2018年10月30日

井上山

 日没迫る 井上山 へ


 薄暗くなり始めた山中に水平方向からの西日が射し込み
 スポットライトを浴びたように木々の葉が輝きます☆


 コナラ




 リュウノウギク




 コマユミ


 ダンコウバイ


 大岩の上に ツメレンゲ の花が僅かに残っていました!


 アキノキリンソウ と ガマズミ


 尾根上の三角点 (必ずしも山頂にあるとは限らない)


 戸隠西岳連峰 と 小城跡


                            飯縄山


 大城跡


 ヤマコウバシ


 カシワ と 尾根道の樹冠


 秋の陽はつるべ落とし
 尾根を下る頃には陽が落ち北アルプスの山並みはシルエットとなり
 残照の中に浮く雲は黄金色に輝き燃えているように見えました☆






  


Posted by びいぐる at 20:54Comments(0)

2018年10月28日

大笹街道

 自然保護レンジャーの合同巡回で 大笹街道 須坂~峰の原 を歩きましたっ


 大笹街道は江戸時代 善光寺平と上州を経て江戸を結ぶ最短ルートとして
 物資輸送の重要な脇道でした。。。


 ミズナラ と ミツバツツジ の黄葉


 石小屋洞穴
 縄文時代より狩猟の野営地として利用されてきた高さ1.3m・入口幅3m・奥行3mの洞穴


 宇原川右岸岩壁



 大笹街道は北国街道福島宿(須坂市福島町)を起点として
 宇原川沿いに峰の原へと登り菅平高原を南北に縦断
 鳥居峠を越えて上州大笹宿(群馬県嬬恋村大笹)に至ります!
 道は険しいものの須坂~高崎間は北国街道・中山道ルートが17宿なのに対し
 大笹街道を使うと7宿ですみ安い経費で早く荷物を輸送できるので
 一時は北国街道を凌ぐ賑わいであったといわれています。。。
 1773年の記録では6610俵の米が運ばれたそうで馬3321頭相当になります!


 コハウチワカエデ と コナラ








 今日は地元の仁礼地域づくり推進委員のS氏が我々を案内してくれました!




 菅平牧場 と 根子岳方面

 今日は気持ちの良い快晴icon01
 すっかり秋の空気に包まれ先人たちの営みを感じながら街道歩きが楽しめました☆

 おまけ

 ランチタイムには みねのはら観光大使の 『Mr.ヌーキー』 に会えました☆



  


Posted by びいぐる at 21:31Comments(0)

2018年10月26日

祖室渓谷

 ジンギスカンが名物の「不動温泉さぎり荘」近くの 祖室渓谷 へ


 県道393号線の長野市営バス「琵琶滝」バス停すぐ脇にある琵琶滝琵琶滝如来


 渇水で岩肌が濡れているだけの「琵琶滝」  と 摩崖仏「琵琶滝如来
 琵琶滝如来は従軍経験のある地元の彫刻家が太平洋戦争戦没者の慰霊のため
 昭和53年から約5年の歳月をかけ琵琶滝横の岩壁に彫った摩崖仏
 洞窟は高さ4.5m・幅3.5m・奥行3m 阿弥陀如来の高さは4mあるんだとか

 ここから対岸の不動滝まで「不動滝遊歩道」が整備されています!


 ノブドウ と ゴマナ


 ユウガギク と ノコンギク


 祖室渓谷を刻んだ当信川に向かって左岸を下ると不動橋が現れますっ


 吊り橋なので当信川の流れが足下に


 峡谷の上流方向は切り立った岩壁が更に狭まり ゴルジュ になっています!




 本格的な紅葉はこれからです!


 右岸に渡ると水子地蔵とあずま屋がありますっ

 分岐を左に行くと「不動明王石像」と「不動滝上流滝」 右折すると「不動滝下流滝」


 不動明王石像 裏面には「明治十八年酉十月再建 左右邑中」と刻まれていました。。


 ウリハダカエデ と クマシデ






 不動滝下流

 これから紅葉が進むと滝も一段と映えることでしょう。。。




  


Posted by びいぐる at 18:32Comments(0)

2018年10月24日

長者山

 木々が色づき始めた信州新町の 長者山 へ


 信級から見た長者山


 クサギ と オトコヨウゾメ


 マムシグサの仲間 と ツルウメモドキ


 山腹の林内では木々の葉が色づき始めていました☆


 ハウチワカエデ と ミズナラ


 雑木林では少数派の常緑広葉樹 ソヨゴ


 ミヤマガマズミ と ヒトツバカエデ


 直径4mm程の白い毛玉状の物が空中をゆっくり移動していきます。。
 手のひらでそっと掬うと ワタムシ でした!
 ワタムシは体表から蝋物質を糸状に分泌し綿に包まれたような姿になりますっ
 空中を漂う姿が雪が舞っているように見えるので雪虫の愛称も


 山頂が近づくと林内は燃えるような紅葉に変わりました☆


 ダンコウバイの黄葉 と コハウチワカエデの紅葉


 長者山山頂 北アルプスの展望台なんですが今日は生憎厚い雲の中


 深い谷を隔てて隣り合う大姥山


 コハウチワカエデ と ウリハダカエデ


 ハウチワカエデ





 山頂付近はカエデ類の紅葉が盛りを迎えていましたが
 日差しがなく見事に色随た紅葉も今一つ色が冴えず残念でした。。。  


Posted by びいぐる at 21:47Comments(0)

2018年10月23日

葛山

 荒安集落からの北ルートで 葛山(かつらやま) へ




 登り口の杉林では雄花の花芽がたくさん付いていました!
 来春のスギ花粉の飛散量は多そうですicon11


 北尾根上のミズキは深紅に色付いていました☆


 黄葉し始めた ダンコウバイ  と  盛りを過ぎた ノコンギク


 結実した オオバセンキュウ


 ガマズミ


 ヤマホタルブクロ の咲き残り


 イノシシのヌタ場(泥浴び場) と 姫谷を挟んで隣り合う大峰山


 サクラの落ち葉とコナラの実


 リョウブ と 綿毛を飛ばすセンボンヤリ




 山頂 葛山城跡

 木々の葉が少しづつ色づき始め里山散策が楽しい季節になってきました☆




  


Posted by びいぐる at 18:45Comments(0)

2018年10月21日

小菅山

 飯山市と野沢温泉村の境をなす 小菅山 へ


 まずは小菅神社三の鳥居から奥社を目指しますっっ

 かつての小菅神社は小菅山元隆寺という寺院で
 戸隠・飯綱と並ぶ北信濃の三大修験場でした
 最盛期には37の院坊・10の末寺・6社・5堂が立ち並び
 修験者・山伏・僧侶が300人いたと伝えられています。。。
 しかし川中島合戦時 上杉氏の庇護下にあった元隆寺は武田氏の侵攻により
 建物の殆どが焼失したとされています。。。
 その後 江戸時代に霊場として再興が進められていましたが
 明治の廃仏毀釈で寺院が廃絶され神社として再スタートを切り現在に至ります。。。


 800mにわたる 奥社参道の杉並木
 樹齢300年といわれる杉の大木が180本あるんだとか・・・


 神々しい社叢
 

 マムシグサの仲間 と 木漏れ日に輝く蜘蛛の巣


 杉並木が終わると奥社参道は斜度が増し明るい混生林に変わり
 舟石・蝦蟇(がま)石などの大岩が現れます!


 所々 ハウチワカエデ の紅葉が見られるように


 奥社手前で飯山市の田園風景が望めました☆


 小菅神社奥社
 室町時代中期のもので北面の岩窟を背負って建てられています!


 トチ


 ハウチワカエデ


 「森香」と名付けられた ブナの巨木を過ぎると美しいブナ林に変わります☆


 三角点山頂にて


 ツルアリドオシ と クサギ


 ブナの黄葉


 厳しい自然環境の中 生き抜いてきた ブナたち


 ブナ林に覆われた稜線は「女神の森」と呼ばれます!


 オオカメノキ と ヤマモミジ


 コハウチワカエデ


 北竜湖と小菅山全景

 本日は穏やかな秋晴れに恵まれ快適な山歩きが楽しめました












 
  
タグ :小菅山


Posted by びいぐる at 22:01Comments(0)

2018年10月19日

旭山


 旭山山頂の朝日山城跡 標高785mの里山山頂は未だ緑が優勢です!


 盛りが過ぎた ノコンギク  と  イヌタデ


 アキノキリンソウ と シラヤマギク


 コシアブラ の実


 ガマズミの葉 が色づき始めました☆


 ヤマウルシ と ダンコウバイ


 リュウノウギク と ヤクシソウ


 アズキナシ と ムラサキシキブ


 山頂から展望園地に向かう尾根上にある 流紋岩質の凝灰岩


 アマドコロ と チゴユリ


 ナツハゼ と サンショウ


 マユミ と クロウメモドキ


 サイカチの幹にある棘 と 結実したミズヒキ


 展望園地 晴れていれば上信国境の山々と長野市街地が一望できます!


 ヒメリンゴ(イヌリンゴ) と キミズミ

 曇天で色づき始め木々の葉や草木の実も鮮やかさに欠け残念でした。。。










  


Posted by びいぐる at 19:31Comments(0)

2018年10月17日

大峰山

 善光寺の背後に連なる里山のひとつ 大峰山 へ




 きのこシーズンの大峰山は遊歩道以外の入山は禁止です!






 色のグラデーションが美しい ミヤマガマズミ の紅葉


 ダンコウバイ が黄色く色づき始めました☆


 ナツハゼ と オオバクロモジ


 カラスウリ


 ノブドウ と ツルリンドウ


 ムラサキシキブ




 コシアブラ は色づかず色素が抜けて白っぽくなります!


 コハウチワカエデ と トチ


 ノコンギク と ヤクシソウ


 マムシグサの仲間
 肥沃な土壌で芽吹いたものは雌株に痩せた土地では雄株になるんだそうです!
 自ら移動できない植物たちの生き残り戦略には本当に感心させられます。。


 ウリハダカエデ


 ツリバナ と ウリカエデ


 ヤマノイモ と 葉と共に赤化した アジサイ の装飾花



 里山の木々も少しづつ色づき始め里山散策が楽しい季節の到来です!








 

  


Posted by びいぐる at 22:48Comments(0)

2018年10月15日

戸隠森林植物園

 今月は紅葉シーズンを迎えた戸隠高原に入り浸りです!
 標高1200mの戸隠森林植物園では オオヤマザクラ や ツタウルシ の紅葉は
 既にピークが過ぎ追いかけるようにカエデ類が色づき始めました☆


 カラマツの幹を飾る ツタウルシ


 ヤマウルシ は早くも落葉し始めました!


 サルナシ と ミヤママタタビ


 シャクジョウソウ の実


 ツルシキミ と ヒメアオキ


 園内の木道脇は未だ緑が優勢です!


 ヤマラッキョウ と オヤマリンドウ


 カツラ の葉が甘い匂いを漂わせ始めました☆


 アクシバ と ジンバイソウ の実


 花火のような トチバニンジン の実  と  真珠のような フッキソウ の実


 瑠璃色が美しい サワフタギ の実


 ベニテングタケ と オオホウライタケ

 園内はこれから今年一番の輝きを放ち半年に及ぶ長い冬の眠りに入ります☆




  


Posted by びいぐる at 20:14Comments(0)

2018年10月13日

戸隠鏡池




 マルバゴマギ と ハイイヌガヤ (完熟すると甘く香りも良い果実です)


 ツタウルシ


 ハイイヌツゲ と コブシ


 ヤマブドウ の紅葉は反射光だとこのようにくすんで見えますが
 秋の斜光で透かして見ると驚くほど色鮮やか!




 センブリ
 民間薬として利用され苦味成分「スウェルチアマリン」に健胃整腸作用があります!
 和名は「千回煮出してもまだ苦味が残っている」ことに由来


 ヒトツバカエデ 葉に切れ込みが無いのでマルバカエデとも呼ばれます!
 乾いた枯れ落ち葉は甘い芳香を発しますっっ


 オオバクロモジの越冬芽に形成された虫こぶ 「オオバクロモジメウロコフシ


 カンボク


 ナギナタコウジュ と ミヤマニガウリ
 ナギナタコウジュの花穂は強烈な腐臭がし手に着くと洗っても臭いが取れませんっっ
 ミヤマニガウリは実が付くと周囲の葉が実を包むように丸まります!


 ナナカマド

 日中の気温は10度前後 陽射しが無いので気温以上に寒く感じました!
  


Posted by びいぐる at 21:13Comments(0)

2018年10月11日

戸隠高原ネイチャーウォーク

 戸隠森林植物園ボランティアの会主催の
 「戸隠高原ネイチャーウォーク」 のガイドをしてきました!


 気温は12度 今にも雨が降り出しそうな空模様でしたが
 予定通り戸隠森林植物園「森のまなびや」を出発っっ


 カツラ と オオヤマザクラ


 ヤマウルシ


 ケヤマウコギ と ユモトマユミ


 今日の鏡池は残念ながら霧深く戸隠連峰は望めませんでした。。。


 コブシの実
 種をゆっくり引き出すと種から糸状のものが出てきます。。

 鏡池を後に次は硯石経由で小鳥ヶ池を目指しますっっ


 立木が燃えているかのような ツタウルシの紅葉


 硯石への登り道は道幅が広く気持ちよく歩けます☆

 硯石に到着するも視界が悪く鬼女紅葉伝説の舞台 「荒倉山「 も見えませんicon11


 小鳥ヶ池
 ここも戸隠連峰が望めるビューポイントなんですが霧で視界が利きませんでしたicon15


 足神


 戸隠神社中社

 今日は天気に恵まれず周囲の山々は全く望めませんでしたが
 時折ガスが巻く戸隠の森は幻想的で神々しく参加者の方々には
 好天の時とは異なる神秘的な戸隠の森を楽しんでいただけたのでは・・・






  


Posted by びいぐる at 21:30Comments(0)

2018年10月10日

戸隠古道#6

 戸隠古道もいよいよ終点 戸隠神社奥社入り口に到着です!

 奥社参道入口 大鳥居


 大鳥居脇にある 一龕龍王祠
 一龕龍王(いっかんりゅうおう)は黒姫南山麓「種池」の主で
 戸隠五社のひとつ九頭龍社の祭神「九頭龍大神」の弟子
 龍神は水の神でもあり古くから農家が雨乞い祈願に訪れてきました。。。




 奥社参道 随神門 明治以前は奥院の仁王門
 明治の廃仏毀釈で仁王像は善光寺の東側にある寛慶寺に移されました。。


 奥社参道の杉並木
 江戸時代初期に植えられたもので参道両サイドに80本づつあるといわれていますが
 老木のため年々数が減ってきています。。。


 ヤマウルシ と トチ


 JR東日本の大人の休日TVCMで吉永小百合さんが入った杉の洞


 九頭龍社 祭神は九頭龍大神
 849年 学問行者によって開山
 本殿の奥に戸隠三十三窟のひとつ九頭一尾の大龍が籠っているといわれる
 二十四窟があります!
 江戸時代までは九頭龍大権現といい戸隠信仰の中心的存在でした。。。






 戸隠神社奥社
 祭神は天の岩戸を引き開けた「天手力雄命
 本殿奥に戸隠三十三窟のうちの第1窟があり祭神が鎮座しています。。
 奥社は戸隠連峰の岩壁直下に建つため雪崩で幾度も壊され
 現在の社殿は昭和54年に立てられたコンクリート造り
 1月7日の鎮火祭が終わると祭神は雪崩を避けて御神体は春まで中社に移されますっ

 古来からの進行の道を辿り 豊かな森の中に建つ戸隠五社を訪ねると
 信心深くもない自分でも心洗われ清々しい気分になるのが不思議です!
  


Posted by びいぐる at 18:59Comments(0)

2018年10月09日

戸隠古道#5

 戸隠神社宝光社 から神道(かんみち)を辿り 戸隠神社中社 へ


 戸隠神社中社 1087年現在地に鎮座 宝光社同様奥社の相殿として創建
  祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと) 樹齢900年の三本杉がある

 中社を過ぎると古道は中院(社)道から奥院(社)道に名を変え奥社(院)へ向かいますっっ

 コウゾリナ と ツリバナ


 ツタウルシ


 女人堂跡
 戸隠神社が寺院だった明治以前 奥社(院)は女人禁制であったため
 この場所に奥社(院)遥拝堂がありました。。
 ここは奥社道と越後道女道の分岐にもなっており
 新潟上越方面から来た女性たちは右手の女道から女人堂入り遥拝しました。。

 右の越後道女道を進むと
 越後道が奥社に向かう男道と女人堂に向かう女道の分岐 女人結界石 があります。。

 女人結界石
 信濃町方面からの越後道はここで分岐し左が女人堂・中社に通じる女道
 右は男道で公明院で奥社道に合流しますっ




 奥社道


 ミズナラ と ナナカマド


 比丘尼石
 女人禁制の掟を破った尼僧が石になったといわれる。。




 稚児の塔

 ここまで来ると奥社参道入口はもう目と鼻の先 戸隠古道もいよいよ終点です!
                                           つづく。。。


  


Posted by びいぐる at 18:56Comments(0)

2018年10月08日

戸隠古道#4

 火之御子社 から 宝光社 へ

 宝光社大鳥居




 宝光社


 ハウチワカエデ


 宝光社は奥社の相殿として949年創建 現在地に鎮座したのは1058年
 祭神は「天表春命」で中社の祭神「天八意思兼命」の子


 シロヨメナ と ミヤマハハソ


 宝光社本殿右脇から神道(かんみち)が中社まで続いています!


 神秘的な神道(かんみち)


 マムシグサの仲間 と ホウチャクソウ


 ツルシキミ


 「NHK小鳥の声放送記念碑
 昭和8年NHK長野放送局が日本初の野鳥の鳴き声を戸隠から全国に中継した記念碑


 ツタウルシ




 伏拝所 「御正体飛来の処」の意味
 950年頃 宝光社(院)の祭神(仏)「天表春命(地蔵菩薩)を奥社(院)に合祀したところ
 1058年天表春命(地蔵菩薩)の御正体がこの地に飛来し
 「奥社(院)は女人禁制し冬は登拝が困難な奥社(院)から
 四季を通じて老若男女が参拝できるこの地に我を安置せよ」と申されたという
 この御正体のお告げにより今の場所に宝光社(院)が創建されたと伝えられています。。

 ※戸隠神社は明治になるまで神仏習合の寺院であり神道と仏教を両立させるため
  日本の八百万の神々は様々な仏が化身として日本の地に現れた権現であるという
  本地垂迹(ほんじすいじゃく)という考え方をしていました。。 



  


Posted by びいぐる at 20:29Comments(0)

2018年10月07日

戸隠古道#3

 祓沢を越えた古道は緩やかに登り始め 湯の峯 へと向かいますっっ


 湯ノ峯には嘗て鉱泉が湧出していたという
 現在は「湯ノ峯夕日展望苑」として整備されています。。


 ゴマナ と オヤマリンドウ


 湯ノ峯からの眺め 一夜山と戸隠西岳の間から白馬三山が望めます☆

 湯ノ峯を後に先を目指しますっっ

 古道の一部に石畳が残ります。。


 ハウチワカエデ


 文化七年建立の 一ノ午王橋供養塔
 道標も兼ねており「右うえの村道 左ぜんこうじ道」と刻まれていますっ
 橋供養塔は古い橋を供養し新しい橋の安全を祈願したもので
 橋を架け替えした時に建立され長野県内では珍しい存在なんだとか。。




 ナガミノツルキケマン

 一ノ午王橋供養塔 を渡って直に分岐にさしかかりますっ
 本来なら左折して宝光社に向かうのですが今回は右の中院道を辿り火之御子社へ 

 戸隠五社のひとつ 火之御子社
 主祭神は天の岩戸の前で神楽を舞った 天鈿女命 創建は1098年
 戸隠五社の中で神仏習合の時代も神社であり続けたのは火之御子社のみ


 ハウチワカエデ と オオカメノキ




 ツタウルシ

 脇道で火之御子社に先回りしてしまったのでスルーしてしまった宝光社へ向かうことに
                                                つづく。。。



  


Posted by びいぐる at 19:41Comments(0)

2018年10月06日

戸隠古道#2


 一の鳥居苑地がある鳥居の峰から古道を七丁(約760m)標高差80m程下ると
 大久保地籍に到着っっ

 ここには昔から2軒の茶屋がありました!現在は蕎麦屋として営業しています。。
 現在の「大久保西の茶屋」は当時「釜鳴屋」という茶屋で寛永元年(1624年)創業
 もう一軒の「大久保の茶屋」は「大久保東の茶屋」と呼ばれ文化2年(1805年)創業


 ノコンギク と ヤマナシ

 大久保の茶屋から古道は戸隠バードラインに沿うように西進し戸隠展望苑 に到着っっ

 既に刈り取りを終えたソバ畑の向こうに戸隠連峰が望めました☆

 戸隠連峰






 戸隠西岳連峰


 戸隠展望苑近くの祓沢 岐路にある道標
 左の道標(文化14年)には「右中院御宮道 左宝光院御宮道」
 右の道標(寛政十年)には「左宝光院御宮迠十二丁 従夫中院御宮江通ぬけ」と刻まれている
 なおこの道標にある梵字と寺を意味する院の文字が削り取られている
 明治時代の廃仏毀釈によるものと思われる。。。
 明治時代になるまでは戸隠神社は寺院だったのです!

 この岐路では昔 戸隠山に入山する人に
 入山許可鑑札「山札」を渡した場所だといわれています。。。


 戸隠古道を横切る祓沢(はらいさわ)は名前の通り
 戸隠山へ入山する行者たちが沢で禊をし祓いをした場所といわれています。。


 コハウチワカエデ と ヤマウルシ


 ハナビラタケ と コマユミ


 丁石(ちょういし)




 
 中社まで残り24丁
 祓いを済ませた参詣者は神聖なる領域が近づいたことを意識したことでしょう。。。
                                                 つづく











  


Posted by びいぐる at 20:45Comments(0)

2018年10月05日

戸隠古道#1

 飯綱高原大谷地湿原から戸隠神社奥社までの戸隠古道本道を歩きましたっっ


 大谷地湿原 をスタートして先ずは 一の鳥居苑地 を目指します!


 カンボク と ミズキ


 ゴマナ


 大谷地湿原の西側に古道分岐があります。。
 この分岐には2つの道標が立っており
 左の道標は慶応元年のもので 「右とがくし山道 左うえの(上野)とちはら(栃原)道」 と刻まれ
 右は元禄14年の道標で 「右ハとがくし道 左ハうゑの(上野)道」 と刻まれています。。
 

 飯縄山南峰山頂付近は紅葉が進んでいるようですっ


 西へひと登りすると長野市の実験林「飯綱高原森林博物館」に到着っ

 その後 古道は戸隠バードラインに沿って走り 一の鳥居苑地 に至ります。。




 チゴユリ と マツムシソウ


 ノコンギク






 寛政年間(1790年頃)に今までの木製の一の鳥居を石造に建て替えましたが
 弘化4年(1847年)に発生した善光寺大地震により倒壊してしまいました。。
 今も石造鳥居の一部が残っています。。。


 ミヤマガマズミ


 一の鳥居跡に立つ道標 願主は中社・徳善院(現在の極意旅館)
 「従是(これより)中院神前迄五十三丁」 と刻まれている
 ここから中社社殿まで53丁(約5.8km)という意味
 一の鳥居を起点に中社まで1丁毎に53個の丁石があったといわれていますが
 現存するのは10個程で今ある丁石の殆どは近年新調されたもの


 一の鳥居から丁石を辿って戸隠神社を目指します!! つづく。。。






  


Posted by びいぐる at 22:02Comments(0)

2018年10月04日

葛山

 長野市中心市街地の北側に連なる里山の一つ 葛山(かつらやま) へ



 山頂へは四方から登れますが今回は静松寺からの南ルートを選択




 カサの上に乗っかっているだけかと思ったらしっかりくっついていました!





 今年はキノコの当たり年!
 山道の両脇は様々なキノコたちで賑やかです☆












 山頂直下のケヤキの大木  と 山頂「葛山城跡」に咲くノコンギク


 オヤマボクチの蕾 と チヂミザサ


 葛山山頂「葛山城跡」

 山頂からの眺め

 旭山と善光寺平


 戸隠西岳連峰 と 高妻山


 飯縄山

 標高800m超の山頂は20℃を下回りひんやり感が増してきました!
 気温が下がった分 秋の日差しがとても心地よく感じました☆




  
タグ :葛山


Posted by びいぐる at 18:19Comments(0)

2018年10月03日

小鳥ヶ池

 戸隠神社中社近くにありながら訪れる人も少ない 戸隠小鳥ヶ池


 池の周囲の本格的な紅葉はもう少し先になりそう・・・




 イロハモミジ と イタドリ


 戸隠連峰 


 トリカブトの仲間 と ヤクシソウ


 アキノキリンソウ と ゴマナ




 ツルウメモドキ


 ナナカマド


 エゾリンドウ と オカトラノオ




 レンゲツツジ と ヤマウルシの実


 ウド





 今月半ばには燃えるような紅葉に囲まれることでしょう。。。
  


Posted by びいぐる at 21:40Comments(0)

2018年10月02日

戸隠鏡池

 台風一過の晴れ間をついて 戸隠鏡池 へ






 鏡池の周囲では ブナの黄葉 が始まりました☆


 ヒトツバカエデ と オオカメノキ


 戸隠連峰と鏡池




 戸隠山 と 九頭竜山


 色づき始めたホオノキの実 と ウリハダカエデ 




 コウゾリナ と ノコンギク


 ガマズミ と エゾユズリハ


 戸隠西岳連峰と鏡池




 カワウ


 水墨画の掛け軸に描かれるような岩峰


 岩壁の草付き部分が黄色くなってきました!


 オオカメノキ




 遊歩道を塞ぐサルの群れに遭遇
 近づいても道を開けてくれないので咳払いをしたら「しょうがないなぁ」と
 言わんばかりに両側の樹上に避けてくれました。。。
 


  


Posted by びいぐる at 21:05Comments(0)