2024年07月31日

一の鳥居苑地

 ユウスゲの開花時間に合わせて飯綱高原「一の鳥居苑地」へ




 ユウスゲの花は夕方に咲き翌朝に萎む一日花です!
 到着時は花が開き始めたばかりだったので時間つぶしに苑内を周遊っ


 アブラゼミの抜け殻 と ユウスゲの蕾に留まる


 マルバダケブキ


 キキョウ・オミナエシ と コオニユリ


 ヨツバヒヨドリ


 ノアザミ と キキョウ


 オカトラノオ と リョウブ




 コバギボウシ と オオバギボウシ


 コバノフユイチゴ と ヒョウタンボク


 オトコエシ と オミナエシ




 マツムシソウ


 カワラナデシコ と クルマバナ


 ドクベニタケ と ミスジチョウ

 午後4時を回ると

 ユウスゲが咲き始めていました☆


 爽やかなレモンイエローの花を咲かせます☆
 旧分類ではユリ科でしたが最新のゲノム分類体系(APG体系)ではワスレグサ科
 夕暮れを待って開花するのは送粉昆虫が夜行性のスズメガの仲間だから

 ユウスゲは絶滅危惧種のフサヒゲルリカミキリの食草でもあり
 嘗ての採草地やスキー場が森林化する中 草地を維持し草原性の動植物を守る
 活動がここ飯綱高原でも始まっていますっっ
  


Posted by びいぐる at 21:39Comments(0)

2024年07月28日

アルプス公園

 「自然観察ながの」のミーティングで松本市のアルプス公園



 早めに到着したので公園内を散策っっ


 コオニユリ


                  夜に葉が閉じ就眠状態になるネムノキ




 ヤマユリが見頃☆ 野生種とは思えない存在感です!


 オミナエシ と シモツケ


 オツネントンボ


 キキョウ


 シジュウカラ と ヤマハギ


 キノコは形や色が美しく好きなんですが・・・同定するほどの知識は無し


 山の神




 キノコは秋のイメージですが園内の林床では色々見られました♪♪
 

  


Posted by びいぐる at 20:05Comments(0)

2024年07月27日

飯綱高原

 酷暑に耐えきれず所用の帰り遠回りして飯綱高原方面へ


 県道戸隠線路傍に咲くヤブカンゾウ 夏空が似合います☆


 ヤブジラミ
名の由来は藪に生え鉤状の刺毛が密につく実がシラミのように衣服に付くから


 タケニグサ と ダイコンソウ


 戸隠展望苑
 ソバの花は見頃を迎えていましたが戸隠連峰や北アルプスは雲の中


 観光客が入れ替わり訪れていました☆

 混み合っているだろう戸隠神社方面には向かわず飯綱高原へ

 飯綱高原大谷地湿原        チダケサシ


 天気が良ければこんな感じ・・・


 今日は標高1800m付近から上は常に雲がかかっていました。。


 イヌトウバナ と ミゾホオズキ




 オオウバユリの花が見頃☆




 トモエソウ
 花の直径が5cmもあるオトギリソウの仲間 5枚の花弁が巴形につく


 ヌスビトハギ と キツリフネ


 バイケイソウ


 ケナツノタムラソウの咲き残り


 メタカラコウ と ケナシヤブデマリの実


 ダイコンソウ と コバノフユイチゴ


 標高1000mの高原は下界の酷暑を忘れさせてくれる涼やかさでした!  


Posted by びいぐる at 21:52Comments(0)

2024年07月22日

戸隠森林植物園#2




 アカハラ


 メタカラコウ と ケナシヤブデマリの実




 カライトソウ と オトギリソウ


 オオウバユリ


 トチバニンジン と クリンソウ の若い実


 早くもツリフネソウが咲き始めました☆


 チダケサシ 淡いビンクの小さな花が集まっています! 


 トリアシショウマ




 涼しげなエゾアジサイの花


 シキンカラマツ
 花弁は無く紫色の萼片と黄色い雄しべが高貴な雰囲気を漂わせます!


 オカトラノオ と ハクサンフウロ


 シモツケソウ と ノリウツギ


 ビオトープにクロサンショウウオの幼生を発見!
 手足は生え揃っていましたがエラが残りウーパールーパーそっくり☆






 タマガワホトトギス

 戸隠森林植物園では10月まで毎週日曜日に定例自然観察会を行っています!
 午前10時 戸隠森林植物園八十二森のまなびや前に集合
 予約不要 高校生以上500円 小中学生300円 雨天中止
 猛暑を逃れて爽やかな戸隠高原にお出掛けくださいっっ

  


Posted by びいぐる at 18:18Comments(0)

2024年07月21日

戸隠森林植物園#1

 戸隠森林植物園では開園期間中の日曜日に自然観察会を行っています!
 好天に恵まれた今日も午前10時から定例自然観察会が行われましたっ 

 中央広場から見た戸隠山




 カルガモ と カイツブリ


 ヒョウモンチョウの仲間 と アキアカネ


 マルハナバチの仲間 と ヒョウモンチョウの仲間


 ヤマナメクジの交尾
 10cm以上にもなる大きなナメクジで雌雄同体のため
 2匹が巴状に接し白い生殖器を出してお互い精子を交換します!


 ヨツバヒヨドリ
 まもなくアサギマダラが吸蜜する様子が見られるように♪


 クガイソウ


 シラタマノキ と シラネアオイ


 サンカヨウ と ユキザサ


 タマガワホトトギス


 タチアザミ と ホソバガンクビソウ


 ホソバノキリンソウ と エゾアジサイ


 キバナノヤマオダマキ と ハクサンフウロ


 トリアシショウマ と シモツケソウ


 ハナビラタケ

 盛夏の園内は見どころ満載 半日の観察会では見切れませんっっ
                            つづく。。。  


Posted by びいぐる at 22:21Comments(0)

2024年07月17日

白馬八方尾根#2

 一時でも天気が回復しくれることを願い
 日帰りで北アルプス唐松岳に向かいましたが
 霧深くなるばかり山頂は諦めて2060mの八方池まで行くことに





 長雨と霧で花はびしょ濡れ 濡れ鼠状態






 ムシトリスミレは名の通り食虫植物ですがスミレの仲間ではありません!
 葉の表面は粘液を付けた細かい毛に覆われ虫を捕えて消化しますっ


 雌しべが象の鼻のように曲がるのがミヤマホツツジ


 





 晴れていれば気持ちの良い尾根歩きなんですが・・・






























 八方池到着っっ 背後に見えるはずの白馬三山は霧の中




 草地から突然ダケカンバの林に変わる森林限界逆転現象が見られる
 下の樺で雨が降り始め撤退を決断! 往路を引き返しましたっ
                             終わり。。。









  


Posted by びいぐる at 19:08Comments(4)

2024年07月17日

白馬八方尾根#1

 一時でも天気が回復しくれることを願い日帰りで北アルプス唐松岳

 リフト代節約のため黒菱リフトで入山予定でしたが黒菱林道が通行止
 仕方なく八方まで戻りゴンドラリフトを使うことに





 鎌池湿原周辺はゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が見頃




 リフト終点八方池山荘から先ずは観光エリアの八方池を目指しますっ



 ミヤマクワガタ












 雨に打たれ半透明になったオトギリソウ
 半透明になるのはサンカヨウだけではないようです!








 ハクサンチドリ




 ハッポウの名を冠したセンブリ

 標高が上がるにつれ空は暗く辺りは霧深くなってきました。。。
 幸いほゞ無風で雨が当たってこないので八方池までは行けそうですっ
                             つづく。。。  


Posted by びいぐる at 17:22Comments(0)

2024年07月15日

トンボの楽園

 伊那市新山にある「トンボの楽園」に行ってきました☆








 トンボの楽園は嘗て建設業者が山砂の採取していた場所で
 山側からの湧き水により10アールほどの低湿地帯になっています!
 戦後の高度成長期の開発や湿地の乾燥化などでトンボにとっての
 良好な環境が失われていく中 皮肉にも山裾を崩した山砂採取跡地が
 トンボたちの楽園になり地元の人たちによる保護育成活動が続けられています。。


 ホソミオツネントンボ


 ショウジョウトンボ


                  コフキトンボ


 キイトトンボ






 オオイトトンボ


 ネジバナの紅白


 ハラビロトンボ

 「トンボの楽園」は日本有数のハッチョウトンボの生息地
 ハッチョウトンボは世界一小さいトンボ
 体長は2cmほどで赤い妖精とも呼ばれています☆

 ハッチョウトンボのオス


 ハッチョウトンボのメス


 雨が降ったり止んだりと生憎の天気でしたが
 全県から集まった「自然観察ながの」の会員たちと充実した時間を過ごせました☆
  


Posted by びいぐる at 16:50Comments(0)

2024年07月09日

信大志賀自然教育園

 先週訪れた時は未だ地上に姿を見せていなかった
 葉緑素を持たないラン科の腐生植物「オニノヤガラ」が
 そろそろ現れたのではと再び信州大学教育学部附属志賀自然教育園




 園内に入ると先ず花期が長い ハナニガナ が迎えてくれます☆


 ヤマオダマキは既に咲き終わり残っていたのはキバナノヤマオダマキのみ
 オオカメノキは若い実をつけていました。。。


 オニノヤガラに会えました☆
 1週間前は地上に姿が無かったので成長の速さにビックリ!!
 これで今回の来園目的はクリア 折角なのでロックガーデンで植物観察
















 アカモノの花は下向きですが実は上向きです☆





 亜高山帯の花々を楽しむなら梅雨明け前がお勧めです!






  


Posted by びいぐる at 23:01Comments(0)

2024年07月08日

戸隠森林植物園

 7月に入り 戸隠森林植物園内はエゾハルゼミやモリアオガエルの
 大合唱も収まり野鳥の声が良く聞こえるようになりました☆
 それと共に盛夏の花々が続々登場してきて風景も変わり始めています。。







 花茎の先につく花はたくさんの筒状花の集まりで基部にある苞は粘ります!






ミヤマタムラソウとも呼ばれ萼などに白軟毛が密生するため名前の頭にケがつきます!






 蕾を膨らませてきた シキンカラマツ






 北アルプスなどの登山口周辺にも群生し夏山登山の始まりを告げる花






 雨量が増えて泥が流され沢底がようやく綺麗になりました☆

 緑豊かな園内を渡る風は下界の暑さを忘れさせてくれました☆









  


Posted by びいぐる at 15:26Comments(0)

2024年07月07日

戸隠鏡池

 昨日とは打って変わり今日は夏空が広がりましたicon01
 所用で戸隠高原に行ったので久しぶりに 戸隠鏡池 に立ち寄ることに


 鏡池と戸隠西岳連峰


 池畔の草地に咲く ウツボグサ と コウゾリナ


 戸隠連峰




 誰が放流したのかブラックバスの姿が・・・


 一瞬風が止み水面のさざ波が消えたものの完全な鏡にはならず

 観光客で賑やかになってきたので少し離れた夏ソバ畑に移動っっ

 戸隠連峰にはソバ畑が似合います☆ 






 戸隠展望苑の畑は秋ソバだろうか 未だ草原状態でした。。。

 短時間でしたが梅雨の晴れ間の戸隠高原を楽しむことができました♪♪  


Posted by びいぐる at 20:42Comments(2)

2024年07月06日

志賀高原

 一週間ぶりの志賀高原 今回も曇天で景色もどんより


 晴れていれば夏の高原って感じなんですが・・・




 丸池スキー場のゲレンデに咲く ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)


 クモキリソウ


                   ハクサンシャクナゲ


 ゴゼンタチバナ


 ハクサンチドリ


 ギンリョウソウ


 オトギリソウ と シガアヤメ(アヤメとヒオウギアヤメの雑種)




 先週は未だ蕾だった オオヤマレンゲ の花が咲いていました☆
 名の由来は奈良県の大山に咲く蓮華(ハス)に似た花という意味
 モクレン科の落葉低木で5cm~8cmの花を下向きに付けます!


 根上がり 生えていた倒木や切り株が朽ちたり土壌が流れて根が露出した
 
 曇天でクロベ(ネズコ)やコメツガの森は夕方のような暗さでした。。。
 



  


Posted by びいぐる at 19:43Comments(2)

2024年07月04日

スキルアップ研修会

 NPO法人戸隠森林植物園ボランティアの会の研修会に参加


 今回の研修テーマは「戸隠森林植物園の昆虫」
 定例自然観察会での観察対象を植物・野鳥に止まらず昆虫まで
 幅広く対応できるよう外部講師を招いて同定ポイント等を学びました☆
 

 クリンソウ と ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)


 色付いたサンカヨウの実


 ヤマタツナミソウ(シロバナ)


                   クワゴマダラヒトリの幼虫


 オオヘリカメムシ


 ニホンカワトンボ


                  エゾイトトンボ


 オオマルクビヒラタカミキリ


 アサヒナカワトンボ


 ナツアカネ


                  カラカネトンボ

 昆虫は日本で最も種類の多い動物
 戸隠高原ではチョウだけでも120種程生息するといわれていますが
 園内でよく見られる昆虫だけでも同定ポイントと名前を覚えたいと思いました。。

 ※今回の研修会は戸隠森林植物園で捕虫網を使用するため
 環境省戸隠保護官事務所と戸隠森林植物園の承諾を得たうえで実施
 捕獲したトンボやチョウは写真用のクリアポケットに入れ
 観察同定後はリリースしました。。  


Posted by びいぐる at 17:54Comments(0)

2024年07月03日

戸隠ふれあいの森

 自分が所属する団体が植樹活動をしている戸隠ふれあいの森で下刈り作業




 植林地入口付近の林道脇に咲く ウツボグサ と ノアザミ


 ふれあいの森に到着っっ 
 植樹した稚樹たちが見えないほど草丈が伸びていました!

 ミズナラの稚樹

 早速 下刈り作業を開始っ





 植えた苗木を傷めないよう慎重に作業を進めます!




 アサギマダラが吸蜜にやってくるヨツバヒヨドリは刈らずに残しました!


 来年の植林場所を確保するため周囲の笹狩り作業も


 植林地では実生のナツグミミヤマイボタも生育していました☆

 今日の戸隠高原は蒸し暑く下刈り作業には不適な条件でしたが
 無事作業を終えることができました!
 次の下刈りは残暑が予想される9月ですっっ  


Posted by びいぐる at 21:50Comments(0)

2024年07月01日

田ノ原湿原

 どんよりとした梅雨空の下 志賀高原「田ノ原湿原」をお散歩っっ
 この湿原は志賀山火山の溶岩が角間川を堰き止めて出来た湖の跡
 嘗ての湖底にミズゴケが厚く堆積し約8haの高層湿原ができました!

 田ノ原湿原の名の由来は松代藩士の佐久間象山が寒冷積雪地での
 稲作を研究するため田植えを試みたことからと言われています。。


 ハクサンシャクナゲ


 オニアザミ と レンゲツツジ




 梅雨空でもレンゲツツジのオレンジ色の花は目立ちます!




 モウセンゴケ 名前にコケとつきますが多年生の種子植物
 葉の粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する食虫植物でもあります!


 ワタスゲ
 既に花期を終え名前の由来となった白い綿毛をつけ始めていました☆


 ミタケスゲ            湿原の乾燥化が進んでいます。。。


 ツルコケモモ
 ミズゴケの絨毯の上でピンクの可愛らしい花を咲かせていました☆


 ツマトリソウ と オトギリソウ


 僅かに咲き残った ヒメシャクナゲ ツツジ科シャクナゲ属の常緑小低木





 昔は縁が盛り上がった池塘も見られたそうですが
 現在乾燥による草地化が進んでおり周囲からササが侵入も見られます。。
 湿原の周囲では盛夏の高原を飾る植物たちが背丈を伸ばしていました
 梅雨明けと共に夏の志賀高原らしい風景が見られることでしょう♪♪

 
  


Posted by びいぐる at 16:03Comments(2)