリンゴ と サンザシの実 共に中国原産

 公園上部まで来ると漸く見慣れた里山の植物たちが現れます!

 冬枯れた園内に黄葉したコナラが1本だけありました☆


 アオツヅラフジの実 と ミヤマガマズミの冬芽・実


 スイカズラの実 と センボンヤリの冠毛


 ヒヨドリジョウゴ と ヤマノイモムカゴ


 長野市南部の眺め


 オヤマボクチの枯花 と 種子が露出したウバユリの実


 いよいよ茶臼山山中へ       イボタノキの実




 茶臼山山頂 立木に囲まれ展望は無し
 それでも 平日の今日 10名近い登山者とすれ違いました
 しかしザックを背負っていたのは3名のみ
 残りは空身のウォーキングスタイルでした!
 麓の住民たちは日常的にウォーキングコースとして利用しているのかも

 

  


Posted by びいぐる at 23:24Comments(0)

2024年12月09日

アルプス公園

昨日は昼から松本市で会議 予定より早く到着したのでアルプス公園を散策っっ




 ヤマツツジ 越冬葉の紅葉 と 返り咲きした花


 レンゲツツジの紅葉 と 種子の散布を終えたウバユリ




 コナラ


 冬枯れの雑木林の林縁に残るカエデ類の紅葉


 大好きな落葉後の雑木林の風景
 実家の裏山で幼馴染と遊んだ幼少期の楽しい記憶が蘇ります♪♪


 雪の朝の定番 誰かが必ず造ります☆


 コブシの冬芽 と ネムノキ


 落葉しても美しい 紅葉の絨毯


 森の入口休憩所 と 雪を纏った戸谷峰


 北アルプスの山々は雪雲の中でした。。。


 風が描いたアート作品


 キミズミ


 ガマズミ と  ノイバラ


 マンサクの返り咲き

 遂に到来した冬を感じながら去りゆく秋を楽しむことができました♪♪

  


Posted by びいぐる at 21:05Comments(0)

2024年12月04日

川柳将軍塚自然探勝園

 善光寺平周囲の里山は晩秋から初冬の景色に移ろい始めました!
 今日は長野市篠ノ井石川湯ノ入にある川柳将軍塚自然探勝園を散策っっ


 麓の 真蔵寺 と 川柳将軍塚自然探勝園 がある 湯ノ入山




 麓ではコナラの黄葉が真っ盛り☆


 草地は早春の顔ぶれ タンポポ と ホトケノザ


 ダンコウバイ と クヌギ

 麓から湯ノ入山中へ





 アオツヅラフジ と ガマズミ


 ヤマツツジの返り咲き と 枯れた花序を残すノリウツギ


 篠ノ井の田園地帯と背後に霞む鏡台山


 芽鱗の笠を被ったリョウブの冬芽 と ヒヨドリジョウゴ


 斜面に連なる陪塚 と 埴輪円筒棺史蹟
 陪塚とは大型の古墳に付随する小型古墳群 読み方:ばいちょう・ばいづか


 立木に覆われた 川柳将軍塚古墳
 葺石が無くなり形も崩れて分かりづらいが手前が方墳で奥が円墳
 長野県最古級の前方後円墳で大きさは県内2番目の全長約93m

 円墳部分には石祠が祀られています。。。 




 川柳将軍塚古墳の200m程北にある姫塚古墳
 全長約31mの前方後円墳 1700年ほど前の古墳時代前期に
 川柳将軍塚古墳に先だって築造された墳墓で
 長年風雨に晒されてきたにも関わらず残存状況は極めて良いのだとか・・・




 人の声がするので近づいて見るとマツノザイセンチュウに侵され
 松枯れ被害に遭ったアカマツの伐採と燻蒸作業が行われていました!


 この一帯は長野県により川柳将軍塚郷土環境保全地域に指定され
 我々長野県自然保護レンジャーの巡回対象地域にもなっています。。

 善光寺平周囲の里山には古墳や山城跡がたくさん見られます☆
 落葉や藪枯れで見通しが良くなるこれからの時期は
 いにしえから今に続く人々の営みの痕跡を訪ねるには最適!
 来春まではこうした里山歩きが増えそうです♪♪
  


Posted by びいぐる at 22:26Comments(0)

2024年12月01日

五里ヶ峯

 千曲市と坂城町の境を成す五里ヶ峯に10名様をご案内しました!


 国道18号線坂城町田町交差点からの五里ヶ峯


 今回は和平高原笹平から入山
 五里ヶ峯の東尾根上に設けられた防火帯を兼ねた登山道で山頂をピストン 

 山林火災発生時の延焼を防ぐため防火帯は幅が広く直線的
 大半の樹木が落葉したので登山道は明るく見通しが利いて気持ちいい


 日陰に残る霜


 アオツヅラフジ と ノイバラ


 未だ葉を残すコナラ と 隣りの鏡台山


 日陰のヌタ場には薄氷が


 シカの皮剥ぎ跡? と イノシシのヌタ場(泥浴び場)


 熊の爪とぎ跡? と 樹上の熊棚


 山頂直下


 西側からの登山道と合流      つる性の常緑木本スイカズラ


 イボタノキ


 五里ヶ峯山頂に到着っ


 背後に雪を纏った北アルプスが連なります☆


 山頂は晴天無風 展望を楽しみながらランチタイム

下山途中ノウサギやカモシカにも出会え充実した陽だまりハイクになりました♪♪

  
タグ :五里ヶ峯


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