2020年03月07日

奥社社叢

戸隠神社奥社参道の両側100mが奥社社叢
開発の手が及ばなかった神域だけに樹種や樹齢も様々で表情豊かな森です☆

 積雪期の社叢は全体的にモノトーンが基調ですが
 冬枯れの木立を間近で見ると菌類や地衣蘚苔類を纏い意外とカラフル


 蒴柄(さくへい)を伸ばすコケ
 先端の膨らんだ部分が蒴(さく)と呼ばれる胞子体


 サルノコシカケ科のキノコ


 藍色から白色へのグラデーションが美しい カワラタケ


 地衣類を纏う ブナ と シラカバの倒木
 地衣類はコケでは無く藻類と共生する菌類


 苔むした老木


 地衣類

 神秘の森を演出する サルオガセ たち


 サルオガセ は
 ブナ林など落葉広葉樹林の霧のかかるような森林の樹上に着生する糸状の地衣類


 蘚苔類と菌類のコラボ 


 サルノコシカケの仲間 と ツリガネタケ




 オシャグジデンダ
 長野県木曽 地方の社貢寺で発見された樹幹や岩上等に着生するシダ植物
 冬緑性で秋に新葉が伸びて夏には落葉します!
 冬は葉を丸めて乾燥から身を守りますっ


 気温が上昇し社叢を流れる沢は水量を増し泡立っていました!

 戸隠神社奥社社叢に生きる木々たちの樹皮の表面は
 菌類や地衣蘚苔類の世界が広がっていました☆
  


Posted by びいぐる at 23:16Comments(0)