2020年04月30日

謙信物見の岩

 歌ヶ丘から 謙信物見の岩 へ



 早くも咲き始めた ヤマツツジ



 ウリカエデ




 シュンラン


 ミヤマウグイスカグラ


 ヤマブキ と 花穂を伸ばし始めたコナラの雄花


 モミジイチゴ


 紫のグラデーションが美しい ムラサキケマン


 ダンコウバイ は花期を終え芽吹きに移行していました!


 紅葉シーズンを思わせる ナツハゼの若葉




 歌ヶ丘から大峰歩道を左に分け暫く進むと 謙信物見の岩 に到着っ

 基部の岩穴には岩井堂観世音があります。。
 下からでは 謙信物見の岩 の全容を確認できません。。

 往生地付近から見た 謙信物見の岩
 長野市中心地から近く
 地元山岳会や県警山岳救助隊・遭対協などが岩登りの訓練場として
 利用する貴重な岩場です!
 自分も山登りを始めた頃 ここでクライミングの基礎を習いました。。


 上部の岩場 


 物見の岩最上部からは長野市街地が一望できます☆
 

  


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2020年04月29日

飯縄山登山道閉鎖

 新型コロナウイルスの感染拡大により 飯縄山登山道 及び
 一の鳥居苑地の駐車場4月28日から5月6日(予定)の間 閉鎖 になりました!


 5月5日と5月9日に予定していた飯綱高原観光協会主催の自然観察会も中止


 ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ) の雄花と雌花




 大谷地湿原 と 飯縄山


 雲で日差しが遮られているので アズマイチゲ の花弁状の萼片は閉じたまま


 冬鳥のツグミはそろそろ繁殖のためシベリアへと渡り始めます!

 大谷地湿原内の木道及び周回コースは昨年秋の台風19号による倒木で未だ侵入禁止
 しかしバードラインを挟んで南側の湿原は歩道も無く規制の対象外なので
 藪を掻き分け湿原の縁まで行ってみました!


 こちらも台風の影響でしょうか湿原内に倒木が見られました!


 リュウキンカ






 白い苞は春の高原に良く似合います☆


 オオウバユリ の芽生え

 いよいよ1000mの飯綱高原に遅い春がやってきました☆
 GWは春の妖精スプリングエフェメラルたちが続々登場してきて
 例年ならば登山者・ハイカー・観光客で大賑わいする時期ですが
 今年は静かなシーズンになりそうです。。。
 




  


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2020年04月28日

頼朝山

 スプリングエフェメラルの仲間 イチリンソウ に会いに 頼朝山 へ



 頼朝山新諏訪登山口の境沢付近は春の花々で賑やか

 ヤマブキ


 オドリコソウ と ムラサキケマン


 イカリソウ


 モミジイチゴ と カキドオシ


 ホタルカズラ と センボンヤリ(春型)
 センボンヤリは春型と秋型の形の異なる2種類の花があります☆


 ウリカエデ


 昨年のオヤマボクチ と 早くも結実したフキ


 コナラ と ハリギリ の芽吹き


 芽吹いたばかりのダンコウバイは産毛のような細毛を纏っています。。


 頼朝山山頂
 頼朝山は源頼朝が中腹の静松寺に寄進した山
 山頂には第八代松代藩主「真田幸貫」が鬼門除けの守護社として祭祀した
 八幡宮がありましたが昭和13年に焼失してしまいました。。

 イチリンソウ を見るため中腹の沢筋へ向かいましたっ


 ワサビの花が咲いていました☆


 開花予想的中! 今日のお目当て イチリンソウ


 イチリンソウはキンポウゲ科の多年草
 同属のニリンソウと同じく葉や茎は早春に地上部に出現し
 初夏には枯れて根だけ残して休眠するスプリング・エフェメラルの一種


 花は大きく4cmほどで花弁状の萼片が5~6枚

 和名のイチリンソウ(一輪草)は茎の上に1個の花がつくからですが
 十分に生育した株は2個の花をつけることもありますっ

 ニリンソウに比べ花が大きく目立つので盗掘され絶えているのではと
 心配しながら毎年見に来ていますが今年も見事に咲いていてくれました♫  


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2020年04月28日

陣場平山

 長野市トレッキングコースの一つ 七二会にある 「陣場平山」 へ


 篠ノ井山布施から


 麓の集落付近に咲く コブシ

 県道86号線で陣場平山の西側鞍部にある標高1100mの地蔵峠へ

 
                            地蔵峠から見る 高妻山


 ダンコウバイ と キブシ


 ニワトコの蕾


 日当たりの良い場所では アブラチャン の花が見頃☆


 フキノトウ と ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)


 先ずは陣場平山山頂には向かわず 萩野城跡 がある1176mピークへ


 芽吹き前の冬枯れの尾根道を辿りますっっ


 カタクリ や アズマイチゲ の花期はこれからが本番


 標高1176mの萩野城跡 に到着!
 虫倉山の向こうに残雪を纏った北アルプスの峰々が連なります☆


 展望を堪能したら往路を戻りますっ



 再び地蔵峠に戻り林道陣場平線経由で陣場平歩道に入り陣場平山三角点へ


 道の ど真ん中に イノシシのヌタ場(泥浴び場) が


 一等三角点がある 陣場平山山頂 に到着っ
 三角点標石に上部には珍しい矢羽根の付いた+印が刻まれています☆


 稜線北側の展望


 善光寺平南部の展望 と 麓の集落


 春爛漫の麓から見る 萩野城跡があるピーク

 早春の陣場平山は日陰に残雪も見られ風も未だ冷たく感じました。。















  


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2020年04月27日

山千寺のシダレザクラ

 長野市若槻吉にある 山千寺のシダレザクラ を観に行きましたっっ


 (旧)山千寺観音堂と境内は長野市指定文化財 案内板によると
 天分12(1543)年戸隠奥院 円明坊融(佑)弘 が嘗ての繁栄を再現しようと
 天台末派になるのを条件に戸隠一山の力を借り十二坊を構えて開祖
 武田信玄の援助を受けた。
 その後焼失し衰亡 1700年台に中興
 今の観音堂は文政4(1821)年武田信玄家臣を祖とする
 丸山弥右衛門直頼によって建て直されたものなんだとか。。。








 寺は僧侶とたった丸山家により守られてきましたが
 明治の神仏分離令で善光寺大勧進末寺となった後明治6年廃寺になりました。。。
 県下最古の観音仏と観音堂・中興僧侶の墓所などは
 子孫の丸山・八田の5軒が今に伝えています。。



                           タチツボスミレ
 

 キジムシロ




 観音堂の境内には カタクリの花 が残っていました☆




  
タグ :山千寺


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2020年04月26日

髻山

 カタクリの山 髻山(もとどりやま) へ


 髻山は約20万年前に活動していた単成火山


 コブシの花


 麓ではサクラが満開☆


 ムラサキシキブ と コナラ の芽吹き


 カキドオシ

 カタクリの花を見るため北側からのルートを選択


 アズマイチゲ


 登山口からカタクリの花が咲き出します!


 ニリンソウ
 一つの茎に二輪の花をつけることが名の由来ですが一輪の場合もあります!


 至る所で倒木が登山道を塞ぎます!   登山道脇ではキブシの花が見頃☆


 スギ林を抜けると登山道脇が紫色に










 髻山山頂 
 山城跡の平坦な山頂には一等三角点と天測点があります!




 山頂の東側は開け展望抜群☆
 野沢温泉村の毛無山から四阿山まで上信国境の山々が一望できます!


 










  


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2020年04月25日

むれ水芭蕉園

 飯綱東高原にある むれ水芭蕉園 へ


 4月も下旬だというのに霜注意報が出されるような日々が続きます!
 低温傾向がミズバショウの開花に影響を及ぼしているのでは・・・
 そんな不安を抱えながら園内に入りました。。。


 先ず姿を現したのが リュウキンカ




 ミズバショウのトレードマーク「白い苞」がポツリポツリと現れてきたものの株が少ない・・・

 この先の群生地に期待。。

 フッキソウ と ナニワズ


 アブラチャン と ニワトコ


 やはり今シーズンは開花が遅れているようです。。。







 この辺りが一番開花が進んでいました☆


 場所によっては芽生えが始まったばかりでした。。。




 バイケイソウ の芽生え


 リュウキンカ


 いいづなリゾートスキー場と飯縄山・霊仙寺山

 現在 「むれ水芭蕉園」のミズバショウは株数がまだ少な目で
 サイズも全体的に小ぶりでスレンダー
 本格的な花期はもう少し先になりそうです。。。







  


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2020年04月24日

葛山

 長野市芋井にある素桜神社の神代ザクラを堪能し
 次の目的地 葛山(かつらやま)に向かいましたっっ


 芋井りんご共撰所付近からの葛山


 ウバユリの芽生え と ふきのとう


 ニワトコの蕾 と ヒトツバカエデの芽吹き




 イノシシヌタ場(泥浴び場)


 ガマズミの芽吹き と ミヤマウグイスカグラ


 スギ林を抜け北尾根に取り付きますっ


 芽吹きと共に花穂が伸びだした ウリカエデ
 ウリハダカエデは芽吹きが赤みを帯びた株も見られます☆


 ウワミズザクラ の芽吹き


 綻び始めた オオバクロモジ の花芽


 冬芽が膨らみ芽鱗が剥がれ始めた ホオノキ


 開けた気持ちの良い尾根を詰めると山頂の葛山城跡が見えてきました!


 コシアブラ と タラノ木  春の山菜シーズン到来間近っっ


 ショウジョウバカマ


 タチツボスミレ     山城跡だけに北尾根には曲輪(郭)が幾つか見られます!


 北尾根左手に見える大峰山 と 姫谷の下方に広がる善光寺平


 葛山山頂(葛山城跡) に到着っ






 北には飯縄山 南には旭山と善光寺平が望めます☆

 葛山城は上杉・武田両軍が対峙した善光寺平において
 上杉方の重要な前線基地でした。。。
 時は1557年3月 越後は未だ雪深く上杉軍が出陣出来ないとふんだ
 武田信玄は馬場美濃守に命じ1万7千余人の大軍を率いて葛山城を攻撃
 城主の落合備中守は大軍の武田軍が攻めあぐむ程奮戦したものの
 最後は水を絶たれたうえ火攻めに遭い必死の抗戦むなしく備中守は討死
 葛山城は遂に落城し逃げ場を失った多くの女たちは谷に身を投げ死んだといいます。。。
 そんな史実が嘘のように山頂は穏やかでした。。。
 








  


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2020年04月23日

神代桜

 長野市芋井にある素桜神社の「神代ザクラ」と葛山をセットで楽しんできました☆




 素桜神社


 素桜神社の神代ザクラ は推定樹齢1200年のエドヒガンで国指定天然記念物
 
 「神代 素戔嗚尊がこの地で休んだ時
 手に持っていた桜の杖を池辺に挿したものが根づいて成長した」
 という 老桜伝説 が命名由来のようです。。。


 案内板によると 根回り約9m 目通り周辺が11.3m
 幹の下方から3本の枝幹に分かれています!








 ソメイヨシノと異なり 枝先にびっしりと花が付くのが特徴です☆




 花蜜を求めてメジロが集まり賑やかでした♫

 神代ザクラ を後に葛山(かつらやま)に向かいましたっっ

  


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2020年04月22日

地附山#2

 長野市地附山トレッキングコースのつづらトレイルは
 駒形嶽駒弓神社からの跳駒トレイルに合流し山頂に向かいますっっ

 赤みを帯びたモミジの芽吹き



 モミジイチゴ


 ウリカエデの芽吹き と ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)


 チョウジザクラ


 ホオノキの冬芽が膨らみ芽鱗が剥がれてきました!


 クサソテツ(コゴミ) と 昨年の胞子葉を残すイヌガンソク
 

 ガマズミの芽吹き


 地附山山頂に到着っっ
 山名が記された標柱が新調されていました!
 基礎と柱の隙間を埋めたコンクリートが未だ硬化していませんでした。。。

 今日のお目当て ショウジョウバカマ は見頃を迎えていました☆

 ショウジョウバカマは メランチウム科の多年草
 メランチウム科という聞きなれない科名ですが従来の分類ではユリ科
 近年の分類はゲノム解析によるAPG分類体系に移行していて
 旧分類で科名を覚えた自分にとって悩ましくネイチャーガイドでは
 未だ「旧分類では」と前置きしてから科名を案内しています。。。


 ショウジョウバカマの名の由来はピンク色の花を猩々(猿に似た空想上の動物)の頭に
 ロゼット状の根生葉を袴(はかま)見立てたことから

 ショウジョウバカマの花を観賞したあとは山頂部を周遊する郷愁トレイル


 今も残る地附山スキー場のTバーリフト巻き上げ機


 地附山スキー場跡 アカマツに覆われた地附山北斜面のゲレンデ


 麓からも見える 善光寺平テレビジョン・FM中継放送所
 かつて長野市街地の住宅のテレビアンテナは美ヶ原に向いていましたが
 現在はここ地附山に向けられています!


 善光寺ロープウェイ 山頂駅跡



 嘗ての地附山山頂一帯は一大レジャーランドでした。。。
 地附山トレッキングコースの「郷愁トレイル」は当時の施設跡を巡り
 往時を偲ぶことができる正に郷愁の道です。。。 



  


Posted by びいぐる at 19:13Comments(0)

2020年04月21日

地附山#1

 ショウジョウバカマ の花に会いに善光寺の裏山 地附山 に出掛けました!





 中腹の雲上殿では散り始めながらサクラの花が楽しめました♫


 今回は地附山公園から地滑り跡を辿る つづらトレイル で山頂へ


 カラスノエンドウ と コハコベ
 ハコベはコハコベとミドリハコベの総称 コハコベの茎は暗紫色を帯びています。。
 花弁は深裂するので10枚に見えますが実際は5枚です!


 コブシ と ガマズミの蕾

 地滑り跡に付けられたつづらトレイルに入りますっっ
 地滑り跡に植林された樹木たちの芽吹きが始まっていました☆



 葉を展開し始めたモミジ類


 葉の展開と開花が同時の ヤマザクラ


 オオヤマザクラ(ベニヤマザクラ)


 ヤマブキ


 タチツボスミレ


 ミヤマウグイスカグラ と ヌルデミミフシ(ヌルデに形成された虫こぶ)


 オオバクロモジ


 春に霞む 若槻方面

 駒形嶽駒弓神社からの跳駒トレイルと合流すると山頂まで後僅か
                                            つづく。。。







  


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2020年04月20日

林道朝日山線#2

 標高600m付近までは林道脇に植えられた桜も満開☆
 路傍に咲く草花の種類・数・彩り共に富んで正に春真っ盛り!

 旭山山頂に向かう旭山自然探勝遊歩道を右に分け
 標高650mを超えた辺りから花数も彩りも段々少なくなって
 季節が逆戻りしていく感じになります。。。


 ミツバアケビ 落葉性つる性木本 雌雄同株で雌雄異花
 一つの花序に雄花と雌花と2種類の花を別々に咲かせます!
 ブドウの房状に見えるのが複数の雄花
 大きい花が雌花で花弁に見えるのは萼片で花びらではありません!



 モミジイチゴ




 ウワミズザクラ の蕾






 ウリカエデ
 総状花序に10個前後の花をつけます。。。
 花の色は淡黄色から淡黄褐色と株により色合いが異なります!




 キブシの花すだれが未だ見られました♫


 コバノガマズミ の蕾


 美しい カツラ の芽吹き




 春まだ浅い冬枯れの林内にいち早く花を咲かせるダンコウバイの花が残っていました!

 林道朝日山線はヤマネコヤナギが咲き出した標高950m付近まで通じていますっ
 不覚にも林道終点前にデジカメがバッテリー切れ フル充電状態じゃなかったみたいですicon11
 面倒がらず予備電池を持って来ればと後悔しても後の祭りでした。。。



  


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2020年04月19日

林道朝日山線#1


 長野市平柴  朝日山阿弥陀寺








 サクラ満開の阿弥陀寺を後に林道朝日山線





 ミヤマウグイスカグラ(花柄や葉柄に腺毛が多い) 


 ホトケノザ


 ヤマブキ と オドリコソウ


 カキドオシ


 コクサギ の雌花と雄花(雌雄異株)
 ミカン科の落葉低木で名前の通り「小さな臭い木」で独特の臭気があるますっ


 ニワトコ の花


 芽吹いたばかりのコナラの葉は柔毛が密生し日が当たると金属的に鈍く輝きます☆


 ダンコウバイの花期は既に終わり芽吹き始めました!
 芽吹いたばかりの葉裏にも細毛が密生し白っぽく見えますっ


 一部の株がフライング開花したヤマツツジ と 今が盛りのコブシ


 ツクシはシダ植物のスギナが春先に出す胞子茎(生殖のための茎)のこと


 路傍はムラサキケマンの花で縁どられ始めました☆

 林道朝日山線の起点から朝日山観世音堂を経て
 旭山自然探勝遊歩道入口付近に至る区間は春の花々で彩られ正に春爛漫
 雲が多く鮮やかさが今一つでしたが春の里山を満喫できました☆
 ここから先は未だ早春の名残りを留める景色に向かって進みますっっ
                                            つづく。。。
   


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2020年04月18日

冠着山周遊#4

 古峠から県道498号聖高原千曲線で標高1060mの筑北村登山口に到着っ


 筑北登山口は冠着山山頂まで距離1.1km標高差190m程の最短ルート


 登山口には立派な案内板と広い駐車場が用意されています!


 南斜面に付けられた登山道は明るく気持ちよく歩けます♫


 標高1000m超 ダンコウバイの花が未だ咲いています☆


 鹿の食痕が残るクマイザサウリハダカエデ




 西尾根上に出ると北斜面に先日の雪が残っていました!




 西尾根を詰めて行くと視界が開けます☆ 麻績・筑北村方面の眺望は抜群!


 南に大林山 西には四阿屋山が望めます☆


 最後の急登 山頂はもうすぐそこです!



 アカミノウルシ


 冠着山山頂


 南には大林山 北には善光寺平が広がります☆


 先日の雪が残る北斜面  ニワトコの花芽が展開し始めました!
 冠着山山頂付近はこれから春を迎えますっっ

 今月下旬になると山頂周辺は アズマイチゲ や ニリンソウ
 ヤマエンゴサク や ユリワサビ が咲きだし賑やかになることでしょう。。

                                   「冠着山周遊」  完結




   


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2020年04月17日

冠着山周遊#3

 坊城平を後に林道仙石線を200m程下り分岐を左折 林道久露滝線に入りますっ


 林道久露滝線 入り口




 林道脇ではキブシの花が満開☆見事な花すだれを見せています♫


 林道の一部には残雪も


 盛りは過ぎていましたが ダンコウバイの花 が未だ見れました☆


 苔むした林道法面


 麓に下る林道久露滝線を分けて林道冠着山線


 チョウジザクラ と ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)


 ニホンカモシカ に遭遇


 東山道支道の 古峠に到着っっ
 東山道(あずまやまみち)は古代の官道で近江を起点に美濃を経て
 神坂峠から信濃に入り下伊那上伊那と北上し善知鳥峠を越えて松本平へ
 本道は四賀村(現松本市)から保福寺峠を越えて小県郡へと東進し碓氷峠へ
 支道は四賀村(現松本市)から麻績を経て善光寺平に下り長野市三才から
 田子を経て信濃町へと北上し越後へと通じました。。


 古峠からの善光寺平 峠を越えてきた先人たちの歓声が聞こえてきそうです!


 戸隠連峰 と 冠着山


 今では高速道路や鉄道が敷かれ苦も無く長距離の移動ができるようになりましたが
 近年古道や街道歩きを楽しむ人が増え各地で荒れ果てた古道が復活しています!

 古峠から冠着山の南山腹を巻き筑北村側の登山口に向かいますっっ
                                      つづく。。。



  


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2020年04月16日

冠着山周遊#2

 林道仙石線を詰めて標高970mの 坊城平 に到着っっ




 テラス状平坦地に大岩が並びまるで日本庭園のようです☆


 蕾がほころび始めたアブラチャン


 赤いイソギンチャクのように見える ツノハシバミ の雌花の花柱


 ツノハシバミの雄花の花穂


 アズマイチゲ



 マンサク マンサク科マンサク属の落葉小高木
 早春の山林でいち早く春の訪れを告げる花木で
 「先ず咲く」が名前の由来ともいわれています。。(諸説あり)
 黄色く細長いリボン状のちぢれた花弁が特徴的で
 庭木としても人気で欧米では「魔女の榛(はしばみ)」と呼ばれます!


 咲き残りの フクジュソウ


 ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)


 コブニレ はニレの仲間の一品種
 小枝にコルク質の翼があって枝先に毛が密生しているものがコブニレ


 越冬したオオウバユリの実
 寒冷地など厳しい生育環境にあるウバユリは大型になり
 実をたくさん付ける傾向がありオオウバユリと呼ばれます!
 寒冷地だと発芽率や生存率が低くなるので子孫を残すために
 大量の種子を作り散布する戦略をとっていると考えられています。。。

 ここ坊城平も冠着山登山口ですが
 今回は林道で反対側に回り込み筑北村(旧坂井村)登山口から山頂を目指しますっっ
                                                つづく。。。

  


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2020年04月15日

冠着山周遊#1

 好天に誘われて 冠着山(姨捨山) を周遊してきました!


 千曲高原入口付近から望む 冠着山


 戸隠連峰 と 飯縄山

 先ずは千曲市羽尾の更科小学校脇から坊城平を目指しますっ


 住宅・畑地を抜け林道仙石線へ

 開花し始めた ヤマブキ


 ニワトコ




 カラコギカエデ


 中腹では既に花期を終えたダンコウバイに代りアブラチャンの花が盛り
 

 迫ってきた ぼこだき岩 と 山頂



 房状に垂れ下がる紅色の雄しべの葯が美しい フサザクラ
 サクラの名が付きますがサクラの仲間ではなくフサザクラ科の落葉高木
 国内では一属一種
 他の樹木との競合を避けて渓谷の急傾斜地などに生育しますっ
 土砂崩れなどで倒されても萌芽枝が主幹となり成長する再生力が強い樹木です!



 キブシ が満開☆ 見事な花すだれを作っていました!


 チョウジザクラ


 ウワミズザクラ の蕾


 ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)


 麓が見えてきました! 坊城平 はもう直ですっっ   つづく。。。

  


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2020年04月12日

居谷里湿原

 ザゼンソウ に会いに大町市にある 居谷里湿原 へ


 ザゼンソウはミズバショウと同じのサトイモ科の多年草
 赤紫色の部分は花弁ではなく仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変化したもの




 イヌコリヤナギ


 名前の由来は頭巾を被った僧侶が座禅を組んでいるように見えるから
 また岩屋に籠り座禅をする達磨大師の姿にも見えることから「ダルマソウ」の別名も




 こん棒状の肉穂花序には花弁のない100個ほどの小花が咲きます。。
 この肉穂花序は20℃前後に発熱し周囲の雪を融かして
 他の植物より早く地上に顔を出し開花しますっっ
 そして発熱と共に悪臭を放ち早春の数少ない送粉昆虫たちを独占するのですっ
 さらに自家受粉を避けるため雄花と雌花は成熟する時期をずらしています。。




 悪臭を放つことから英語ではスカンクキャベツの名がつきますっ




                            ハシバミ

 ミズバショウに先立ち咲き始めたリュウキンカ




 ハナノキ の冬芽
 ハナノキはカエデ科カエデ属の落葉高木で日本固有種
 本来木曽川流域の限られた山間湿地に自生する樹木ですが
 なぜか ここ居谷里湿原に隔離分布します!
 国のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に選定されています。。。


 ホオノキの下は自らの落ち葉で白っぽく見えます!

 間もなくミズバショウの花なども咲きだし冬枯れの湿原は彩りを増すことでしょう。。。

  


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2020年04月10日

大峰山

 歌ヶ丘から物見岩経由で 大峰山 へ




 蕾が綻び始めた ウリカエデ


 ヤマツツジの蕾 と キジムシロ


 歌ヶ丘歩道のあずま屋 と 昭和の遺物「吸い殻入れ」


 ケタチツボスミレ と ウグイスカグラ


 イラガの繭 と ナツハゼの芽吹き


 路傍では シュンラン が咲き始めていました☆


 ミヤマガマズミ の芽吹き


 チョウジザクラ


 花が開き始めた イカリソウ


 カンスゲ と モミジイチゴ


 イカリソウ と ケタチツボスミレ


 謙信物見岩上部からの眺め


 ショウジョウバカマ 一株がフライング開花


 花期も終盤 咲き残った ミスミソウ


 平成19年に閉鎖された鉄筋コンクリート造りの模擬天守「大峯山展望台」
 昭和37年の竣工から45年間 大峰城 として親しまれ多くの方が訪れましたっ


 赤褐色の葯が目立つ ハルニレ の花


 フキノトウ と オオバクロモジの冬芽

 標高828mの山頂はこれから本格的な春へと移ろいます。。。


  


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2020年04月09日

旭山

 春の到来を愉しみながら旭山山頂に向かいましたっっ 


 山腹の平柴集落下部から見る旭山
 アンズの花や菜の花が未だ見られます!
 南側から見る旭山は東側の県庁付近からのピラミダルな山容と異なり穏やか


 平柴集落を過ぎて林道朝日山線に入るとコブシが開花してました☆


 ツクシ と ホトケノザ


 ケタチツボスミレ と キジムシロ
 日本全国に分布する最もポピュラーなスミレ「タチツボスミレ」の中で
 中部以北の山地に生育し茎・花柄・葉に白毛があるものがケタチツボスミレ
 旭山ではケタチツボスミレの方がポピュラーです!


 ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)


 キブシの花穂は満開状態 林道沿いでは見事な「花すだれ」が楽しめます☆


 ニワトコ と アケビ の蕾


 林道朝日山線から旭山自然探勝遊歩道


 2cm程の小さな花を付ける チョウジザクラ


 チョウジザクラで吸蜜するビロードツリアブ
 春にのみ現れる毛むくじゃらの丸っこいアブでホバリングしながら長い口吻で吸蜜します!
 

 未だ咲いていた早春の花 ダンコウバイ
 標高が麓より500mほど高い旭山山頂付近は早春の名残りが見られます!


 ミヤマガマズミ と ハンショウヅル の芽吹き


 美しい モミジイチゴ の芽吹き


 ウワミズザクラ の芽吹き


 ウグイスカグラ


 ヤマブキの蕾 と 伸び始めたクルマバソウ


 山頂付近は未だ冬枯れ状態


 展望園地に向かう尾根上にある凝灰角礫岩の大岩


 展望園地と眼下に広がる善光寺平

 旭山山頂朝日山城跡


 山中の遊歩道や山頂には園芸種のスイセンやヒヤシンスが植えられています!
 朝日山城跡を花で飾ろうと何方かが善意で植えたものと思われますが
 ここは人家の敷地や街中の公園ではありませんicon08
 山中に自生しない植物を持ち込み植える行為は慎むべきですっ


 





  


Posted by びいぐる at 21:27Comments(0)

2020年04月08日

雲雀山

 ポカポカ陽気に誘われて旭山山塊の900m峰 雲雀山 へ


 春に霞む 雲雀山  林道朝日山線より


 ダンコウバイ と キブシ


 ウグイスカグラ

 登山道の無い藪山なので林道脇から東に張り出した尾根に取り付きますっ

 昨年秋の台風19号によるものかコナラやアカマツの倒木が目立ちます!

 獣道を利用しながら尾根上に出た後は尾根伝いに山頂へ直登っっ



 少雪で露出したまま越冬したササは葉の殆どを鹿に食べられていました!


 鹿の糞


 樹間越しに見る東側の展望


 飯縄山


 尾根上に 凝灰角礫岩の大岩 が現れると山頂は後僅か。。。


 東西に長い 雲雀山山頂 

 山頂西側にはベンチ状の岩があってランチタイムに重宝します☆

 山頂南側下方にはテラス状の平坦地があります!
 人工的なものなのか山頂の南側が滑り落ちたものなのかは不明。。。

 山頂からテラス状平坦地を見下ろす


 土に帰る朽木株


 帰路はテラス状平坦地に一旦降りてから東尾根を下降し林道朝日山線に

 今日の日中は気温が上がり標高902mの山頂でも昼寝ができる程の陽気でした♪


  
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Posted by びいぐる at 21:12Comments(0)

2020年04月05日

ぽっぽ公園

 長野駅前の「ぽっぽ公園」こと南千歳公園では
 サクラやコブシの開花と共にシナノキやカツラの芽吹きも始まりました☆






 開花した ソメイヨシノ と シダレザクラ




 一部の木が芽吹き始めた シナノキ
 アオイ科又はシナノキ科シナノキ属の落葉広葉樹で日本特産種
 古くから樹皮の繊維で衣服が作られたり合成繊維が普及する前は
 麻と共にロープの材料にされました。。
 樹皮の繊維は強いものの木部は柔らかで耐久性が劣るため建材には不向きで
 アイスクリームの棒やヘラ 割り箸 マッチ棒 鉛筆材に利用されました!

 葉の展開と同時に花を付けた カツラ

 カツラ の雌花 角のような赤紫の雌しべを数本伸ばしますっ


 カツラ の雄花と雌花


 カツラ の雄花 雄しべを房状にぶら下げますっ

 カツラ はカツラ科カツラ属の落葉高木
 雌雄異株 高さ30m 樹幹の直径2mにもなる高木
 約1憶年前 針葉樹に代わり広葉樹が繁栄するようになりました!
 その頃の原始的広葉樹の特徴を今に残す生きる化石ともいえる樹木です☆



 現在の善光寺本堂の柱108本の内68本がカツラの木です!
 本来善光寺本堂の柱はスギの大木が使われてきたのですが
 本堂は創建以来何度も消失と再建を繰り返してきたため
 18世紀初めには遂に再建に必要なスギの大木が調達できなくなってしまいました!
 スギに代わる柱材として目を付けられたのが千曲川上流部にあるカツラの大木でした。。
 カツラは本来 渓谷の湿った土地に育つ樹木です 
 重機もトラックも無い時代のこと
 千曲川沿いの大木ならば遠方でも輸送が容易と判断されたのでしょう。。



 商業ビルが立ち並ぶ長野駅前の公園に植えられた木々たちの芽吹きや開花は
 視覚的に季節を感じ辛い街中ではとても新鮮で愛おしささえ感じられました☆
  


Posted by びいぐる at 23:48Comments(0)

2020年04月02日

坊城平

 標高970mの坊城平は冬枯れの中に漸く早春の兆しが見えてきました☆




 林内は未だノリウツギの枯花ばかりが目立ちますが


 ニワトコが芽吹いてきました☆

 根雪が消えたフクジュソウ群生地は既に黄金色に変わっていました☆

 パラボラアンテナのような形状の花で熱を花の中心に集め
 春まだ浅く数の少ない昆虫を誘引し受粉する戦略なんだとか





 フクジュソウはキンポウゲ科の多年草 毒草なので誤食に注意が必要です!!





 花は気温が下がる日暮れや夜間は花を閉じてしまいますっ
 これは傾光性によるものではなく温度変化によって開閉する傾熱性によるもの




 早春に花を付け夏前には光合成を済ませ地上部を枯らして長い休眠に入る
 典型的なスプリングエフェメラルです!



 今の坊城平はフクジュソウの独壇場です☆




  


Posted by びいぐる at 19:17Comments(0)

2020年04月01日

林道仙石線

 千曲市羽尾の更科小学校脇から冠着山方面に南進すると
 林道仙石線の起点に到着します
 林道は冠着山北面に張り出した幾つもの尾根と谷を横切りながら
 高度を上げ冠着山北登山口「坊城平」に至ります!


 谷越しに麓を俯瞰

 この時期 冠着山麓の林道起点から坊城平まで高低差約440mを登ると
 春から早春へと季節が後戻りしていく様子が楽しめます☆


 里では盛りが過ぎた ダンコウバイの花 も中腹では見頃♫



 ツノハシバミの雄花の穂状花序は伸び切る手前で色も鮮やか
 芽鱗から覗いた雌花のイソギンチャク状の赤い花柱(花弁状化した雌しべ)がキュート





 中腹ではキブシが花穂を伸ばし始め花すだれが楽しめました☆


 蕾が膨らみ始めた バッコヤナギ


 葉の展開が進む ニワトコ


 フサザクラ と マンサク

 冠着山中腹の林道脇は落葉広葉樹たちの花が咲き出し賑やかになり始めました


 林道久露滝線合流点から上は春まだ浅く 昨年の枯花たちが冬枯れの林内を飾ります!

 ツルアジサイ と オオウバユリ の枯花


 昨年の実を残したコブシ


 花穂が伸びだし蕾も膨らみ始めた キブシ


 ノリウツギの枯花

 ダンコウバイ・ツノハシバミ・キブシなどの早春の花は
 今後中腹から山頂付近へと駆け上がっていきますっっ
 その後を追うようにコブシ・バッコヤナギ・ヤマザクラの花々が咲き出しますっっ

 麓がソメイヨシノの花が満開になった頃に再び訪れたいと思います!




  
  


Posted by びいぐる at 20:32Comments(0)