2025年03月23日

ミスミソウが見頃☆

 ミスミソウの花に会いに善光寺の裏山に出掛けましたっっ


 今年は雪が多かったので少し早いかなと思いながら群生地に向かうと
 何と既に満開☆ 50輪以上は咲いていました♪♪


 ミスミソウはキンポウゲ科の多年草
 早春に咲くのでスプリングエフェメラルかと思いきや実は常緑
 里山の急傾斜地や崖などに生育します! 花は1本の茎に1つ付きます。。
 花弁は無く花びらに見えるのは萼で萼に見えるのは総苞(花茎葉)


 花の色は白・ピンク・紫と様々で日本海側は有色の個体が多いらしい
 この場所は白が多く僅かにピンクが見られました!


 常緑の根出葉は三角形で3裂し先端は鈍頭


 花弁状の萼片は6~10枚 萼片に見える総苞片は3枚
 雄しべは多数で雌しべは10本あります。。


 蕾が綻び始めた ダンコウバイ


 ツノハシバミの雄花序が伸びて下垂し始めました☆
 赤いイソギンチャクのような雌花の花柱は未だ顔を出していません!


 ノウサギ と ニホンジカ の糞




 コシノカンアオイ 信越トレイルのブナ林床では馴染の植物です☆

 いよいよ里山に春の息吹が聞こえ始めました☆
 これから冬枯れの林内は日増しに彩り豊かになっていきます♪♪  


Posted by びいぐる at 19:28Comments(0)

2025年03月21日

黒姫山麓 古池湿原

 無雪期は立ち入れない古池の西側に広がる古池湿原
 湿原中央部からの眺めは季節限定の絶景です☆


 この方向から見る戸隠連峰の峰々は見慣れた山容と随分異なります!


 標高1900mに満たない山とは思えない険しい山容をした九頭龍山


 この角度から見る高妻山は長野市方面から見たピラミダルな山容と
 大きく異なり穏やかな山容に激変 手前の五地蔵山の方が立派に見えます!


 実を残すキハダ と ウワミズザクラ


 湿原から流れ出す沢が姿を見せ始めました☆ 亀の手状のミズナラの冬芽


 手前の木立の向こうが古池


 黒姫山の伏流水が広大な湿原と豊かな森を育んでいます!

 絶景を独占しながらランチタイム 何とも贅沢な時間を過ごしました✨  


Posted by びいぐる at 22:27Comments(0)

2025年03月20日

黒姫山麓 古池

 種池を後に古池へと向かいますっっ


 地形は平坦で若い林なので気持ちよく歩けます☆


 雪上に映る枝の影は血管にも地割れのようにも見えます!


 水滴形のツルアジサイの冬芽 1年毎の枝の成長が明瞭


 若い枝が赤紫色のミズキ 枯葉を残すモミジの仲間


 ウリハダカエデ と ナナカマド


 雪原と化した古池に到着っ 黒姫山が正面に見えます☆




古池は中部電力鳥居川第3発電所の水源用ため池なので堰や水門が築かれています!
水門の水路に何故かフキノトウが・・・


 池畔のツルマサキ


 枝にコルク質が発達するコブニレ と オオカメノキの花芽




 北側の林に熊棚(熊の採餌跡)を発見!


 流れ込みでは解氷が始まっていました☆


 陽射しが強さを増し池の周囲の林では根開けが始まりました!
 暑さ寒さも彼岸まで 季節は春へと移ろい出したようですっっ  


Posted by びいぐる at 18:02Comments(0)

2025年03月19日

黒姫山麓 種池

 今シーズンは積雪タップリ まだまだスノーハイクが楽しめます♪♪
 今回は黒姫山麓池巡りを楽しんできました☆


 黒姫山古池登山道入口からスタート


 整然としたカラマツの植林地


 冬の落葉樹林では菌類の痕跡が目に付きます☆


 サルオガセ
 冷涼湿潤な山岳地帯の樹林に生育する地衣類(藻類と菌類の共生体)
 霧深い森で見る姿は幻想的です☆


 コシアブラ と ツルアジサイ


 ズミ と シナノキ




 ハリギリ


 ノリウツギ




 鋭いツリバナの冬芽 と 枯れたシラカバの幹に残るキツツキの採餌痕


 種池 流入流出河川の無い池
 水神「九頭龍」の弟子「一龕龍王」が棲む池と言われています
 昔は雨乞いのため遠方からこの池の水を汲みに来たんだとか・・・
 今でも毎年6月の巳の日に種池で神事が執り行われます!


 解氷し始めた湧水口付近に獣の足跡がたくさん見られました!


 ヤチダモの冬芽


 黒姫山と種池

 種池を後に次の目的地 古池に向かいますっっ

  


Posted by びいぐる at 14:44Comments(0)

2025年03月13日

路傍の春

 冬の寒さが続いた3月前半 ここに来て気温が急上昇icon14
 自宅近くの路傍に春がやってきました♪♪

 ナナホシテントウ
 可愛らしい姿と幼虫・成虫ともアブラムシを食べてくれる益虫であることから
 子供から大人まで人気がある昆虫です☆
 成長が早く年に複数回世代交代し成虫のまま越冬するので早春でも出会えます♪♪
 撮影時は気温が15℃程あり盛んに動き回るのでカメラで追うのが大変でしたっ


 オオイヌノフグリ と ヒメオドリコソウ 共に外来種


 コハコベ(外来種) 在来種のミドリハコベを加えた総称がハコベ


 コハコベ は花弁が深く切れ込むので10枚に見えますが実は5枚
 コハコベミドリハコベより花が大きいウシハコベの花柱は5本


 ミチタネツケバナ(外来種)


 綻び始めたダンコウバイの花芽


 長野市中心市街地


早くも芽吹いたノイバラ と 立ち上がってきた雪に潰されていたスイバの越冬葉


 春の七草の一つ ホトケノザ

 家の周囲はここ数日のポカポカ陽気で一気に春めいてきました♪♪  


Posted by びいぐる at 22:10Comments(0)

2025年03月10日

和合城跡(城ノ山)

 昨日の午後は上田市で会議 折角上田に行くので家を早めに出て
 途中にある和合城跡(城ノ山)に立ち寄りましたっ


 岩の鎧を纏う和合城跡がある城ノ山 虚空蔵山西尾根の突端に位置します!


 車道脇にある下塩尻の登山口
 和合城跡へのルートはこの他に坂城町鼠宿からの北コース
 虚空蔵山からの縦走コースがあります。。


 芽吹きまで枯葉を残すヤマコウバシ 冬芽は赤紫色で鮮やか


 急傾斜の山肌を九十九折に標高差約250m登りますっっ 所々に岩が露出!


 サイカチの豆果の鞘が樹下に散乱  歩道上のタヌキの溜め糞




 路傍にコクサギがたくさん見られます☆
 冬芽はザイフリボク・ネジキと共に「三大美芽」と呼ばれます✨


 ヤママユガ と ウスタビガ の繭 共に天蚕として利用されていました!


 急傾斜の山腹至る所に石積みが見られます!昔の治山工事だろうか?


 明るく気持ち良い尾根筋の雑木林


 鞍部に到着っっ ここは十字路になっていて
 直進すると坂城町鼠宿へ下り 右折すれば菖蒲平を経て虚空蔵山
 左折すると和合城跡に至りますっっ


 堀切がある和合城跡への尾根道  程無く主郭跡が見えてきます☆






 和合城主郭があった城ノ山山頂
 戦国武将「村上氏」が佐久・上田方面からの敵の侵入を本拠の坂城郷に
 いち早く知らせる狼煙台として利用した山城だけに眺望バツグン☆




 坂城町と千曲市南部が眼下に広がります☆


 上田市・小諸市方面の眺め
 本拠の坂城郷からは見えない佐久・上田方面と本拠が見えるこの城は
 村上氏にとってとても重要な支城であったと実感させられる眺望でした!

 山頂往復1時間半 下山後昼食を摂って13時の会議に余裕で間に合いました☆

  


Posted by びいぐる at 22:51Comments(0)

2025年03月03日

戸隠高原逆サ川歩道

 先週末は最高気温が2桁まで上昇icon14  

 22日(土)は雲一つ無い快晴icon01でしたが
 翌23日(日)は一転 曇り空icon02 時折冷たい雨が降りましたicon03

 そんな中 戸隠高原でネイチャーガイド 7名の参加者と共に冬の森を巡りましたっ


 当初の計画では奥社参道随神門から「ささやきの小径」沿いに戸隠キャンプ場へ向かい
 「逆サ川歩道」に沿って戸隠神社奥社参道入口に戻る周遊コースでしたが
 往路の「ささやきの小径」は戸隠連峰九頭龍山東壁近くを通り
 連日の気温急上昇で雪崩が発生する危険があるので急遽コースを変更
 「逆サ川歩道」に沿って往復することにしました。。


 頭上からの落雪に注意しながら進みますっっ


 コゲラが姿を見せてくれました☆ 


 ゆるキャラ的なオオカメノキの冬芽 と 鮮やかなウリハダカエデの冬芽


 ヤドリギの実 と ドライフルーツ化したズミの実


 枯葉を残すブナ と 大型の冬芽をつけるホオノキ


 何のキノコ?  森の中には不思議がいっぱい興味が尽きません♪♪


 気温の上昇で雪に埋もれていた沢が姿を現し度々迂回を強いられます!


 進行方向に黒姫山が見えてきました☆


 戸隠キャンプ場に到着っ 施設は雪に埋もれていました!


 高デッキ山九頭龍山を眺めながらランチタイム


 往路を引き返し起点の戸隠神社奥社参道入口に無事戻りましたっっ

 天気は良くなかったけれど戸隠高原の冬の森を楽しんで頂けたのでは?
 ご参加頂いた皆様 お疲れ様でした!

  


Posted by びいぐる at 22:40Comments(0)