2019年06月30日

軽井沢町植物園#1

 梅雨空が続きます。。山登りを諦めて 軽井沢町植物園 へ


 軽井沢町植物園は塩沢湖の近くアイスアリーナや総合運動場などが集まる
 風越公園の一角にあり約2万㎡の敷地内に軽井沢に自生する植物のほか
 様々な地域から集められた野生種・園芸種約145科1600余種が集められています!




 アカバナシモツケソウ と オニシモツゲ


 ヒメフウロ と センジュガンピ


 キンロバイ


 ギンロバイ


 ハマナス


 ウツギ と ワスレナグサの仲間


 ベンケイソウ科 エゾノキリンソウ と ツルマンネングサ


 シラン


 アカショウマ と ジシバリ


 バイカウツギ


 ミヤコワスレ と ダイコンソウ


 トウグミ と カザグルマ


 オオマムシグサ と カルイザワテンナンショウ



 ここ軽井沢町植物園なら入園料100円を払えば普段中々お目にかかれない
 植物たちに出会うことができます☆ つづく


  


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2019年06月29日

頼朝山

 梅雨空が続きます。。傘を差しても登れる長野県庁の裏山のひとつ「頼朝山」へ




 ヤマホタルブクロ




 イチヤクソウ


 比較的花期が長い ヤマツツジ もそろそろ終わりです!


 マムシグサの仲間


 結実した ヤブジラミ と マルバアオダモ




 清涼感ある ネジキ の花



 頼朝山山頂は梅雨空に加え湿度が高く空気がとても重く感じました。。。

  


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2019年06月27日

大谷地湿原

 梅雨空の 大谷地湿原 を周遊っ




 カンボク の花が出迎えてくれました☆



 黒いドイツトウヒ林を背景にハンノキの樹形が浮き立ちます!


 マルバフユイチゴ と マムシグサの仲間


 オオカサモチ
 大きいものは高さ150㎝にもなるセリ科の多年草
 高原では同じセリ科のシシウド・ハナウドに並ぶ巨漢です!


 サワギク


 フタリシズカ
 名前の由来は白い花をつけた2本の花穂を源義経を慕う歌を歌いながら
 亡霊と共に舞う義経の側室 静御前 の姿に例えたことから
 花穂は2本のものが多いのですが1本や3本・4本のもの


 種を弾き飛ばした後の リュウキンカ


 湿原の周回木道


 サイハイラン


 ツルアジサイ


 湿原の背後に聳える 飯縄山 は雨雲の中でした。。。

 梅雨時は木々の緑を背景に白色の花が散りばめられる単調な景色です!

  


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2019年06月26日

霊仙寺跡

 信濃町にある 霊仙寺跡 へ


 霊仙寺(りょうせんじ)跡 は飯縄山の支峰「霊仙寺山」(れいせんじやま)の東麓にあり
 山岳信仰の地として室町時代から栄えていたといいます。。
 戦国時代の戦乱で焼かれた後 上杉氏の寄進で復興しましたが
 徐々に衰退し明治時代の神仏分離で廃寺となり五社大神を祀る神社になりました。。
 そして1910年高山神社に合祀され廃社となりました。。
 往時を偲ぶ建物はありませんが
 石階段・石水鉢・前宮や講堂・鳥居の礎石などが残されえています!


 ヤブヘビイチゴ と ヤエバイカウツギ


 ウツギ と ヤマグワ


 キツネノボタン と ノイバラ


 結実した エンレイソウ と クルマバソウ


 石水鉢に刻まれた室町時代の年号「応永11年」から500年後にあたる
 明治35年に建てられた記念碑


 礎石が残る 前宮社殿跡 と 講堂跡


 ダイコンソウ


 ヤグルマソウ


 ヤマオダマキ と トチバニンジン


 ツルアジサイ と キブシ


 結実した コチャルメルソウ


 三ノ鳥居跡 と 五社権現奥ノ院跡に向かう上杉景勝寄進といわれる石階段


 五社権現奥ノ院跡

 ハナイカダ の実  葉の上に花が咲く変った落葉低木
 別名「嫁の涙」


 行場であっただろう巨石群


 仏炎苞の柄が美しい マムシグサの仲間 と ギンリョウソウ


 御神木の桜


 霊仙寺山頂 飯縄山を経て戸隠山中社に通ずることを示す道標 と 現代の登山口表示

 ここ五社権現奥ノ院跡右手が霊仙寺山登山口になります。。
 急登の連続で眺望も利きませんが訪れる登山者も少なく静かな山旅が楽しめます☆ 








  


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2019年06月25日

一の鳥居苑地




 ハナニガナ と ニガナ
 ニガナの花弁が5~6枚に対しハナニガナは8~10枚


 ツルアジサイ


 苑内の林床至る所から炎が上がっているかのように見えた レンゲツツジ も
 花期が終わり鎮火したかのように僅かに咲き残るだけ


 花期を終え結実し始めた ミズキ


 若い実を付けた オオカメノキ


 マルバノイチヤクソウ


 遊歩道の脇をピンク色に染めた ベニバナイチヤクソウ も花の盛りが過ぎました。。


 ウツボグサ


 マルバフユイチゴ 別名:コバノフユイチゴ
 草に見えますがバラ科キイチゴ属の矮性常緑低木


 オオヤマフスマ


 ハシバミの若い葉に現れる斑模様 と 虫えい(虫こぶ)

 飯綱高原「一の鳥居苑地」内には人為的に維持された草地が広がり
 春から秋にかけて草原性の植物が多く観察できます☆
 駐車場が隣接し傘をさしながらの散策も楽しめるので梅雨時にはありがたい観察スポットです!




  


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2019年06月24日

軍足池

 飯綱高原からの帰り道 広瀬ふれあい公園内にある 軍足池 に立ち寄ってみました!




 池の周囲に咲く ヤマボウシ と ナワシロイチゴ の花




 ジュンサイ と ヒシ
 図形の菱形はこの植物の形からきていますが葉の形なのか実の形なのかは不明


 ジュンサイの葉を穴だらけにしている犯人は ジュンサイハムシ
 オレンジ色は蛹で黒いのが幼虫


 ヒツジグサ と ミツガシワ







 これから軍足池では水生植物や湿生植物の花々が続々咲き始め
 水面や縁は次第に賑やかになってきます♪ 





  


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2019年06月22日

戸隠森林植物園#2

 戸隠森林植物園の敷地は71ha
 標準的な野球グランド約55面分に相当する広大な自然林です!
 園内で確認されている植物は木本約30種・草本約230種にもなりますっ


 今園内は春の花々が咲き終わり初夏の花々が次々と咲き出しています♪




 サラサドウダンツツジ 別名:フウリンツツジ


 オククルマムグラ
 同じアカネ科のクルマバソウやクルマムグラに似ていますが
 茎に陵があり 茎に下向きの毛が生え 葉の幅が広く先が短く尖りますっ


 シロバナヘビイチゴ
 みどりが池の北側 「いこいの森」 付近に群生します!


 ムラサキサギゴケ
 コケと付きますが ハエドクソウ科の多年草


 モリアオガエルの卵塊 この泡の中に300~800個の卵が入っています!
 約1週間程で孵化した泡の中で雨を待ち溶けだした泡と共に池に落ちますっ


 クリンソウ




 ケナシヤブデマリ
 5裂する白い装飾花の1つが極端に小さいのでチョウのように見えます☆


 緑濃くなり鬱蒼としてきた木道


 サワフタギ


 ギョウジャニンニク


 水芭蕉園に咲き始めた コバイケイソウ


 結実したサンカヨウ と ヤマトユキザサ


 ノビネチドリ


 園内の木道は傷みが進み毎年補修で対応していますがそろそろ限界
 既に付け替え工事を終えている「小川の小径」同様
 植生への影響が少ない積雪期を待って本格的な付け替え工事が始まるかも

 






  


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2019年06月21日

戸隠森林植物園#1

 緑濃くなりすっかり初夏の景色になった 戸隠森林植物園 へ


 中央広場


 ベニバナヤマシャクヤク と サルメンエビネ


 ナナカマド と タニウツギ


 ヤマオダマキ と ヒオウギアヤメ 


 ミズタビラコ 山地の水辺に生えるムラサキ科の多年草
 先端がくるっと巻いた花序が特徴です!


 レンゲツツジ


 ジシバリ(イワニガナ) と ヤマクワガタ


 ベニバナイチヤクソウ


 タニギキョウ キキョウ科タニギキョウ属の多年草


 オオヤマフスマ(ヒメタガソデソウ) と タガソデソウ
 共にナデシコ科ですがオオヤマフスマはノミノツヅリ属 タガソデソウはミミナグサ属
 タガソデソウは長野県・山梨県・岐阜県にのみ自生する希少種
 環境省の絶滅危惧II類(VU)・長野県の準絶滅危惧(NT)


 サワハコベ(ナデシコ科ハコベ属)  と ミミナグサ(ナデシコ科ミミナグサ属)
 両方共 花は花弁の先が浅裂ないしは中裂しよく似ています!
 サワハコベは茎や花柄は無毛で葉柄があるのに対し
 ミミナグサは茎や花柄に短毛があり葉柄がありません!




 クリンソウ


 ミツバツチグリ と キツネノボタン


 茎を伸ばし始めた ナルコユリ  と  花期を終え結実し始めた ズダヤクシュ

 林床は初夏の花々たちで賑やかになってきました☆ 足が止まって中々先に進めませんっ 
  


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2019年06月16日

旭山

 今日は11名で鳥居峠から四阿山を目指す予定でしたが
 天気が悪く中止になったので 一人自宅近くの 旭山 へ


 旭山中腹から善光寺平を望む
 根子岳・四阿山は垂れ込めた厚い雨雲の中でした。。。


 ノイバラ と クサフジ


 ヤブジラミ
 果実の表面にかぎ状の刺が密生し衣服に付く様子をシラミに例えたのが名の由来


 イボタノキ と ナワシロイチゴ
 ナワシロイチゴのピンク色の花弁は殆ど開かず
 僅かな隙間から雄しべが顔を出します!


 モミジイチゴ 甘く美味しい木苺です☆


 バイカウツギ


 ウツボグサ


 ウツギ と スイカズラ
 甘い香りがするスイカズラの花は時間が経つと白色から黄色に変化します。。
 このことから「金銀花」いう別名もあります!


 エビガライチゴ


 ヤマボウシ 漢字で表すと「山法師」
 花びらを法師の頭巾 花中央の花穂を法師の坊主頭に見立てたのが名の由来


 マルバアオダモ


 ホタルブクロ と キブシの若い実


 ニワトコ と ヤブヘビイチゴ 


 ガマズミ と ラショウモンカズラ

 生憎の梅雨空でしたが草木の花や実が目を楽しませてくれました☆


 
  


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2019年06月14日

田ノ原湿原

 ヒメシャクナゲ の花に会いに 志賀高原「田ノ原湿原」 へ




 ムラサキヤシオ と 未だ蕾の ウワミズザクラ


 田ノ原湿原 と 志賀高原のシンボル「笠岳
 田ノ原湿原は太古の昔 志賀山火山の溶岩が角間川を堰き止めてできた湖に
 ミズゴケが厚く積もってできた高層湿原です!
 名の由来は松代藩士「佐久間象山」が開田研究をしたことによる
 

 ヒメシャクナゲ は寒地の湿原に生育するツツジ科の常緑小低木
 花だけでなく萼も花柄もピンク色


 雪が消えて間もない殺風景な湿原の木道脇を慎ましやかに飾ります☆






 ワタスゲ


 雪の下でミズゴケに包まれ冬を越した ツルコケモモ の実 

 標高1600m超の高層湿原は未だ雪解け間もない風景でした。。。
  


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2019年06月13日

志賀高原

 貴重な梅雨の晴れ間を逃すまいと 志賀高原 へ

 今日の志賀高原は気持ちよく晴れ渡り新緑が眩しく感じました☆

 蓮 池



 澗満滝


 ノビネチドリ


 オククルマムグラ と ササバギンラン


 一 沼
 

 沼の周囲では レンゲツツジ が見頃を迎えていました☆


 氷河期の残存植物 ミツガシワ




 ヒトツバカエデ と エゾノコリンゴ


 北アルプス展望


 ヒメイチゲ と コミヤマカタバミ


 ミツバオウレン と 既に花期を終え結実したセリバオウレン


 ムラサキヤシオ


 タケシマラン と コヨウラクツツジ


 国道脇に佇む 三角池

 気温は18℃ほどと低めでしたが日差しがあったので快適でした♪
  


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2019年06月11日

モリアオガエルの産卵

 モリアオガエルの産卵が始まる頃と飯綱高原にある 柳沢池 へ






 池の縁を飾る レンゲツツジ


 モリアオガエルのオス




 池上に張り出した樹木の枝先には既にいくつかの卵嚢が見られました☆


 メスの背に乗ったオス


 産卵が始まっていましたが 陸からの角度が悪くて良く見えませんでしたicon11 残念。。。


  


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2019年06月10日

合同巡回#2

 ミズバショウのシーズンが終わった奥裾花自然園は週末にも関わらず訪れる人も少ないうえ
 梅雨空で気温も上がらなかったためエゾハルゼミも鳴かず静寂に包まれていました。。。


 曇天のブナ林は眩しい緑のスカイライトも無くしっとりと落ち着いた雰囲気


 路傍を飾る ツルアリドオシ  と  ペン先のような切れ込みを持つ サワハコベ


 サンカヨウ


 ウリハダカエデ と オオバクロモジ


 ツタウルシ の若葉


 ツクバネソウ


 花期を終えた こうみ平湿原のミズバショウ


 モリアオガエルの卵嚢 と 吉池




 イワカガミ


 ブナ林コース展望広場でランチタイム


 オオカメノキ


 ウワミズザクラ


 コブシ の蕾がようやく綻び始めました!


 密生するブナ 数えてみると全部で11本
 専門家によると小動物による貯食か窪地に種が集まったためというが不思議な光景です!
 11本が合体した何十年後の姿を是非見てみたいものですっ

 今回の合同巡回は活動地域が異なる自然保護レンジャーとの交流もできて
 とても有意義な巡回になりました☆ 




  


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2019年06月09日

合同巡回#1

 長野県自然保護レンジャーの合同巡回で 奥裾花自然園 へ


 地滑り対策工事痕が痛々しい奥裾花自然園を望む


 梅雨入りし生憎の曇天でしたが長野地域のレンジャーに加え
 今回は北アルプス地域のレンジャーにもご参加いただき
 総勢19名の賑やかな合同巡回になりました!

 奥裾花は初夏の花々が咲き始めました☆

 タニウツギ と ハクウンボク


 シャク と ヤマツツジ


 エゾハルゼミ


 ヒダリマキマイマイ カタツムリの仲間で左巻きは少数派




 ケナシヤブデマリ
 太平洋側に分布するヤブデマリに対し東北~北陸にかけての日本海側に分布
 若い葉の裏や枝は無毛か毛が少ないのが和名の由来
 5裂する装飾花の内 1枚が極端に小さく 白い蝶のように見えます☆


 レンゲツツジ


 アズキナシ と エゾユズリハ


 ラショウモンカズラ と トチノキ


 駐車場がある観光センターから奥裾花自然園入り口まで
 約2kmの車道歩きを終えいよいよブナが生い茂る奥裾花自然園内へ 【 続 く 】


 

  


Posted by びいぐる at 21:33Comments(0)

2019年06月07日

林道東豊線

 林道 東豊線 は長野市松代町東条から奇妙山南山腹を横切り
 堀切山西山腹を巻き更に標高を上げ保基谷岳北面を横切り菅平に至ります。。
 標高差約700m・総延長約12kmと全線歩くのはさすがに厳しいので
 菅平から保基谷岳北面を巻き標高1200m付近の御林線分岐まで歩きましたっ




 菅平高原は レンゲツツジ が見頃を迎えていました☆


 アズマギク と ドウダンツツジ

 菅平高原を後に 林道東豊線 へ

 保基谷岳北面の標高1360mの等高線をトレースするように林道は続きますっ
 林道の切通し面には保基谷岳を形作る地層が観察できますっ
 写真の緑色の岩盤は保基谷岳の骨格を形成する石英閃緑岩です!


 クルマバソウ と ウマノアシガタ




 ノビネチドリ
、ハクサンチドリ・テガタチドリと同じラン科の多年草です!葉の縁が波打つのが特徴



 ミヤマガマズミ


 保基谷岳登山口
 標高1529m 平成の大合併前は飯縄山に次ぐ長野市第2の高峰でした。。


 イヌエンジュ と 綿毛を風に飛ばす バッコヤナギ


 結実したカエデ類 チドリノキ と ウリハダカエデ
 チドリノキの葉はクマシデそっくり でも葉は対生するので区別できます!
 秋には綺麗に黄葉します☆


 キバナハタザオ


 下界より1ヶ月遅れての開花 マルバアオダモ


 ミヤコグサ


 ミヤマザクラ ミネザクラと共に初夏の山で出会うサクラです!

 いよいよ梅雨入り 初夏の花々が続々登場し野山を彩ります☆

  


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2019年06月06日

林道御林線

 ここ数年 自分の山の歩きのスタイルに「林道歩き」が加わりました!
 山肌を覆う広大な山林を切り開いて作った林道を利用すれば
 普通なら辿り着けないような山林の奥へ容易に分け入ることが可能になります!
 そして そこには普段目にすることができない豊かな自然が残されているんです☆

 今回歩いたのは長野市松代町豊栄の 林道御林線

 長野市松代町豊栄から上田市真田町傍陽への峠越えルートである県道35号長野真田線
 最高標高点の「地蔵峠」の手前にある28号カーブの左手に御林線の起点があります。。
 標高1000mの等高線に沿うように菅平方面へと向かいます!

 林道に入ると両脇の林内から聞こえてくるのはハルゼミの大合唱
 野鳥の囀りが全く聞こえませんっっ


 林道に庇のように張り出した クマシデ ホップに似た花穂を付けます!


 里山では花期はとっくに過ぎた マルバアオダモ


 北向きの暗い法面に咲く ヤマツツジ


 キリ


 ヤマブキ の花もまだ咲いていました!


 キブシ の若い実
 春 垂れ下がる無数の花穂が「花すだれ」となって我々の目を楽しませてくれました。。


 コンロンソウ


 フジ 樹木の幹をツルで締め上げるので林業では厄介者


 ミツバウツギ と ツリバナ


 ミツバツチグリ


 ウリノキの蕾 と 赤みを帯びるヤグルマソウの若葉


 ラショウモンカズラ

 1300mを超える峰々が連なる長野・上田の境界尾根の北斜面を走る御林林道は
 緑濃くなり初夏を感じさせましたが林床に咲く花々に春の名残りが見られました☆

  


Posted by びいぐる at 20:33Comments(0)

2019年06月04日

定例自然観察会#2

 戸隠森林植物園では日々緑が濃くなり初夏の花々が続々登場してきました☆
 前日のブログで紹介しきれなかったカットを追加しました!


 新緑に包まれた みどりが池


 シラネアオイ


 ツマトリソウ と ホソバノアマナ


 エゾハルゼミ
 みどりが池の周囲はモリアオガエル と エゾハルゼミ の鳴き声で正に蝉噪蛙鳴(センソウアメイ)


 結実期に入った ハウチワカエデ と カタクリ


 タチシオデ 新芽は山アスパラガスと呼ばれ食用に


 ラショウモンカズラ と コンロンソウ
 コンロンソウはアブラナ科タネツケバナ属とは思えない鋭尖形の葉を付けますっ


 アズマシャクナゲ
 北方系のハクサンシャクナゲに対し本種は南方系のシャクナゲです。。


 タチカメバソウ と ノミノフスマ
 ノミノフスマは花弁は5枚ですが切れ込みが深いので10枚に見えます!


 タケシマラン と ホウチャクソウ
 タケシマランは亜高山帯の針葉樹林に生える多年草でランの名が付きますがユリ科


 ノビネチドリ




 ヤマシャクヤク 
 野生種とは思えない繊細で美しい花ですが園内では株数が減少しています。。。


 ユキザサ と ルイヨウボタン


 ウワミズザクラ と ルイヨウショウマ
 花はよく似ていますが
 ウワミズザクラはバラ科の樹木 ルイヨウショウマはキンポウゲ科の野草です!


 シロバナヘビイチゴ


 クルマバツクバネソウ と アオチドリ

 今シーズンは熊が入園者の前に姿を見せることが多くなっています!
 元々熊の生活エリアであることから仮に遭遇しても大声を上げたり走ったりと
 熊を刺激するような行動は避けて熊が立ち去るのを静かに待ちましょう。。。
 戸隠森林植物園入り口の「八十二森のまなびや」では
 クマ避けの鈴の販売やレンタルもしていますので是非ご利用くださいっ




  


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2019年06月03日

定例自然観察会#1

 戸隠森林植物園では10月まで毎週日曜日 同園のボランティアの会による
 定例自然観察会が行われています!
 昨日はガイドの当番日だったので参加者と共に初夏へと移ろう園内を周遊してきました!


 準備もあるので早めに到着したのですが既に中央広場には
 遊歩道へと向かう来園者の姿がありましたっ

 戸隠森林植物園のエントランスに建つ森林学習施設「八十二森のまなびや」の周囲は
 屋根からの落雪が最近まで残っていたので春の花が見られます☆

 ミヤマスミレ


  林縁に咲く ウワミズザクラ  と みどりが池の縁に咲く ミツガシワ
 
 みどりが池から高台園地

 ホソバノアマナ と ズダヤクシュ


 ホウチャクソウ と チゴユリ
 この2種類 花の形は異なりますが交雑種ができる程の近縁なんです!


 葉が新旧交代しながら上の伸びるエゾユズリハ と 初夏に咲くミネザクラ(タカネザクラ)


 ニシキゴロモ と コキンバイ


 ユキザサ と タチシオデ


 クマシデ

 高台園地から木道コースへ



 ヤマシャクヤク 林床の藪の中でぼんぼりのように浮き立って見えます!


 クルマバツクバネソウ と クルマバソウ


 ルイヨウショウマ(類葉升麻)


 ルイヨウボタン(類葉牡丹)
 ルイヨウボタン・ルイヨウショウマ のルイヨウ(類葉)とは「よく似た葉」という意味
 よって ルイヨウショウマは晒菜升麻の葉に似た葉 ルイヨウボタンは牡丹の葉に似た葉という意味


 ミヤマエンレイソウ(深山延齢草) と クリンユキフデ(九輪雪筆)


 ラショウモンカズラ(羅生門葛)
 花(蕾?)を渡辺綱が羅生門で切り落とした鬼女の腕に見立てたとされるが・・・
 先人の想像力に現代人は敵いませんっっ


 ミヤマザクラ 長い雄しべが特徴的


 アオチドリ

 戸隠森林植物園には約30種の樹木と約230種の山野草があると報告されています!
 これら全てを解説できる知識を得るのは自分的には到底不可能
 参加者の方々に戸隠の森の魅力を紹介し
 楽しんで頂ける観察会になるよう心掛けていきたいと思いますっ


  


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2019年06月01日

飯綱高原森林博物館

 長野市が設置した実験林 飯綱高原フォレストミュージアム(森林博物館) へ


 敷地内はシラカバ林・ハンノキ林・ハルニレ林・カラマツ林ドイツトウヒ林・広葉樹林の
 6つのゾーンに分かれ構成する樹種の違いによる林床の変化を楽しむことができます☆


 ワスレナグサの仲間 エゾムラサキの特徴が見られましたが同定できず。。。


 ササバギンラン


 タニギキョウ 林床に自生する小さな多年草


 ムラサキケマン と ミツバツチグリ


 マムシグサ の仲間 サトイモ科テンナンショウ属の多年草
 国内だけで30種 交雑種や変異も多く識別するのが難しい植物ですっ
 なので仏炎苞の色の違いだけでアオマムシグサ ムラサキマムシグサ と
 大雑把に括った呼称もあるほどです。。。


 クリンソウ
 半日陰の林床で この色は強烈です!


 花期も終盤 結実期に移行し始めた ニリンソウ  と  今が花盛りの チゴユリ



 開花間近の レンゲツツジ
 開花前この状態が蓮華に似ていることが名前の由来

 いつの間にか樹木の葉が生い茂り林床はすっかり半日陰になりました。。。  


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