2019年07月31日

八方尾根#4

 標高2005mの第2ケルンまで来ると八方池までもう少し
 草地が減り砂礫地がアルペン的雰囲気を演出します!



 限られた草地に亜高山帯の植物たちが花を咲かせています!


 イワカガミ


 ニッコウキスゲ と ミヤマママコナ


 タテヤマリンドウ と タカネシュロソウ


 エゾシオガマ と クルマユリ


 ヤマブキショウマ と シナノタイゲキ


 チングルマ の綿毛 と 花




 ヨツバシオガマ


 ハッポウタカネセンブリ


 イワシモツケ


 クロトウヒレン の蕾と花
 山歩きを始めた頃 この花の蕾を花と勘違いして
 数冊の図鑑をいくら調べても載っていなかったという苦い思い出があります。。


 ミヤマアズマギク


 ワレモコウ


 標高2000mとは思えないアルペン的風景が広がるのが八方尾根の特徴


 ムシトリスミレ
 スミレの名前が付きますが全くの別種 タヌキモ科の食虫植物です!


 草地の中に矮化した アカミノイヌツゲ や コメツガ が見られます☆


 シラネニンジン と ユキワリソウ


 オオカラマツ と オヤマソバ


 ハクサンシャジン と ハクサンチドリ


 イワイチョウ と テガタチドリ


 窪地には雪田が残ります!


 ハイマツ と ホソバウスユキソウ


 ホソバツメクサ


 ミヤマイワニガナ と イブキジャコウソウ


 八方池 が見えてきました☆


 ミヤマムラサキ


 八方池


 残念ながら北アルプスの稜線は雲の中


 クモマミミナグサ

 八方尾根の八方池山荘から八方池までの間は地中深くでマントルが固まった
 蛇紋岩と呼ばれる「超塩基性」の岩石が露出しており
 この岩石の特性で樹林が育ちにくくなっています。
 よって標高2000m以下にも関わらず森林限界超の植物相が見られると共に
 八方尾根特有の植物も観察できるたいへん貴重な場所になっています☆







  


Posted by びいぐる at 20:57Comments(0)

2019年07月30日

八方尾根#3

 八方池山荘から八方山ケルンに至るもう一つのルートが
 尾根の南斜面に付けられた木道の巻き道
 雪田などが残るため草地の植物に加え湿生植物も観察できます☆




 シナノオトギリ と ハクサンチドリ


 ヤマトキソウ と ミヤマコゴメグサ


 グラートクワッドリフト終点と八方池山荘  そして 山麓のみそら野を見下ろす


 キバナノカワラマツバ と シモツケソウ


 ヨツバシオガマ


 ハッポウタカネセンブリ と タカネマツムシソウの蕾


 ミヤマアズマギク と チングルマの綿毛


 カライトソウ と タカネクロスゲ




 タテヤマウツボグサ


 ミヤマダイモンジソウ




 ハッポウタカネセンブリ うっかり見過ごしてしまいそうな小さな花です。。


 雪田脇に咲く サクラソウ科サクラソウ属の ユキワリソウ
 地方名でユキワリソウと呼ばれる花は多く少々紛らわしいのですが
 キンポウゲ科のミスミソウ・イチリンソウ・ニリンソウ・アズマイチゲなども雪割草と呼ばれます!


 
 日差しが無いうえ時折ガスが巻き花色が冴えませんでしたが
 目当ての八方尾根特有の植生を堪能できました☆






  


Posted by びいぐる at 19:19Comments(0)

2019年07月29日

八方尾根#2

 グラートクワッドリフトで一気に標高1830mの 八方池山荘 へ


 ここから八方山ケルンまでは尾根道と木道の巻き道が選べるので登りは尾根道を選択


 ヤナギラン と ニッコウキスゲ



 エゾシオガマ



 クルマユリ
 ユリの花弁が反り返るのは蜜を吸いに来たチョウに花粉を付けるため
 雄しべに留まらせたいがために花弁に留まりづらくする知恵なんだとか!


 ヤマブキショウマ


 シモツケソウ


 キンコウカ


 タカネナデシコ


 ミヤマトウキ と キバナノカワラマツバ


 ミヤマママコナ




 タテヤマウツボグサ


 シナノオトギリ と オオバギボウシ


 カライトソウ と オヤマソバ


 ヤマサギソウ


 オオカラマツ


 ハッポウウスユキソウ と イブキジャコウソウ


 オオコメツツジ と イワシモツケ


 タカネシュロソウ


                            タカネアオヤギソウ

 八方池山荘から八方山ケルン辺りがフラワーウォッチングには最適☆
 花々に目を奪われ足元が疎かになりがち躓き転倒に要注意です!
                                      つづく。。。



  


Posted by びいぐる at 19:30Comments(0)

2019年07月28日

八方尾根#1

 梅雨明けを待ちきれず夏の花々に会いに白馬村の 八方尾根 へ

 まずは黒菱林道の終点 黒菱第3リフト乗り場脇にある「くろびし散策路」を周遊





 見頃を迎えた クガイソウ


 オニアザミ と オオウバユリの蕾


 オニシモツケ

 黒菱第3リフトで標高1680mの黒菱平




 黒菱平にある 鎌池湿原


 ニッコウキスゲ と ハクサンタイゲキ


 シモツケソウ と ハナチダケサシ


 シロバナハナニガナ
 ニガナの舌状花が5~7枚なのに対しハナニガナの舌状花は8~11枚


 オオコメツツジ と エゾシオガマ


 キンコウカ と クルマユリ

 学術的には生き物の和名をカタカナ表記するのが慣例になっているため
 名前の由来が分かりにくくなりがち・・・
 (日本語で学術論文を書くと文章は漢字・平仮名表記になるため
 和名をカタカナにした方が視覚的に名前と識別しやすいのが理由のようです)

 キンコウカを漢字表記すると「金光花」:黄金色に輝く花という意味




 ニッコウキスゲ の花が咲き乱れる 鎌池湿原 は人気の撮影スポット☆

 天気が持ちそうもないので グラートクワッドリフト で標高1830mの 八方池山荘 へ
                                              つづく。。。  


Posted by びいぐる at 21:55Comments(0)

2019年07月27日

姫川源流自然探勝園

 白馬村佐野坂から荒神の森を越えると姫川源流に至ります!
 斜面から湧き出だした大量の湧水はすぐさま小川となり
 国道148号線と並行しながら北上し新潟県糸魚川市の河口から日本海に注ぎますっ


 名水百選「姫川源流湧水」の碑


 荒神社                     ヤブカンゾウ


 オオウバユリ


 結実した ナルコユリ と マムシグサの仲間


 マルバゴマキ と ハイイヌガヤ の実


 ナンテンハギ の花と実


 ケナシヤブデマリ 主に日本海側多雪地帯に分布します。。




 姫川源流


 コオニユリ


 安曇野に流れ出る姫川

 木立に囲まれた 姫川源流 は日中でも夕方のような薄暗さでした。。
 7月も残り僅かになりましたが未だ梅雨明けになりませんっ
 いつになったら夏空が広がるのでしょうか





  


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2019年07月26日

親海湿原

 長野県自然環境保全地域に指定されている 白馬村の 親海湿原 へ




 ノリウツギ


 開花も近い オオウバユリ


  イヌゴマ と クルマバナ




 ミドリヒョウモン と キリギリスの仲間 ヒメギス




 アカスジカメムシ


 コバギボウシ


 クサレダマ と ヨツバヒヨドリ






 シデシャジン


 コオニユリ と ホソバノヨツバムグラ


 コガネグモの仲間は かくれ帯 と呼ばれるジグザグ模様の白い帯を作ります!


 親海湿原の今の主役は ドクゼリ と クサレダマ です☆
  


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2019年07月25日

居谷里湿原

 大町市にある長野県天然記念物に指定されている 居谷里湿原 へ


 居谷里湿原は東西130m南北500mほどの湿原
 周囲には遊歩道が整備され一時間ほどで周遊できます!


 チダケサシ が出迎えてくれました☆


 チダケサシ と クサレダマ


 ノハナショウブ と コオニユリ


 ノリウツギ と ツリバナの若い実


 エゾアジサイ





 オオヨツスジハナカミキリ


 オカトラノオ


 周囲のヨシやカヤの丈が伸び目立たなくなったミズバショウ


 ダイコンソウ




 オオヤマサギソウ


 鮮やかに色付いた カラコギカエデの翼果

 周遊歩道は緑鬱蒼で薄暗いうえ高温多湿と吸血昆虫やクモの巣が纏わり付き
 快適な湿原ウォークとは言い難い条件でしたが夏の花々たちの美しさが勝りました☆
 


  
タグ :居谷里湿原


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2019年07月23日

戸隠森林植物園


 タマガワホトトギスの花で吸蜜するマルハナバチ
 マルハナバチはミツバチの仲間
 丸みのある体には長い体毛があり花粉を効率よく集められるようになっていますっ
 虫媒花にとって送粉者としてとても重要な存在なんです!
 そしてタマガワホトトギスの花のデザインやサイズは
 マルハナバチに合わせて作られたかのようですっ
 花の蜜を吸う時 雄しべの先に付く葯が毛むくじゃらの背中に丁度当たるんです!




コシジシモツケソウ の花で交尾する アオハムシダマシ


 エゾアジサイ


 ミズタビラコ と コナスビ




 トリアシショウマ


 ニッコウキスゲ


 ヤマホタルブクロ と オトギリソウ


 ヤマトユキザサ と ニワトコ


 マルバゴマキ と ケナシヤブデマリ


 ハクサンフウロ と ヤマオダマキ


 シキンカラマツ と キツリフネ


 ヨツバヒヨドリ アサギマダラが吸蜜で群れる花


 ミヤマタムラソウ(ケナツノタムラソウ) と トチバニンジン の若い実


 クガイソウ と ノハナショウブ


 カツラハアカケフシ フシダニの1種により形成された虫こぶ

 長梅雨で菌類は元気です!





 園内の木道は損傷が激しく至る所で通行止め
 管理スタッフに伺ったところ修繕はせずに現在の木道を撤去し新設する予定なんだとか
 工事は恐らく積雪期に行うと思われるので周遊できるのは再来年以降になりそうですicon11
  


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2019年07月21日

森のたいけん会

 「信州山の日」 関連イベント 戸隠 森のたいけん会 でネイチャーガイドをしてきました!






 このイベントは戸隠森林植物園・八十二森のまなびやの施設を活用した
 体験学習への参加を通して「山の日」の趣旨である「山」に親しむ機会を得て
 「山の恩恵に感謝する」とともに森林・自然と人との関わりについての
 普及・啓発を図るために長野県長野振興局が主催しました。


 「森のまなびや」で長野地域振興局林務課長の佐藤氏からの「森のおはなし」
 を受講した後 我々NPO法人戸隠森林植物園ボランティアの会会員が
 ガイドとなって戸隠森林植物園で自然観察会を行いました!


 みどりが池のカルガモ


 ヨツバヒヨドリにとまるアキアカネ と イブキジャコウソウで吸蜜するマルハナバチの仲間


 ミヤマカラスアゲハ の幼虫


 ツキノワグマが齧ったと思われる ミズバショウの実
 ゼリー状の果肉が好きらしい。。。


 アズマヒキガエル と ヒメウラナミジャノメ


 早くも色付いた ニワトコの実  と  受粉が済み反転したツルアジサイの装飾花

 僅か一時間ほどの自然観察会でしたがたくさんの森に棲む生き物たちに出会えました☆

 自然観察会の後は「森のまなびや」に戻り 信州フォレストワークによる木工体験






 木工体験をしたあとは中央広場に出て昼食
 長野市商工会戸隠支部のご協力で豚汁が振舞われました♪

 「信州山の日」 関連イベント 戸隠 森のたいけん会 は子供たちにとって
 森を楽しむ貴重な機会になったのでは また戸隠の森に遊びに来てください! 









  


Posted by びいぐる at 22:20Comments(0)

2019年07月20日

大谷地湿原

 梅雨の 飯綱高原 「大谷地湿原」 へ


 飯縄山の山頂付近は雲の中


 カラコギカエデ と カンボク の若い実


 キツネノボタン と ミツバツチグリ


 大谷地湿原は官・民・学3者協議の結果
 このまま自然遷移に任せ乾燥化させるのではなく
 流路の変更・葦の刈り払いなど人為的に管理し湿原を維持していく方向になったようです。。。


 ミゾホオズキ 亜高山帯に咲くオオバミゾホオズキに比べ小ぶりです!




 ミヤマタムラソウ(別名:ケナツノタムラソウ)
 ナツノタムラソウに比べ雄しべが花冠の先端から大きく飛び出します!
 そして別名の通り花冠に長い毛が生えていますっ


 湿原北側の周回歩道


 バイケイソウ と カラマツソウ


 クルマバツクバネソウ と ウツボグサ


 イヌトウバナ と キツネノボタン


 ニワトコ と ナニワズ


 タケニグサ と クモキリソウ


 ノリウツギ と ミツバウツギ


 カワラマツバ


 ヤブタビラコ と ホソバノキリンソウ

 湿原の周回歩道で立ち止まると蚊やブユが襲ってきます!
 特にブユは攻撃性は強く虫よけスプレーや携帯ファン付き殺虫剤は役に立ちませんicon11
 過去にはハッカ油なども試しましたが効果はいま一つ
 見た目や視界は悪いけれどブユやアブには防虫ネットが一番頼りになります!




  


Posted by びいぐる at 21:58Comments(0)

2019年07月18日

戸隠森林植物園

 7月21日に開催される 「信州 山の日」 イベント
 「戸隠 森のたいけん会 八十二森のまなびやへ行こう」 の中で
 行われる自然観察会のガイドを依頼されたので
 観察ポイント選定するため戸隠森林植物園へ下見に行ってきました!




 みどりが池 と 中央広場


 ウツボグサ


 トガクシショウマ と シロバナヘビイチゴ の実


 ミヤマヨメナ と 色づき始めたサンカヨウの実


 キツリフネ と メタカラコウ


 ヤマホタルブクロ と 青葉も美しいカツラ


 シモツケ と イブキジャコウソウ


 サンカヨウ


 ヤマブキショウマ


 コバノフユイチゴ と コナスビ


 オオバギボウシの蕾 と ヨツバヒヨドリ


 ノハナショウブ と ミズバショウの実
 ミズバショウの種の散布方法は水の流れに乗せて種子を運ばせる水散布




 ニッコウキスゲ


 ハクサンフウロ と ヤマホタルブクロ


 キバナノヤマオダマキ と カラマツソウ


 ミズタビラコ と シオデ


 ニワトコ と トチバニンジンの若い実


 コシジシモツケソウ

 今回は「森のたいけん会」 「名前を憶える会」 にしないために
 何を取り上げ どう展開するか 自然観察会のガイドは簡単ではありません!




 



  


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2019年07月16日

軍足池

 今にも雷雨が来そうな不安定な天気 遠出を避けて長野市芋井の 軍足池 へ


 軍足池


 池畔のヨシ原に咲く ドクゼリ と クサレダマ




 池の周囲の草地には ネジバナ がたくさん見られました☆




 ヒツジグサ


 強い金属光沢を持つ チョウトンボ


 ショウジョウトンボ


 イトトンボの仲間 と アメンボの幼虫


 ベニシジミ と マメコガネ


 タニシ


 ノハナショウブ


 ヤマボウシの実


 中山間地に佇む 軍足池 には豊かな自然が残っています☆




  


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2019年07月14日

沼の原湿原#2

 バリエーションコースの東湿原を後に 沼の原湿原周回コース へ向かいました!



 湿原はニッコウキスゲの花期も既に終わり青田状態でしたが
 所々に夏の花々を見ることができました☆

 オタカラコウ


                           ネジバナ


 トキソウ 既に色褪せ始めていましたが十数株確認できました!


 ミズチドリ は見頃を迎えていました☆
 白い千鳥形の花とスマートな花穂は清楚で爽やか


 クガイソウ


 オニシモツケ


 結実した ケナシヤブデマリ と カラコギカエデ




 赤化した ナナカマド と ツタウルシ の葉


 イワガラミ と ホオノキ


 ツルアリドオシ と ウツボグサ


 エゾアジサイ


 ヒョウモンチョウが群れるイボタノキ と ナツグミ


 関川の支流「土路川」の源流域に2万年以上もの歳月をかけて発達した
 約21haもの広さを誇る沼の原湿原を一日楽しみ帰路につきました。。。
















  
タグ :沼の原湿原


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2019年07月13日

沼の原湿原#1

 斑尾高原にある 沼の原湿原 へ


 沼の原湿原は斑尾山北側標高870mにある約21haの中間湿原です!


 沼の原湿原の散策コースはふたつに分けられます!
 ■メインコースの全長2.8km 沼の原湿原周回コース
 ■バリエーションの全長1.3km 東湿原コース

 まずはバリエーションコースの東湿原へ向かいましたっっ


 シロバナヤマホタルブクロ と エゾアジサイ


 オカトラノオ と ノアザミ


 ノハナショウブ


 クロヅル と ノリウツギ


 アブラチャン と スモモ


 オニシモツケ


 ケナシヤブデマリ と ミズキ の若い実


 ヤマボウシ


 ゾンビバッタの死骸
 昆虫病原性糸状菌(カビの仲間)に犯されたバッタは高い所に登り息絶えますっ
 糸状菌は胞子を拡散させ易くするため取付いたバッタを操るんだとか・・・

 東湿原コースの周遊を終え メインコースの 沼の原湿原周回コース へ向かいますっ 続く。。



  


Posted by びいぐる at 22:50Comments(0)

2019年07月11日

田ノ原湿原

 長野県天然記念物に指定されている志賀高原 「田ノ原湿原」 へ




 カエデの仲間 オガラバナ と ナナカマド


 レンゲツツジ


 コケモモ


 ハクサンシャクナゲ と イワナシ


 マタタビの雄花
 マタタビは雄花のみを付ける雄株と雌花のみを付ける雌株
 そして両性花を付ける両性株があります! ちなみに雌花には花弁がありません!


 マタタビの花は葉陰に隠れるように咲くので花期になると
 葉が白化して送粉昆虫を誘引すると考えられているのですが
 何故最初から目立つ位置に花を付けないのでしょうか。。
 写真左の葉がピンク色に着色するものは ミヤママタタビ という近縁種






 田ノ原湿原 と 笠岳
 田ノ原湿原の名は江戸時代 須坂の中嶋喜兵衛が
 この付近で温泉熱を利用した高冷地稲作を研究したことに由来するのでは?




 ワタスゲ


 花期を終え結実し始めた ヒメシャクナゲ






 ミズゴケの絨毯の上に咲く ツルコケモモ


 食虫植物 モウセンゴケ


 アキアカネを捕えた モウセンゴケ
 粘毛をもつ葉2枚で捕らえるとトンボでも逃げられないようですっ 粘着力はハエ取り紙級です!
 この後どうなっていくのか気になりましたが何日も滞在できないので諦めましたicon11









  


Posted by びいぐる at 19:42Comments(0)

2019年07月10日

三角池

 三角池は国道292号志賀草津高原ルートの直ぐ脇にありながら
 車道から見えないため志賀山の溶岩台地を覆う原生林の奥に
 足を踏み入れたような気分を味わえますっ








 ゴゼンタチバナ と ヤマトユキザサ(オオバユキザサ)の雌花


 ツマトリソウ と マイヅルソウ


 ギンリョウソウ


 イワナシの若い実  と  ツルツゲ


 ミツバオウレンの花 と セリバオウレンの若い実


 ミツバオウレンの花

 【日影湿原

 レンゲツツジ と ハクサンチドリ


 ワタスゲ


 ハクサンチドリ

 曇天で夕方のような薄暗さ
 それでも亜高山の針葉樹林下に咲く花々は輝いて見えました☆

  


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2019年07月09日

志賀自然教育園

 信州大学志賀自然教育園 は上信越高原国立公園の特別保護地区にある
 信州大学教育学部附属の自然教育研究施設です。。


 研究施設の他 溶岩台地に生じた亜高山帯の針葉樹林の中に散策路や
 高山植物園が整備されています!


 オククルマムグラ と オオバノヨツバムグラ


 ウマノアシガタ と ダイコンソウ


 ミヤマガマズミ と 結実した オオカメノキ


 ハナニガナ と ベニバナイチヤクソウ


 キバナノヤマオダマキ と ヤマオダマキ


 ヤマオダマキ 下から覗くと随分雰囲気が変わります☆


 ツマトリソウ と モミジカラマツ


 シダの仲間「シシガシラ」の芽立ちは姿形がムカデに似ているムカデグサの別名もあります!


 ゴゼンタチバナ


 ツクバネソウ と 結実した エンレイソウ


 オオヤマフスマ と スズラン


 ミズキ と 結実した ウリハダカエデ


 ハクサンシャクナゲ
 北方系のシャクナゲで葉の細胞内部を脱水することで-70℃まで耐えられますっ
 また乾燥すると葉を棒状に丸めて水分の蒸発を抑える適応能力を備えています!


 ウラジロヨウラク


 ノギラン と 綿毛を飛ばす ミヤマヤナギ


 ツガザクラ と アカモノ 共にツツジ科の常緑小低木


 コケモモ と ミヤマクワガタ


 グンナイフウロ と ハクサンフウロ


 タカネバラ と ハクサンチドリ

 園内の散策路を歩くだけでも山地から亜高帯の植物をたくさん観察できます♪



















  


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2019年07月08日

蓮池

 奥志賀・秋山豪方面と熊の湯・草津方面の分岐に位置する志賀高原「蓮池




 クロヅル と ウツボグサ


 ヤマツツジ と ヨツバヒヨドリ


 アキアカネを銜えた ハクセキレイ
 フライングキャッチが得意で空中の昆虫を捕食しますっ




 ヒツジグサ
 未の刻(午後2時前後)に開花するのが名の由来ですが実際は午前中でも咲いています!


 コウホネ(河骨) 名の由来は水辺に生え根茎が白骨のようだから


 ヒオウギアヤメ と ミツガシワ



 以前はレンゲツツジの花が散る頃になると外来種のキショウブ
 池畔を賑やかしていましたが駆除活動の成果なのか株数が随分少なくなっていました。。




  


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2019年07月07日

一沼~丸池

 梅雨空の下 志賀高原の四季を映す一沼から丸池へと歩きましたっ




 ノアザミ


 氷河期の残存植物 ミツガシワ
 寒冷地の湿地や浅い水中に生える一属一種の多年草


 ヤグルマソウ


 結実した ウリハダカエデ


 ヒオウギアヤメ


 イタドリの葉を穴だらけにする イタドリハムシ




 シロバナニガナ と ハナニガナ




 丸池


 コミネカエデ と マタタビ


 クロヅル と アヤメ


 エゾハルゼミ


 オニアザミ と モウセンゴケ




 ニッコウキスゲ
 初夏の高原を飾る代表格 朝咲いて夕方には萎む一日花です!
 実はニッコウキスゲは地方名で正式和名はゼンテイカ(禅庭花)

 気温は17度前後 時折り霧が巻く生憎の天気でしたが
 高原に咲く花々に夏の到来を感じました☆





  


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2019年07月06日

琵琶池

 志賀高原の玄関口 琵琶池 の湖畔遊歩道を歩きましたっ




 琵琶池の名の由来は形が楽器の琵琶に似ていることから
 周囲2.3kmと志賀高原では大沼池に次ぐ大きさ
 横湯川と角間川から取水し発電用貯水池として利用されています。。


 ハナニガナ




 アキアカネ 夏の間は標高の高い所で過ごします!


 オニアザミ


 ヤグルマソウ


 アヤメ 草地に生育し3枚の内花被片が大きく立ち上がる




 ヒオウギアヤメ
 亜高山~高山帯の湿地に生育し内花被片は痕跡程度で殆ど見えない


 志賀高原特産種 シガアヤメ
 亜高山の草地・湿地に生育しアヤメとヒオウギアヤメの自然交雑種と考えられている
 内花被片はアヤメより小さいのが特徴


 ヤマウルシ


 赤化したナナカマドの葉 と 結実したハウチワカエデ


 カラコギカエデ 湿った所に生育するカエデの仲間


 落花し雌しべだけが残った レンゲツツジ

 池畔の草地はレンゲツツジやウツボグサの花期が終わり
 ハナニガナの黄色い花で埋め尽くされ
 その群生の中に咲く青いアヤメ類の花がとても鮮やかでした☆

  


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2019年07月04日

地附山#2




 シロニガナ と ニガナ


 総状花序を伸ばし始めた オカトラノオ と ウツボグサ


 マルバノイチヤクソウ


 ヤマツツジ と ノギラン


 ナツハゼ




 カキラン
 和名は花の色が柿の実の色に似ていることに由来します。。


 ソヨゴ 信州の里山に生育する常緑広葉樹の代表格






 食虫植物として知名度が高い モウセンゴケ
 葉に粘液滴を持つ腺毛がありハエなどの小型の昆虫を捕らえ
 窒素やリン酸などを得ることで栄養に乏しい土壌でも生育できるんだとか
 花をつけるのはコケではない証拠!


 ツルアリドオシ アカネ科の常緑多年草
 茎先に2個並んで花をつけます。。


 ヤマトキソウ
 トキソウと違い花は上向きにつき余り開かないのが特徴

 地附山山頂付近は何故か湿原性の植物が多く見られます☆





  


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2019年07月03日

地附山#1

 ウメガサソウ に会いに善光寺の裏山 「地附山」 へ


 昭和60年(1985)7月26日に発生した地附山南東斜面の大規模地滑り
 その後地滑り対策工が施工され地滑り跡地には長野市の公園として整備され
 平成16年「防災メモリアル地附山公園」が開園しました。。


 外来生物法で要注意外来生物に指定されているヨーロッパ原産の
 ブタナ(タンポポモドキ)が公園の草地を覆っています!


 クマノミズキ と リョウブ
 クマノミズキはミズキに似ていますが花期は1ヶ月ほど遅く
 葉の付き方もミズキが互生なのに対しクマノミズキは対生します。。


 シャクジョウソウ (左の写真が花・右の写真は実) シャクジョウソウ属の多年草
 葉緑素を欠き菌根を形成して生活に必要な有機物を菌類から得る腐生植物
 花は下向きにつきますが結実すると上を向きます!


 地滑り面に付けられた九十九折の遊歩道を辿り山頂を目指しますっ




 ウメガサソウ
 名前にソウ(草)が付きますがツツジ科ウメガサソウ属の常緑小低木です!


 ヒロオビトンボエダシャク シャクガ科の仲間


 ヤマトシリアゲ と セセリチョウの仲間
 ヤマトシリアゲは腹端がサソリみたいに巻き上げるのが特徴
 他の昆虫を捕え体液を吸ったり小動物の死体を食べるのだとか




 ヤマハギ が咲き始めていました☆  花期は長く7月~9月


 シロバナシナガワハギ と ネジバナ
 シロバナシナガワハギは中央アジア原産のマメ科の帰化植物
 日本にはスイートクローバの名で牧草として導入されました。。 別名、コゴメハギ


 ミヤマウグイスカグラ と モミジイチゴ いずれも春を飾った花々たちです!




 泡の中にいるのは アワフキムシ の幼虫
 自らの排泄物を泡立て巣にしています!


 アカシデ と クリ


 ここまで来れば山頂はもうすぐ。。。  つづく











   


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2019年07月01日

軽井沢町植物園#2


 軽井沢町植物園に併設する展示館


 夏空に似合う ニッコウキスゲ ですが生憎の梅雨空です。。。


 サラサウツギ ウツギの八重品種 花弁の外側がピンク色を帯びます!


 ホザキシモツケ と イブキトラノオ
 ホザキシモツケは釧路湿原・奥日光・霧ヶ峰などに分布する落葉低木


 スイレン と クリンソウ




 セリバヒエンソウ
 明治時代に中国から渡来したキンポウゲ科ヒエンソウ属 の1年草


 サンカヨウ と シラネアオイ の実


 ナツロウバイ
 中国浙江省に分布するロウバイ科ナツロウバイ属の一属一種の落葉性低木
 中国の自生地では激減しており絶滅危惧種に指定されています!


 クガイソウ


 まだまだ元気な ヤマツツジ


 シロバナハマナス と オオバオオヤマレンゲ


 ヤワタソウ
 中部地方以北の山地谷沿いの陰湿地に生えるユキノシタ科の多年草


 キリガミネヒオウギアヤメ と ナルコユリ
 キリガミネヒオウギアヤメは霧ヶ峰高原にある鎌ヶ池に自生するヒオウギアヤメの変種
 ヒオウギアヤメより大きく内花被片の先の凹みに細長い突起があります



 ヤマタバコ
 花はオタカラコウやメタカラコウに良く似ていますが葉の形が明らかに異なりますっ
 環境省のレッドデータカテゴリーでは絶滅危惧ⅠA類(CR)
 ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種に分類されています!

 地元や他地域に自生する貴重な植物の花々を
 季節を変えて楽しむことができる軽井沢町植物園
 維持管理される方々は維持管理にご苦労が多いとは思いますが
 我々にとってはたいへんありがたい施設です。。。


  


Posted by びいぐる at 16:48Comments(0)