2020年03月30日
旭山
春のドカ雪で里山のアプローチは難儀を強いられると思いきや
林道朝日山線は路面の雪も消えて何の支障もなく通過できました☆

ダンコウバイ の花は盛りが過ぎて渋色がかってきました。。


蕾がほころび始めた林道沿いの サクラ と コブシ

既に葉を展開し終えた ニワトコ


葉の展開が始まった ヤマブキ と キミズミ

朝日山自然探勝遊歩道へ


キブシ と チョウジザクラ
山中はヤマガラ や シジュウカラ の囀りで賑やかになってきました☆


ミヤマウグイスカグラ


モミジイチゴ と ミヤマガマズミ の芽吹き


ツノハシバミ の雄花の花穂 と 雌花

山頂の朝日山城跡中央に生える ハルニレ


倒木に生えるカワラタケ や 樹皮に付着いた地衣類 は水分を含んで色鮮やかに


赤みを帯びた常緑広葉樹のツルマサキの葉 と 雪上に落下したダンコウバイの花
雪が融け春の日差しで地温が上がると いよいよ シュンラン が咲き始めます☆
林道朝日山線は路面の雪も消えて何の支障もなく通過できました☆

ダンコウバイ の花は盛りが過ぎて渋色がかってきました。。


蕾がほころび始めた林道沿いの サクラ と コブシ

既に葉を展開し終えた ニワトコ


葉の展開が始まった ヤマブキ と キミズミ

朝日山自然探勝遊歩道へ


キブシ と チョウジザクラ
山中はヤマガラ や シジュウカラ の囀りで賑やかになってきました☆


ミヤマウグイスカグラ


モミジイチゴ と ミヤマガマズミ の芽吹き


ツノハシバミ の雄花の花穂 と 雌花

山頂の朝日山城跡中央に生える ハルニレ


倒木に生えるカワラタケ や 樹皮に付着いた地衣類 は水分を含んで色鮮やかに


赤みを帯びた常緑広葉樹のツルマサキの葉 と 雪上に落下したダンコウバイの花
雪が融け春の日差しで地温が上がると いよいよ シュンラン が咲き始めます☆
Posted by びいぐる at
23:36
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2020年03月29日
冠着山
筑北三山の一つ 早春の 冠着山(姨捨山) へ

棚田と冠着山


千曲市更級小学校から林道仙石線で坊城平まで車で入山
山頂までは40分ですが短いながらパンチの効いた急登になりますっ
山中 鹿の食害が目立ちます!





ウリハダカエデやリョウブなど柔らかい樹皮 カエデ・ノリウツギの幼木の冬芽
ササの葉に被害が集中していましたっ






標高1200m辺りからブナが見られるようになり北面に雪も残ります!
美しい マルミノウルシ の芽生え




日当たりの良い南面の株は既に薹立ちしていましたっ


西面は芽生えたばかり

冠着山山頂


山頂からの展望は抜群☆

北には善光寺平が広がり


南東には坂城・上田方面 南には八頭山・大林山

西には四阿屋山など筑北の山々が連なります!


山頂にあるブナの大木


山頂付近は今日の荒天を予感させる強風が吹き荒れ
木々が大きく揺れ樹木同士が擦れてきしみギィーギィーと音を立てています!
帰路は強風を避けるため児抱岩(ぼこだきいわ)経由で坊城平へ戻りましたっっ
春の大雪が降る前に登れてラッキーでした!

棚田と冠着山


千曲市更級小学校から林道仙石線で坊城平まで車で入山
山頂までは40分ですが短いながらパンチの効いた急登になりますっ
山中 鹿の食害が目立ちます!





ウリハダカエデやリョウブなど柔らかい樹皮 カエデ・ノリウツギの幼木の冬芽
ササの葉に被害が集中していましたっ






標高1200m辺りからブナが見られるようになり北面に雪も残ります!
美しい マルミノウルシ の芽生え




日当たりの良い南面の株は既に薹立ちしていましたっ


西面は芽生えたばかり

冠着山山頂


山頂からの展望は抜群☆

北には善光寺平が広がり


南東には坂城・上田方面 南には八頭山・大林山

西には四阿屋山など筑北の山々が連なります!


山頂にあるブナの大木


山頂付近は今日の荒天を予感させる強風が吹き荒れ
木々が大きく揺れ樹木同士が擦れてきしみギィーギィーと音を立てています!
帰路は強風を避けるため児抱岩(ぼこだきいわ)経由で坊城平へ戻りましたっっ
春の大雪が降る前に登れてラッキーでした!
Posted by びいぐる at
19:35
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2020年03月28日
里島カタクリ
暖冬の影響か早春の花々の開花が早くスケジュール調整が大変です!
長野市里島のカタクリ観察は4月初めに予定していたのですが
開花情報を得たので慌てて夕方近くに群生地に向かいましたっっ
先日様子を見に来た時は旭山北面で行われている治山工事のためか
群生地手前で立ち入り禁止のバリケードが設置されていましたが
今回は脇に寄せられていたので躊躇うことなく歩道を直進っ

今年も春の妖精たちが可憐な姿で迎えてくれました☆



花の中心に現れるサクラの花模様がチャームポイント




カタクリは周囲の草木が繁茂する前の早春に日光を独占して光合成を済ませ
春が終わると地下茎だけを残し枯れて長い休眠に入る戦略を取る
スプリングエフェメラルの一つ

さらに種子散布にも特徴があって種から「エライオソーム」という誘引物質を分泌させ
アリに種を運ばせます☆
このような散布方法はケシ科・スミレ科・シソ科・ユリ科などの植物に見られます!



カタクリの花は雄しべと雌しべを持つ両性花ですが
自家不和合性で基本的に自家受粉は行われません。。
吸蜜に訪れる主な送粉者はクマバチとマルハナバチで
春に羽化するギフチョウやヒメギフチョウも吸蜜に訪れます
カタクリ群生地の雑木林では アブラチャン の花が中層を飾っていますっ




カタクリが広がる林床の傍らでひっそりと咲く アオイスミレ




カタクリ群生地の入り口にある里島発電所周辺に植えられた オオヤマザクラ

裾花川河川敷では カワヤナギ が萌黄色に染まり始めました!
長野市里島のカタクリ観察は4月初めに予定していたのですが
開花情報を得たので慌てて夕方近くに群生地に向かいましたっっ
先日様子を見に来た時は旭山北面で行われている治山工事のためか
群生地手前で立ち入り禁止のバリケードが設置されていましたが
今回は脇に寄せられていたので躊躇うことなく歩道を直進っ

今年も春の妖精たちが可憐な姿で迎えてくれました☆



花の中心に現れるサクラの花模様がチャームポイント




カタクリは周囲の草木が繁茂する前の早春に日光を独占して光合成を済ませ
春が終わると地下茎だけを残し枯れて長い休眠に入る戦略を取る
スプリングエフェメラルの一つ

さらに種子散布にも特徴があって種から「エライオソーム」という誘引物質を分泌させ
アリに種を運ばせます☆
このような散布方法はケシ科・スミレ科・シソ科・ユリ科などの植物に見られます!



カタクリの花は雄しべと雌しべを持つ両性花ですが
自家不和合性で基本的に自家受粉は行われません。。
吸蜜に訪れる主な送粉者はクマバチとマルハナバチで
春に羽化するギフチョウやヒメギフチョウも吸蜜に訪れます

カタクリ群生地の雑木林では アブラチャン の花が中層を飾っていますっ




カタクリが広がる林床の傍らでひっそりと咲く アオイスミレ




カタクリ群生地の入り口にある里島発電所周辺に植えられた オオヤマザクラ

裾花川河川敷では カワヤナギ が萌黄色に染まり始めました!
Posted by びいぐる at
20:21
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2020年03月27日
セツブンソウ
スプリングエフェメラル(春の儚い命)の一つ
セツブンソウの花に会えるのを楽しみにしていたのですがスケジュール調整がうまく行かず
遂に花期が過ぎてしまいました
見頃を迎える目安はアンズの開花時期 しかし既にアンズの花は見頃を迎えています。。。
口惜しさが収まらずダメもとで群生地へ向かいましたっっ



林道沿いでは アブラチャン の花が咲き始めていました☆


恐る恐る群生地に向かいました。。


フキノトウ と 薹(とう)だったアカミノウルシ

葉で青々とした群生地を目を皿のようにして花を探すと既に結実した株ばかり


諦めきれず最後の望みと地温が低めの岩陰や樹幹北側に場所を絞って探すと・・・

咲いていました☆



セツブンソウ はキンポウゲ科の多年草
白く花びらに見えるのは花弁状の萼片で
先端に黄色の蜜腺を付けているのが本物の花弁(花びら)です
その内側にある紫色のものが雄しべの葯になりますっ



僅か数株ですが咲き残っていてくれました☆ 間一髪 間に合いましたっっ


セツブンソウは林床に陽射しが届く木々の芽吹き前に光合成を済ませ
夏には地上から姿を消し来春まで長い眠りに就きます。。。
春の妖精 セツブンソウの花 を見れてホッとしたのか漸く周りも見えてきました!


ウスタビガの繭 と 雪の下で冬を越したマムシグサの実


ヤマエンゴサク

カテンソウ
野山ではセツブンソウ・フクジュソウに続けとばかりに
カタクリ・ニリンソウなどのスプリングエフェメラルたちが登場してきます☆
セツブンソウの花に会えるのを楽しみにしていたのですがスケジュール調整がうまく行かず
遂に花期が過ぎてしまいました

見頃を迎える目安はアンズの開花時期 しかし既にアンズの花は見頃を迎えています。。。
口惜しさが収まらずダメもとで群生地へ向かいましたっっ



林道沿いでは アブラチャン の花が咲き始めていました☆


恐る恐る群生地に向かいました。。


フキノトウ と 薹(とう)だったアカミノウルシ

葉で青々とした群生地を目を皿のようにして花を探すと既に結実した株ばかり


諦めきれず最後の望みと地温が低めの岩陰や樹幹北側に場所を絞って探すと・・・

咲いていました☆



セツブンソウ はキンポウゲ科の多年草
白く花びらに見えるのは花弁状の萼片で
先端に黄色の蜜腺を付けているのが本物の花弁(花びら)です
その内側にある紫色のものが雄しべの葯になりますっ



僅か数株ですが咲き残っていてくれました☆ 間一髪 間に合いましたっっ


セツブンソウは林床に陽射しが届く木々の芽吹き前に光合成を済ませ
夏には地上から姿を消し来春まで長い眠りに就きます。。。
春の妖精 セツブンソウの花 を見れてホッとしたのか漸く周りも見えてきました!


ウスタビガの繭 と 雪の下で冬を越したマムシグサの実


ヤマエンゴサク

カテンソウ
野山ではセツブンソウ・フクジュソウに続けとばかりに
カタクリ・ニリンソウなどのスプリングエフェメラルたちが登場してきます☆
Posted by びいぐる at
22:27
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2020年03月24日
謎の鉄パイプ
2月9日・3月5日のブログで取り上げた
長野市安茂里地区の「中山」山中の山道に敷設された謎の鉄パイプ
いったい誰がいつ何のために敷設したのか調べ始めて一ヶ月余りが経過し
遂に決定的な証言を得ることができました☆

山中の謎の鉄パイプの正体が判明するまでの経緯は以下の通り
まずは数日間 関連キーワードでネット検索し続けると
何と この山道が市道であることが分かりましたっ

そこで長野市のホームページで市道について調べてみると
安茂里西河原から林道朝日山線に至る路線番号27120安茂里120号線と判明


早速 市道を管轄する長野市監理課に問い合わせてみることに
返答を待つこと1週間程 担当者から電話が入り
「市道占用許可記録などを調べたのですが鉄パイプに関わる記録が残っておらず
残念ながら分かりませんでした。古い年代のものかもしれません」と詫びられました。。
私的な問い合わせに対しお忙しい中、時間を割いて調べて頂いただけでも
ありがたかったのですが、この担当者の方はさらに現場確認にも行ってくれたんだそうで
「道に迷って現場に行き着けませんでした」と残念がって話されました。。。
正直ここまで誠意をもって対応していただけるとは思っていなかったので
感動してしまいました!

最後の頼みの綱はやはり地元「安茂里」ということで 安茂里支所 へ出向きましたっ
状況を説明したところ支所では分かりかねるので地元で分かりそうな方を
当たってみます」との返答を頂けました!
すると翌朝に電話が入り「地元の歴史に詳しい方からの情報では
「山腹にある畑の所有者がキノコ栽培を計画し散水用の水を引くために敷設したもので
実際にはキノコ栽培は行われなかったらしい」とのこと
この時点での情報は3月5日にアップした自分のブログで報告しましたが
水を引くなら凍結防止のため鉄パイプは埋設するはず
地表に露出させた形で固定したからには別の用途だったのではという思いが残りました。。。


その後 再び連絡があり 敷設者の息子さんから新たな証言が得られたとのこと
その内容は「安茂里小路に住む息子さんのお父さんが
昭和40年台キノコ栽培に必要なキノコの原木を朝場牧場付近から
麓に運ぶため荷台車のガイドレールとして敷設したもので
キノコの原木以外にも山中で焼いた炭も運んだようだ」というものでした。。。
敷設者の息子さんからの情報なので信憑性は高く
鉄パイプが地上に露出したまま地面に固定されているのも納得がいきますっ
敷設者ご本人は既に故人となられているようなので息子さんの証言が
今となっては最も信頼できるものでしょう。。。

ただ一つだけ疑問が残ります。。
ガイドレールだとしたら道のどちらか一方に付けるはずですが
現存する鉄パイプは殆ど山側に付けられているのですが
僅かな区間だけ谷側に鉄パイプが残されているのです。。。
利用されなくなってから誰かが動かしたのでしょうか?
いずれにして敷設者の息子さんから得られた証言が真実に最も近いもの
と考え3月5日にUPしたブログを一部訂正加筆し再UPいたしました!
里山山中には歴史に残らない先人たちの営みの痕跡が残されており
何のために使ったのか思い巡らすのも里山歩きの楽しみの一つです♫
ご協力頂いた皆様 本当にありがとうございました!!
長野市安茂里地区の「中山」山中の山道に敷設された謎の鉄パイプ
いったい誰がいつ何のために敷設したのか調べ始めて一ヶ月余りが経過し
遂に決定的な証言を得ることができました☆

山中の謎の鉄パイプの正体が判明するまでの経緯は以下の通り
まずは数日間 関連キーワードでネット検索し続けると
何と この山道が市道であることが分かりましたっ

そこで長野市のホームページで市道について調べてみると
安茂里西河原から林道朝日山線に至る路線番号27120安茂里120号線と判明


早速 市道を管轄する長野市監理課に問い合わせてみることに
返答を待つこと1週間程 担当者から電話が入り
「市道占用許可記録などを調べたのですが鉄パイプに関わる記録が残っておらず
残念ながら分かりませんでした。古い年代のものかもしれません」と詫びられました。。
私的な問い合わせに対しお忙しい中、時間を割いて調べて頂いただけでも
ありがたかったのですが、この担当者の方はさらに現場確認にも行ってくれたんだそうで
「道に迷って現場に行き着けませんでした」と残念がって話されました。。。
正直ここまで誠意をもって対応していただけるとは思っていなかったので
感動してしまいました!

最後の頼みの綱はやはり地元「安茂里」ということで 安茂里支所 へ出向きましたっ
状況を説明したところ支所では分かりかねるので地元で分かりそうな方を
当たってみます」との返答を頂けました!
すると翌朝に電話が入り「地元の歴史に詳しい方からの情報では
「山腹にある畑の所有者がキノコ栽培を計画し散水用の水を引くために敷設したもので
実際にはキノコ栽培は行われなかったらしい」とのこと
この時点での情報は3月5日にアップした自分のブログで報告しましたが
水を引くなら凍結防止のため鉄パイプは埋設するはず
地表に露出させた形で固定したからには別の用途だったのではという思いが残りました。。。


その後 再び連絡があり 敷設者の息子さんから新たな証言が得られたとのこと
その内容は「安茂里小路に住む息子さんのお父さんが
昭和40年台キノコ栽培に必要なキノコの原木を朝場牧場付近から
麓に運ぶため荷台車のガイドレールとして敷設したもので
キノコの原木以外にも山中で焼いた炭も運んだようだ」というものでした。。。
敷設者の息子さんからの情報なので信憑性は高く
鉄パイプが地上に露出したまま地面に固定されているのも納得がいきますっ
敷設者ご本人は既に故人となられているようなので息子さんの証言が
今となっては最も信頼できるものでしょう。。。

ただ一つだけ疑問が残ります。。
ガイドレールだとしたら道のどちらか一方に付けるはずですが
現存する鉄パイプは殆ど山側に付けられているのですが
僅かな区間だけ谷側に鉄パイプが残されているのです。。。
利用されなくなってから誰かが動かしたのでしょうか?
いずれにして敷設者の息子さんから得られた証言が真実に最も近いもの
と考え3月5日にUPしたブログを一部訂正加筆し再UPいたしました!
里山山中には歴史に残らない先人たちの営みの痕跡が残されており
何のために使ったのか思い巡らすのも里山歩きの楽しみの一つです♫
ご協力頂いた皆様 本当にありがとうございました!!
Posted by びいぐる at
21:19
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2020年03月22日
雨の旭山
寒冷前線の通過で断続的に冷たい雨が降る一日でした。。。
降雨の合間を衝いて 旭山 へ



山中では ダンコウバイ の花が盛りを迎えました☆
林道沿いは外来種の花々で賑やかです!


ヨーロッパ原産の ヒメオドリコソウ と ミチタネツケバナ


西アジア・北アフリカ・ヨーロッパ原産の ニオイスミレ
耐寒性のスミレで古くからの香水原料花



ツノハシバミ 雄花の花穂が伸び イソギンチャクのような雌花も咲き出しました☆


ホトケノザ


ニワトコ 冬枯れの里山林内で最初に芽吹く樹木です!



キブシ の花穂が伸びて花も咲き始めました☆
花穂が伸び切ると見事な 花すだれ が完成しますっっ


ウグイスカグラ


チョウジザクラ
例年より早く里山山中の彩りが増してきましたっ
ヤマザクラやカタクリも今月中に咲き出しそうです!
降雨の合間を衝いて 旭山 へ



山中では ダンコウバイ の花が盛りを迎えました☆
林道沿いは外来種の花々で賑やかです!


ヨーロッパ原産の ヒメオドリコソウ と ミチタネツケバナ


西アジア・北アフリカ・ヨーロッパ原産の ニオイスミレ
耐寒性のスミレで古くからの香水原料花



ツノハシバミ 雄花の花穂が伸び イソギンチャクのような雌花も咲き出しました☆


ホトケノザ


ニワトコ 冬枯れの里山林内で最初に芽吹く樹木です!



キブシ の花穂が伸びて花も咲き始めました☆
花穂が伸び切ると見事な 花すだれ が完成しますっっ


ウグイスカグラ


チョウジザクラ
例年より早く里山山中の彩りが増してきましたっ
ヤマザクラやカタクリも今月中に咲き出しそうです!
Posted by びいぐる at
17:22
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2020年03月20日
ミスミソウ開花
ミスミソウ の開花状況を見に善光寺背後の里山 大峰山 へ

今年は暖冬だったので既に花の盛りが過ぎてしまっているのではと
心配しながら群生地に向かったのですが意外にも咲き始め
素人の推論ですが今シーズンは雪が極端に少なく
地表が寒気に晒され続けたことが例年よりも開花を遅らせる要因になったのかも。。。



ピンク色を帯びた花をつける株


ミスミソウ はキンポウゲ科の常緑多年草
花びらに見えるのは萼片で色も白以外にピンク・紫のものも

この葉の形が ミスミソウ(三角草) の名の由来


アカマツの倒木に生えた ツガサルノコシカケ と カワラタケ

木製のベンチはコケに覆われていました。。。





コシノカンアオイ
主に日本海側の多雪地に生えるウマノスズクサ科の常緑多年草
信越国境の関田山脈のブナの林床などで良く見られます。。
ここ大峰山の山頂付近はブナ林帯ではないため
恐らく植樹したブナの苗と共に運ばれ定着したものと思われます!


大峰山山頂にある鉄筋コンクリート造りの模擬天守 大峰城 と 樹間からの若槻上野方面


大峰城の正式名称は「大峯山展望台」 昭和37年の竣工 平成19年に閉鎖
昭和35年長野市は観光開発5カ年計画を立案し
大峰・地附山一帯の大規模観光開発が行われましたっ
大峰山の観光開発は長野市と担当となり「大峯山展望台」を建設
隣りの地附山は地本企業などが出資しした観光事業者(長野国際観光)が担当することになり
地附山山頂大遊圓地・地附山スキー場・地附山動物園・善光寺ロープウェイ
ロープウェイ山麓駅雲上台に善光寺ヘルスセンターを建設しました。。
しかし昭和40年を過ぎると利用者が減少し昭和50年全ての施設が廃止されました。。。
昭和60年7月26日午後5時すぎ地附山の南. 東斜面で大規模な地すべりが発生
復旧工事が終了すると地滑り跡には地附山メモリアル公園や
嘗ての一大レジャーランドを周遊できる長野市トレッキングコースが整備されました。。。

今年は暖冬だったので既に花の盛りが過ぎてしまっているのではと
心配しながら群生地に向かったのですが意外にも咲き始め
素人の推論ですが今シーズンは雪が極端に少なく
地表が寒気に晒され続けたことが例年よりも開花を遅らせる要因になったのかも。。。



ピンク色を帯びた花をつける株


ミスミソウ はキンポウゲ科の常緑多年草
花びらに見えるのは萼片で色も白以外にピンク・紫のものも

この葉の形が ミスミソウ(三角草) の名の由来


アカマツの倒木に生えた ツガサルノコシカケ と カワラタケ

木製のベンチはコケに覆われていました。。。





コシノカンアオイ
主に日本海側の多雪地に生えるウマノスズクサ科の常緑多年草
信越国境の関田山脈のブナの林床などで良く見られます。。
ここ大峰山の山頂付近はブナ林帯ではないため
恐らく植樹したブナの苗と共に運ばれ定着したものと思われます!


大峰山山頂にある鉄筋コンクリート造りの模擬天守 大峰城 と 樹間からの若槻上野方面


大峰城の正式名称は「大峯山展望台」 昭和37年の竣工 平成19年に閉鎖
昭和35年長野市は観光開発5カ年計画を立案し
大峰・地附山一帯の大規模観光開発が行われましたっ
大峰山の観光開発は長野市と担当となり「大峯山展望台」を建設
隣りの地附山は地本企業などが出資しした観光事業者(長野国際観光)が担当することになり
地附山山頂大遊圓地・地附山スキー場・地附山動物園・善光寺ロープウェイ
ロープウェイ山麓駅雲上台に善光寺ヘルスセンターを建設しました。。
しかし昭和40年を過ぎると利用者が減少し昭和50年全ての施設が廃止されました。。。
昭和60年7月26日午後5時すぎ地附山の南. 東斜面で大規模な地すべりが発生
復旧工事が終了すると地滑り跡には地附山メモリアル公園や
嘗ての一大レジャーランドを周遊できる長野市トレッキングコースが整備されました。。。
Posted by びいぐる at
20:10
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2020年03月18日
巣箱掃除
毎年恒例になっている戸隠森林植物園内の
巣箱掃除と利用状況確認調査を行いましたっ

昨夜までの降雪で30cmほど積雪が増しました!


戸隠森林植物園中央広場にある北信森林管理署戸隠森林事務所詰所前に集合

林野庁の担当者から説明を受けた後 4斑に別れ巣箱が設置されているエリアへ



3人1組となり
梯子をかけて押さえる係 巣箱を掃除する係
巣箱番号・利用状況・内容物等を記録する係 を分担します。。


壊れて使えなくなった巣箱は撤去回収

営巣に利用された巣箱の中身はこんな感じ


ひと仕事終えて昼休憩
今シーズンは積雪が少なく作業はたいへんでしたっっ

つる性の常緑広葉樹 ツルマサキ の葉が赤みを帯び綺麗でした☆

戸隠連峰


本院岳 と 五地蔵山
来月中旬には伝統の戸隠中学校による「小鳥の巣箱掛け」が実施されます!
巣箱掃除と利用状況確認調査を行いましたっ

昨夜までの降雪で30cmほど積雪が増しました!


戸隠森林植物園中央広場にある北信森林管理署戸隠森林事務所詰所前に集合

林野庁の担当者から説明を受けた後 4斑に別れ巣箱が設置されているエリアへ



3人1組となり
梯子をかけて押さえる係 巣箱を掃除する係
巣箱番号・利用状況・内容物等を記録する係 を分担します。。


壊れて使えなくなった巣箱は撤去回収

営巣に利用された巣箱の中身はこんな感じ


ひと仕事終えて昼休憩
今シーズンは積雪が少なく作業はたいへんでしたっっ

つる性の常緑広葉樹 ツルマサキ の葉が赤みを帯び綺麗でした☆

戸隠連峰


本院岳 と 五地蔵山
来月中旬には伝統の戸隠中学校による「小鳥の巣箱掛け」が実施されます!
Posted by びいぐる at
20:14
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2020年03月17日
里山に春到来☆
昨日の春の嵐がもたらした銀世界は儚く 今日には跡形もなく消えて
気温も朝の氷点下から昼には二桁まで急上昇
旭山山麓の南斜面では早春の花々が続々登場してきました☆



開花しだした アンズ


フキノトウ


雑木林では ダンコウバイ が咲き始めました☆


山腹のリンゴ畑の隅に植えられた ウメ の花も満開☆


ウグイスカグラ の蕾 と ノイバラ の芽吹き



ブロッコリーのような花を付ける ニワトコ




フクジュソウ


イノシシの糞 と 何故か競走馬のぬいぐるみ が雑木林に
おまけ

自宅の 葉牡丹 は今朝 抹茶練乳掛けかき氷 になっていました♪
気温も朝の氷点下から昼には二桁まで急上昇

旭山山麓の南斜面では早春の花々が続々登場してきました☆



開花しだした アンズ


フキノトウ


雑木林では ダンコウバイ が咲き始めました☆


山腹のリンゴ畑の隅に植えられた ウメ の花も満開☆


ウグイスカグラ の蕾 と ノイバラ の芽吹き



ブロッコリーのような花を付ける ニワトコ




フクジュソウ


イノシシの糞 と 何故か競走馬のぬいぐるみ が雑木林に
おまけ

自宅の 葉牡丹 は今朝 抹茶練乳掛けかき氷 になっていました♪
Posted by びいぐる at
21:35
│Comments(2)
2020年03月15日
雪上観察会
今日は「戸隠高原雪上観察会」でネイチャーガイドをしてきましたっ

昨日の春の嵐荒天から一転 今日の戸隠高原は雲が多いものの
青空が広がり新雪も薄っすら積もってまずまずのコンディション☆
今日は観察会なので樹木の冬芽や葉痕を観察しながらの道草ウォーク


ミズナラ と マルバゴマキ の冬芽


サワグルミ と ノリウツギ の葉痕




オオカメノキ の冬芽


ノリウツギの枯花 と トチノキの冬芽



イワガラミの枯花


熊だな(熊が食事をした跡)を観察


樹皮に着生した サルオガセ(地衣類) と オシャグジデンダ(シダ植物)


つる性の樹木 サルナシ と ヤマブドウ

ミズナラの巨木 「王様の木」




樹木も抵抗力が落ちると病気に罹りやすくなるようです。。
病原菌が細胞を異常増殖させできる コブ と
形成層の内側にある木部に腐食菌が侵入してできる ウロ


常緑のウラジロモミの木の下は積雪が少なくクマイザサが露出


蒴柄(さくへい)を伸ばす蘚苔類 と 蕾が膨らみだしたヤマネコヤナギ

鏡池と戸隠連峰


弁慶岳(P1)と本院岳

鏡池と戸隠西岳連峰


戸隠鏡池の池畔でゆっくりとランチタイムを楽しんだ後往路を戻りましたっ
記録的な暖冬で積雪が少なくコース変更を余儀なくされましたが
植物観察には支障なく天気も良かったので参加いただいた方々には
冬の眠りに就く戸隠高原の森を楽しんでいただけたことと思います!

昨日の春の嵐荒天から一転 今日の戸隠高原は雲が多いものの
青空が広がり新雪も薄っすら積もってまずまずのコンディション☆
今日は観察会なので樹木の冬芽や葉痕を観察しながらの道草ウォーク


ミズナラ と マルバゴマキ の冬芽


サワグルミ と ノリウツギ の葉痕




オオカメノキ の冬芽


ノリウツギの枯花 と トチノキの冬芽



イワガラミの枯花


熊だな(熊が食事をした跡)を観察


樹皮に着生した サルオガセ(地衣類) と オシャグジデンダ(シダ植物)


つる性の樹木 サルナシ と ヤマブドウ

ミズナラの巨木 「王様の木」




樹木も抵抗力が落ちると病気に罹りやすくなるようです。。
病原菌が細胞を異常増殖させできる コブ と
形成層の内側にある木部に腐食菌が侵入してできる ウロ


常緑のウラジロモミの木の下は積雪が少なくクマイザサが露出


蒴柄(さくへい)を伸ばす蘚苔類 と 蕾が膨らみだしたヤマネコヤナギ

鏡池と戸隠連峰


弁慶岳(P1)と本院岳

鏡池と戸隠西岳連峰


戸隠鏡池の池畔でゆっくりとランチタイムを楽しんだ後往路を戻りましたっ
記録的な暖冬で積雪が少なくコース変更を余儀なくされましたが
植物観察には支障なく天気も良かったので参加いただいた方々には
冬の眠りに就く戸隠高原の森を楽しんでいただけたことと思います!
Posted by びいぐる at
22:19
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2020年03月13日
杏開花
帰宅途中 アンズの花 を見つけました☆

このお宅のアンズは毎年いち早く咲くのですが
それにしても今年は10日以上早いのでは・・・



アンズ(杏子)は近縁のウメやモモと同じバラ科サクラ属の落葉小高木
原産地は中国山東省・河北省付近の山岳地帯が有力で古名は唐桃
中国では5000年前から薬用として栽培されていたといいます!
冷涼な気候を好むので日本ではリンゴの産地とアンズの産地が一致し
長野県と青森で国内生産量の約98%を占めるんだとか。。


週末から週明けにかけて冬に逆戻りの予報が出ていますっ
膨らみ始めた蕾も開花をためらうのでは。。。

このお宅のアンズは毎年いち早く咲くのですが
それにしても今年は10日以上早いのでは・・・



アンズ(杏子)は近縁のウメやモモと同じバラ科サクラ属の落葉小高木
原産地は中国山東省・河北省付近の山岳地帯が有力で古名は唐桃
中国では5000年前から薬用として栽培されていたといいます!
冷涼な気候を好むので日本ではリンゴの産地とアンズの産地が一致し
長野県と青森で国内生産量の約98%を占めるんだとか。。


週末から週明けにかけて冬に逆戻りの予報が出ていますっ
膨らみ始めた蕾も開花をためらうのでは。。。
Posted by びいぐる at
22:36
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2020年03月11日
雨の奥社社叢
今月15日に予定している「戸隠高原雪上観察会」の直前下見に行ってきましたっ
昨日の戸隠高原は午前9時半ころから雨脚が強まりコンディションは最悪

戸隠神社奥社参道入口の大鳥居


雪解けと降雨で逆川は勢いよく流れていましたっ

ハンノキの雄花の花穂が伸びてきました☆


奥社参道脇の水路は姿を現し 森林植物園に向かう歩道の雪も消えました!

今季は積雪が異常に少なく
雪に埋もれることができなかったクマイザサの葉は寒さで枯れてしまいましたっ
降雪が少ないので雪上には様々な落下物が見られます☆


ツルアジサイの枯花 と 剥げ落ちた樹皮に着床していたシダ植物


地衣蘚苔類

トチノキの古木に貼り付いたツルマサキ(中央) と ツルアジサイ(両脇)


風雪に耐え抜いたセミの抜け殻 と サルによるものと思われる食痕


トチノキ と イチイ の樹皮

マルバゴマキ


雨の奥社参道

随神門



乾燥状態だった地衣蘚苔類にとっては恵の雨

樹勢が衰えたミズナラの大木
降雨のため鏡池方面まで行くのを断念 往路の反対側の社叢を戻りました!
今週後半は気温が下がり降雪も期待できるので
コースコンディションは幾分改善されるかもしれません!
15日の「戸隠高原雪上観察会」は予約不要です!
奥社参道入口駐車場 9時集合 参加費一般500円 中学生以下300円
昼食・スノーシュー・レジャーシート持参 荒天の場合中止
スタッフ一同 大勢のご参加お待ちしております。
昨日の戸隠高原は午前9時半ころから雨脚が強まりコンディションは最悪

戸隠神社奥社参道入口の大鳥居


雪解けと降雨で逆川は勢いよく流れていましたっ

ハンノキの雄花の花穂が伸びてきました☆


奥社参道脇の水路は姿を現し 森林植物園に向かう歩道の雪も消えました!

今季は積雪が異常に少なく
雪に埋もれることができなかったクマイザサの葉は寒さで枯れてしまいましたっ
降雪が少ないので雪上には様々な落下物が見られます☆


ツルアジサイの枯花 と 剥げ落ちた樹皮に着床していたシダ植物


地衣蘚苔類

トチノキの古木に貼り付いたツルマサキ(中央) と ツルアジサイ(両脇)


風雪に耐え抜いたセミの抜け殻 と サルによるものと思われる食痕


トチノキ と イチイ の樹皮

マルバゴマキ


雨の奥社参道

随神門



乾燥状態だった地衣蘚苔類にとっては恵の雨

樹勢が衰えたミズナラの大木
降雨のため鏡池方面まで行くのを断念 往路の反対側の社叢を戻りました!
今週後半は気温が下がり降雪も期待できるので
コースコンディションは幾分改善されるかもしれません!
15日の「戸隠高原雪上観察会」は予約不要です!
奥社参道入口駐車場 9時集合 参加費一般500円 中学生以下300円
昼食・スノーシュー・レジャーシート持参 荒天の場合中止
スタッフ一同 大勢のご参加お待ちしております。
Posted by びいぐる at
21:12
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2020年03月09日
旭山
日没間近の 旭山 へ

朝日山観世音堂 からの長野中心市街地



ホトケノザ
小さな花ですが色も形も美しいシソ科オドリコソウ属の越年草です。。
越年草とは秋に芽吹いて冬を越し春に花が咲く草のこと
名の由来は花の下の葉が仏像の台座(蓮座)のようだから
ちなみに春の七草のホトケノザは本種ではなくキク科のコオニタビラコのこと



ニワトコ


外来種の ノボロギク と ミチタネツケバナ

芽鱗が割れ蕾が姿を現した ダンコウバイ


ウグイスカグラ の蕾
里山の雑木林でいち早く花を咲かせるのが ダンコウバイ と ウグイスカグラ


雄花の花穂が伸び始めた ツノハシバミ

胞子体が美しい コケ


山頂直下にある「木曽義仲霊」と彫られた石碑 と ウスタビガの繭

旭山山頂の朝日山城跡 ハルニレが山頂のシンボルツリー


カンゾウ と クルマムグラ の芽生え

「春の日は暮れそうで暮れぬ」の諺どおり夕方活動できる時間が随分長くなりました!
日がどんどん長くなっていく春は何だかうれしい気分になります♪

朝日山観世音堂 からの長野中心市街地



ホトケノザ
小さな花ですが色も形も美しいシソ科オドリコソウ属の越年草です。。
越年草とは秋に芽吹いて冬を越し春に花が咲く草のこと
名の由来は花の下の葉が仏像の台座(蓮座)のようだから
ちなみに春の七草のホトケノザは本種ではなくキク科のコオニタビラコのこと



ニワトコ


外来種の ノボロギク と ミチタネツケバナ

芽鱗が割れ蕾が姿を現した ダンコウバイ


ウグイスカグラ の蕾
里山の雑木林でいち早く花を咲かせるのが ダンコウバイ と ウグイスカグラ


雄花の花穂が伸び始めた ツノハシバミ

胞子体が美しい コケ


山頂直下にある「木曽義仲霊」と彫られた石碑 と ウスタビガの繭

旭山山頂の朝日山城跡 ハルニレが山頂のシンボルツリー


カンゾウ と クルマムグラ の芽生え

「春の日は暮れそうで暮れぬ」の諺どおり夕方活動できる時間が随分長くなりました!
日がどんどん長くなっていく春は何だかうれしい気分になります♪
Posted by びいぐる at
22:53
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2020年03月07日
奥社社叢
戸隠神社奥社参道の両側100mが奥社社叢
開発の手が及ばなかった神域だけに樹種や樹齢も様々で表情豊かな森です☆
積雪期の社叢は全体的にモノトーンが基調ですが
冬枯れの木立を間近で見ると菌類や地衣蘚苔類を纏い意外とカラフル

蒴柄(さくへい)を伸ばすコケ
先端の膨らんだ部分が蒴(さく)と呼ばれる胞子体


サルノコシカケ科のキノコ

藍色から白色へのグラデーションが美しい カワラタケ


地衣類を纏う ブナ と シラカバの倒木
地衣類はコケでは無く藻類と共生する菌類

苔むした老木


地衣類
神秘の森を演出する サルオガセ たち

サルオガセ は
ブナ林など落葉広葉樹林の霧のかかるような森林の樹上に着生する糸状の地衣類

蘚苔類と菌類のコラボ


サルノコシカケの仲間 と ツリガネタケ


オシャグジデンダ
長野県木曽 地方の社貢寺で発見された樹幹や岩上等に着生するシダ植物
冬緑性で秋に新葉が伸びて夏には落葉します!
冬は葉を丸めて乾燥から身を守りますっ

気温が上昇し社叢を流れる沢は水量を増し泡立っていました!
戸隠神社奥社社叢に生きる木々たちの樹皮の表面は
菌類や地衣蘚苔類の世界が広がっていました☆
開発の手が及ばなかった神域だけに樹種や樹齢も様々で表情豊かな森です☆
積雪期の社叢は全体的にモノトーンが基調ですが
冬枯れの木立を間近で見ると菌類や地衣蘚苔類を纏い意外とカラフル

蒴柄(さくへい)を伸ばすコケ
先端の膨らんだ部分が蒴(さく)と呼ばれる胞子体


サルノコシカケ科のキノコ

藍色から白色へのグラデーションが美しい カワラタケ


地衣類を纏う ブナ と シラカバの倒木
地衣類はコケでは無く藻類と共生する菌類

苔むした老木


地衣類
神秘の森を演出する サルオガセ たち

サルオガセ は
ブナ林など落葉広葉樹林の霧のかかるような森林の樹上に着生する糸状の地衣類

蘚苔類と菌類のコラボ


サルノコシカケの仲間 と ツリガネタケ


オシャグジデンダ
長野県木曽 地方の社貢寺で発見された樹幹や岩上等に着生するシダ植物
冬緑性で秋に新葉が伸びて夏には落葉します!
冬は葉を丸めて乾燥から身を守りますっ

気温が上昇し社叢を流れる沢は水量を増し泡立っていました!
戸隠神社奥社社叢に生きる木々たちの樹皮の表面は
菌類や地衣蘚苔類の世界が広がっていました☆
Posted by びいぐる at
23:16
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2020年03月05日
三笠山
暖冬で俄かに春めきだした長野市安茂里の里山 三笠山 へ

林道朝日山線 青木煙火店工場前から見る 三笠山
暖冬の影響で山腹では早くも木々の芽吹きが始まりました☆


ニワトコ と クサボケ



ウグイスカグラ は芽吹きと共に蕾も大きく膨らんでいました♪



ダンコウバイ の花芽は芽鱗が剥けて蕾が膨らんできました☆
そして山道に敷設された 謎の鉄パイプ が現れました!



2月9日にアップしたブログでも取り上げましたが
中山西側の山道に約130mに渡り断続的に見られます!

伝手を辿って この鉄パイプの使途について調べた結果 貴重な証言が得られました☆
証言1 この場所から少し下ったところにある畑の所有者がキノコ栽培をするために
散水用の水を引こうと鉄パイプを敷設した
結局キノコ栽培はされずパイプだけが残された
証言2 昭和40年台キノコ栽培に必要なキノコの原木を朝場牧場付近から
麓に運ぶため荷台車のガイドレールとして敷設した
どちらも敷設した当事者から得た証言ではないので真偽不明ですが
麓でキノコ栽培するために敷設されたものであることは間違いないなさそうです!


カワラタケ


ヤマツツジ の夏葉(越冬葉) と 常緑のスイカズラ


マウンテンバイクの痕跡


山仕事の痕跡?


三笠山の巻き道分岐を過ぎ尾根に取り付くと
朝場牧場の厩舎や反射板が樹間に見えてきます☆


ヤマツツジに形成された虫こぶ ツツジミマルフシ と コシアブラの冬芽

朽木を覆う蘚苔類


ツガサルノコシカケ と 樹皮や岩に付着した地衣類

三笠山山頂 山頂を示す物や展望もありません


冷たいものが当たり始めたので周遊を諦め往路を引き返しましたっっ

林道朝日山線 青木煙火店工場前から見る 三笠山
暖冬の影響で山腹では早くも木々の芽吹きが始まりました☆


ニワトコ と クサボケ



ウグイスカグラ は芽吹きと共に蕾も大きく膨らんでいました♪



ダンコウバイ の花芽は芽鱗が剥けて蕾が膨らんできました☆
そして山道に敷設された 謎の鉄パイプ が現れました!



2月9日にアップしたブログでも取り上げましたが
中山西側の山道に約130mに渡り断続的に見られます!

伝手を辿って この鉄パイプの使途について調べた結果 貴重な証言が得られました☆
証言1 この場所から少し下ったところにある畑の所有者がキノコ栽培をするために
散水用の水を引こうと鉄パイプを敷設した
結局キノコ栽培はされずパイプだけが残された
証言2 昭和40年台キノコ栽培に必要なキノコの原木を朝場牧場付近から
麓に運ぶため荷台車のガイドレールとして敷設した
どちらも敷設した当事者から得た証言ではないので真偽不明ですが
麓でキノコ栽培するために敷設されたものであることは間違いないなさそうです!


カワラタケ


ヤマツツジ の夏葉(越冬葉) と 常緑のスイカズラ


マウンテンバイクの痕跡


山仕事の痕跡?


三笠山の巻き道分岐を過ぎ尾根に取り付くと
朝場牧場の厩舎や反射板が樹間に見えてきます☆


ヤマツツジに形成された虫こぶ ツツジミマルフシ と コシアブラの冬芽

朽木を覆う蘚苔類


ツガサルノコシカケ と 樹皮や岩に付着した地衣類

三笠山山頂 山頂を示す物や展望もありません



冷たいものが当たり始めたので周遊を諦め往路を引き返しましたっっ
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22:10
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2020年03月04日
福寿草開花
少雪暖冬傾向が続いた今年の冬
長野市の桜開花予想が4月5日と例年より10日ほど早めなので
フクジュソウの花も咲き出しているのではと
自宅近くの正覚院の裏山 「中山」 山腹の自生地へ向かいましたっ

長野市安茂里大門から見た 中山


正覚院からリンゴ畑に向かう農道を辿りますっ

今日は今にも雨が降り出しそうな曇天


リンゴ畑の傍らに植えられた梅が花を付けていました☆
フクジュソウの開花は梅の花が咲く時期なので期待できそう。。


冬枯れの雑木林の中にポツンと緑が
近づくと常緑小高木の柊(ヒイラギ)でした!
名前の由来は葉縁の鋸歯が尖り触ると痛いことから
古くは疼木(ひららき)と呼ばれ転じてヒイラギになったのだとか

飛散し始めた スギ花粉 と ノイバラの刺 に悩まされながら
暫し藪を漕ぐと フクジュソウ が群生する沢沿いの斜面に到着っっ
予想的中 見事に咲いていました☆





フクジュソウの花は日光を独占するため周囲の草木が芽吹く前に開花します!
そしてバラボラアンテナ状の花で中心に日光を集め
この時期 数少ない昆虫を誘引して受粉を行い
周りの草が伸びたり木々の葉が展開して日差しが届かなくなる前に
光合成を済ませて初夏には地上から姿を消してしまいます!
このような戦略を取るカタクリ・ニリンソウ・セツブンソウ・キクザキイチゲ
などのことを総じてスプリングエフェメラル(春の儚いものたち)と呼びます!
長野市の桜開花予想が4月5日と例年より10日ほど早めなので
フクジュソウの花も咲き出しているのではと
自宅近くの正覚院の裏山 「中山」 山腹の自生地へ向かいましたっ

長野市安茂里大門から見た 中山


正覚院からリンゴ畑に向かう農道を辿りますっ

今日は今にも雨が降り出しそうな曇天


リンゴ畑の傍らに植えられた梅が花を付けていました☆
フクジュソウの開花は梅の花が咲く時期なので期待できそう。。


冬枯れの雑木林の中にポツンと緑が
近づくと常緑小高木の柊(ヒイラギ)でした!
名前の由来は葉縁の鋸歯が尖り触ると痛いことから
古くは疼木(ひららき)と呼ばれ転じてヒイラギになったのだとか

飛散し始めた スギ花粉 と ノイバラの刺 に悩まされながら
暫し藪を漕ぐと フクジュソウ が群生する沢沿いの斜面に到着っっ
予想的中 見事に咲いていました☆





フクジュソウの花は日光を独占するため周囲の草木が芽吹く前に開花します!
そしてバラボラアンテナ状の花で中心に日光を集め
この時期 数少ない昆虫を誘引して受粉を行い
周りの草が伸びたり木々の葉が展開して日差しが届かなくなる前に
光合成を済ませて初夏には地上から姿を消してしまいます!
このような戦略を取るカタクリ・ニリンソウ・セツブンソウ・キクザキイチゲ
などのことを総じてスプリングエフェメラル(春の儚いものたち)と呼びます!
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20:29
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2020年03月03日
戸隠森林植物園#2
戸隠森林植物園では積雪が少ないながらも未だ遊歩道や木道を外れて
無雪期には入れない場所を散策することができます☆

伐採後、切り株から萌芽成長した樹木のことを あがりこ と呼びます!
積雪期には遊歩道から離れた所にあるあがりこを間近で観察できます♪
昔 伐採作業は搬出しやすい積雪期に行われたので
株立ちの位置から伐採時の積雪深が推測できます。。。


今回出会った あがりこ の多くは ハルニレ でした。。




イワガラミ よく似たツルアジサイと区別する時のポイントになる
一枚の白い装飾花の萼片が未だに残っていました。。。


ツルアジサイ
イワガラミと異なり装飾花の萼片はアジサイ同様4枚
イワガラミもツルアジサイもツル性ですが木に巻き付くのではなく気根というヒゲ根で
木の幹に貼り付くのでフジのように木の幹を締め上げることはありません!


ノリウツギ
イワガラミやツルアジサイと同じアジサイ科の植物ですがツル性ではありません!
名の由来は昔、和紙を漉く際に樹液を糊として利用したから



サワグルミ 葉痕の維管束(道管・師管)痕が人や動物の顔に見えます♪


マルバゴマキ


ツリバナ の冬芽と枯れた実


美しいミズキの一年枝(昨年新しく伸びた枝) と ウリハダカエデの冬芽


オオカメノキ と ヤチダモ の冬芽

ハンノキ林の樹冠


戸隠森林植物園は長野県指定の「戸隠小鳥の森」でもあり
双眼鏡や超望遠レンズを付けたカメラを携えたバードウォッチャーも大勢来園されます!
無雪期には入れない場所を散策することができます☆

伐採後、切り株から萌芽成長した樹木のことを あがりこ と呼びます!
積雪期には遊歩道から離れた所にあるあがりこを間近で観察できます♪
昔 伐採作業は搬出しやすい積雪期に行われたので
株立ちの位置から伐採時の積雪深が推測できます。。。


今回出会った あがりこ の多くは ハルニレ でした。。




イワガラミ よく似たツルアジサイと区別する時のポイントになる
一枚の白い装飾花の萼片が未だに残っていました。。。


ツルアジサイ
イワガラミと異なり装飾花の萼片はアジサイ同様4枚
イワガラミもツルアジサイもツル性ですが木に巻き付くのではなく気根というヒゲ根で
木の幹に貼り付くのでフジのように木の幹を締め上げることはありません!


ノリウツギ
イワガラミやツルアジサイと同じアジサイ科の植物ですがツル性ではありません!
名の由来は昔、和紙を漉く際に樹液を糊として利用したから



サワグルミ 葉痕の維管束(道管・師管)痕が人や動物の顔に見えます♪


マルバゴマキ


ツリバナ の冬芽と枯れた実


美しいミズキの一年枝(昨年新しく伸びた枝) と ウリハダカエデの冬芽


オオカメノキ と ヤチダモ の冬芽

ハンノキ林の樹冠


戸隠森林植物園は長野県指定の「戸隠小鳥の森」でもあり
双眼鏡や超望遠レンズを付けたカメラを携えたバードウォッチャーも大勢来園されます!
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21:20
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2020年03月02日
戸隠森林植物園#1
感染拡大が続く新型コロナウイルス感染症 イベント・行事が次々と中止となる中
3月15日に行われる「戸隠森林植物園ボランティアの会」主催の
「戸隠高原スノーシューで巨木をめぐる雪上観察会」は今のところ開催する予定なので
コースの下見を兼ねて戸隠森林植物園に行ってきましたっ

先日の降雪で20㎝程積雪が増えましたがブッシュは露出したまま


雪上には葉が枯れたクマイザサ(シナノザサ)がたくさん見られます!
少雪で雪に埋ることができず寒気に晒され葉が枯れてしまったようですっ


森林学習館「森のまなびや」の屋根に雪はありません!


中央広場はまだ雪に覆われています。。


九頭龍山と五地蔵山は黒々と岩肌が露出し既に春のよう


みどりが池の西側にある木道


露出した沢は凍結していませんでした。。。


老朽化した木道の撤去が始まっていましたっ

オオアカゲラ


冬枯れの木立を飾る常緑広葉樹の ツルマサキ




ブナの樹皮は地衣類が多く付着しとてもカラフル
樹幹流により湿り気が多いためらしい。。。
冬の乾燥から身を守るため丸まる常緑植物たち


常緑性のシダ ナガオノキシノブ? と 冬緑性のシダ オシャグジデンダ


アズマシャクナゲ 乾燥が強いと更に丸まり管状になります!

巻き付いていた木が木が朽て倒れ取り付く場所がなくなったヤマブドウの大木
混乱ぶりが窺えます!


秋の名残り ウバユリの枯れた実 と コハウチワカエデの枯葉


口を開けた沢が行く手を遮り藪も露出しているので
今月半ばの雪上観察会のコースは夏道と木道撤去跡を歩くことになりそうです。。
今月15日 「戸隠森林植物園ボランティアの会」では
「戸隠高原スノーシューで巨木をめぐる雪上観察会」を開催します!
9時奥社参道入口駐車場集合 参加費は一般500円 中学生以下300円
予約不要 昼食・スノーシュー持参 詳しくは2月29日の週刊長野をご覧ください
私とベテラン会員が冬の眠りに就く戸隠の森をご案内させていただきます☆
3月15日に行われる「戸隠森林植物園ボランティアの会」主催の
「戸隠高原スノーシューで巨木をめぐる雪上観察会」は今のところ開催する予定なので
コースの下見を兼ねて戸隠森林植物園に行ってきましたっ

先日の降雪で20㎝程積雪が増えましたがブッシュは露出したまま


雪上には葉が枯れたクマイザサ(シナノザサ)がたくさん見られます!
少雪で雪に埋ることができず寒気に晒され葉が枯れてしまったようですっ


森林学習館「森のまなびや」の屋根に雪はありません!


中央広場はまだ雪に覆われています。。


九頭龍山と五地蔵山は黒々と岩肌が露出し既に春のよう


みどりが池の西側にある木道


露出した沢は凍結していませんでした。。。


老朽化した木道の撤去が始まっていましたっ

オオアカゲラ


冬枯れの木立を飾る常緑広葉樹の ツルマサキ




ブナの樹皮は地衣類が多く付着しとてもカラフル
樹幹流により湿り気が多いためらしい。。。
冬の乾燥から身を守るため丸まる常緑植物たち


常緑性のシダ ナガオノキシノブ? と 冬緑性のシダ オシャグジデンダ


アズマシャクナゲ 乾燥が強いと更に丸まり管状になります!

巻き付いていた木が木が朽て倒れ取り付く場所がなくなったヤマブドウの大木
混乱ぶりが窺えます!


秋の名残り ウバユリの枯れた実 と コハウチワカエデの枯葉


口を開けた沢が行く手を遮り藪も露出しているので
今月半ばの雪上観察会のコースは夏道と木道撤去跡を歩くことになりそうです。。
今月15日 「戸隠森林植物園ボランティアの会」では
「戸隠高原スノーシューで巨木をめぐる雪上観察会」を開催します!
9時奥社参道入口駐車場集合 参加費は一般500円 中学生以下300円
予約不要 昼食・スノーシュー持参 詳しくは2月29日の週刊長野をご覧ください
私とベテラン会員が冬の眠りに就く戸隠の森をご案内させていただきます☆
Posted by びいぐる at
21:57
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