2025年01月24日

王様の木

 ミズナラの巨木「王様の木」に会いに戸隠神社奥社の社叢へ


 奥社入口駐車場から見た戸隠連峰(八方睨・戸隠山・九頭竜山)


 奥社参道入口大鳥居脇から社叢へ


木々の葉が落ちると姿を見せる常緑のヤドリギ と 樹皮が美しいダケカンバ

 雪上には動物たちの足跡が見られました☆

                  ニホンノウサギの足跡


 たぶん ホンドギツネの足跡     ニホンリスの足跡


 サワグルミの葉痕 寝息が聞こえてきそうです♪♪


 クマイザサ(九枚笹)別名:シナノザサ


 ツルアジサイの冬芽 と ツリバナの冬芽


 トチノキの冬芽と葉痕 冬芽は粘液で乾燥から守られています!


 鮮やかな赤紫色をしたシナノキナナカマドの冬芽


落枝痕につくウワミズザクラの冬芽 と トーテンポールみたいなヤチダモの葉痕


 社叢に君臨するミズナラの巨木「王様の木」 別名「ミズナラ大王
 スノーシューが普及してから知られるようになり今では人気スポットに☆


 ノリウツギの葉痕 と 目玉のような枝痕の瘤


 オオカメノキの冬芽 と マルバゴマキの冬芽と葉痕


 まだ沢は完全に埋まっていません!
 林内を自由に歩くには更なる降雪が望まれますっっ




  
タグ :王様の木


Posted by びいぐる at 22:26Comments(2)

2025年01月23日

戸隠鏡池

 戸隠鏡池に向けスノーシューイング




 サワグルミの冬芽と葉痕 寝息が聞こえてきそう


 クロツバラの実 と 長毛に覆われたコブシの花芽


 鮮やかな赤紫色をしたナナカマドの冬芽 と トチノキの冬芽・葉痕


 ヤチダモの冬芽 と ウワミズザクラの冬芽


 マルバゴマキの冬芽と葉痕


 ツノハシバミの雄花芽 と ツルアジサイの冬芽


 ニホンリスの足跡 と 無雪期は入れないハンノキ林


 アガリコ(萌芽木)にできた雪のリング と 天命稲荷 まだ鳥居は潜れます!




 戸隠鏡池に到着!! 先ずは西岳連峰が目に飛び込みます☆


 P1(弁慶岳) と 本院岳


 流れ込みは未だ水面が露出  


 鏡池のシンボルツリー  水没枯死から半世紀経ちました。。
 節穴も朽ちずに残っていたので恒例の節穴越しの本院岳を撮影♪♪


 西岳連峰と戸隠連峰


 往路を振り返ると八方睨から九頭竜山まで戸隠連峰が望めます☆



 雪を纏い白銀に輝く岩稜を眺めながらランチを楽しみ戸隠鏡池を後にしました☆


  
タグ :戸隠鏡池


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2025年01月21日

戸隠小鳥ヶ池

 3月初旬の陽気になった昨日 戸隠小鳥ヶ池 周辺でスノーシューイング


 小鳥ヶ池池畔のあずまやの軒先から雪解け水が滴り
 「小寒の氷 大寒に解く」 の諺どおりになりました!


 週末のトレースが残る林内      地衣類のサルオガセ


 樹間から本院岳が見えました☆   雪上に残るノウサギの足跡


 小鳥ヶ池と戸隠連峰 池の上には何本もトレースがついていました。。


 ヤチダモ と コブシ


 ズミに絡みつくクロヅル と レンゲツツジ


 枝先に雄花穂をつけるハンノキ と ツルウメモドキの実


 ミズナラ と ミズナラの冬芽


 ナナカマド 葉と実 冬芽と葉痕も一緒に見れました☆


 九頭竜山 と ノリウツギの葉痕


 ヤドリギ と 戸隠山


 ヤマウルシの実と冬芽


 ナナカマド


 冬の森の人気者 オオカメノキの冬芽


 ウリハダカエデ と ウワミズザクラ の冬芽


 ホオノキ と キハダ の冬芽


 オオバクロモジ と リョウブ の冬芽


 ツルアジサイ と シナノキ の冬芽


 まだ太陽の南中高度が低いので木々の影が池まで伸びて綺麗です☆


 戸隠スキー場と怪無山       先端が鋭いツリバナの冬芽      


 コシアブラの冬芽 と クスサン(楠蚕)の繭(通称:スカシダワラ

 気温が上がり池の上を歩くのは諦めましたが池畔の周遊だけでも楽しめました♪♪
 2月に入れば沢が埋まり雪も締まってくるので無雪期に歩けない森の奥深くを
 自由に歩き回ることができてスノーシューイングの楽しさも倍増します☆
  


Posted by びいぐる at 20:21Comments(0)

2025年01月17日

里山山麓

 1月半ばを過ぎ日没が日に日に遅くなってきました!
 午後3時半を回っても西日が眩しく感じます☆
 山に入るには遅すぎるので住宅地最上部にある雑木林の林縁を散策しました♪♪




 クズの葉痕(葉が落ちた痕)
 維管束痕(道管・師管の痕)が3個あると顔に見えます♫
 葉痕の形や維管束痕の配置がそれぞれ微妙に違うので表情も様々☆


 剛毛に覆われたクズの袋果


 落果が進むヤブラン と 法面を飾るスイバの葉
 スイバのロゼット状の越冬葉は冬に紅葉し春には再び緑に変わります!




 アジサイ冬芽(頂芽)と葉痕


 アジサイの枝の中程にある葉痕冬芽(側芽)




 整った形の冬芽をつけるマルバアオダモ

 冬枯れの雑木林の林縁は全体的には殺風景に見えますが
 目を凝らすと越冬中の草木の姿が見えてきて結構楽しめました♪♪

  


Posted by びいぐる at 23:03Comments(0)

2025年01月13日

大谷地湿原

昼近くなると雪が止み天気が回復してきたので
飯綱高原「大谷地湿原」で今シーズン初めてのスノーシューイング


 到着した時は陽射しが無く雪も降っていましたが
 薄日が射し始めてからは一気に青空が広がり絶好のコンディションに




 大谷地湿原周辺の積雪は50cm位
 沢や藪が埋もれる程の積雪はありませんが遊歩道に沿ってなら
 ストレスなくスノーシューイングが楽しめそうです☆


 3連休最終日 既に明瞭なトレースが付いていました!


 カンボクの実 と オニグルミの冬芽と猿・ヒツジ顔した葉痕
 カンボクの実は鮮やかで美味しそうですが酸味や苦味も強く食用不適
 食べ物が少ない冬場の野鳥たちでさえ口にしないようで実は鈴生り状態
 ちなみにレンジャクツグミは好んでかどうかは分かりませんが食べるそうです!
 

 湿原内の沢はまだ顔を出しています!


 大谷地湿原飯縄山



 湿原内から周回コースへ

 ノリウツギ と カラコギカエデ


 サラシナショウマ と オニドコロ




 水滴形のツルアジサイの冬芽 と 王冠形のイワガラミの冬芽


 ニワトコの混芽 と ノイバラの実


 ムラサキシキブの実と裸芽


 木道の下から飛び出し梢に留まるミソサザイ


 オオウバユリの実 と カンボクの液果


 沢の飛沫が造った円錐状のつらら


 ズミの実 と ミツバウツギの実


 オオウバユリ
 実は乾燥すると3裂し翼が付いた平たい種子を風で散布します!


 ヤドリギの実 オレンジ色の株とレモン色の株が同じ木に生育していました☆

 飯綱高原の冷え込みと積雪はもう少し欲しいところ
 ここより標高が200mほど高い戸隠高原ならそろそろ藪や沢が埋まっているかも
 次回は戸隠高原の森でスノーハイクを楽しみたいと思います♪♪
 

 
  


Posted by びいぐる at 23:21Comments(0)

2025年01月07日

大黒山

 自分は信心深い訳ではないのですが正月になると
 何故か神社仏閣に足が向きますっっ
 所用の空き時間を使って旭山山腹にある瘤のような小ピーク
 大黒山の頂にある左近稲荷に初詣に行ってきましたっっ


 山頂近くの畑地から見た大黒山


 色数が少ないこの時期 ノイバラ の赤い実は目立ちます!


 リースの飾りに人気のアオツヅラフジ と 褐色の剛毛に覆われたクズの豆果


 ビロードのような短毛が密生するフジの豆果 と ツルドクダミの痩果
 ツルドクダミは中国原産のつる性多年草で葉がドクダミに似るため
 ドクダミの名がつきますがドクダミ科ではなくタデ科
 翼状の花被片(萼)に包まれた痩果が多数茎からぶら下がります!


 要注意外来生物のセイタカアワダチソウ と 特定外来生物のアレチウリ
 共に日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています


 夏目ヶ原浄水場と長野市中心市街地


 ダンコウバイの葉芽と花芽  と  ウリカエデの翼果


 ツノハシバミの雌雄花芽 と ニワトコの混芽


 ボタンヅル と ススキ


 冬枯れの雑木林 カラ類の混群にエナガがいました☆


 大黒山山頂に鎮座する左近稲荷
 平坦な山頂には嘗て山城がありました!


 お稲荷さんなので狛犬・獅子では無く一対のキツネ



左近稲荷は1847年の善光寺地震までは善光寺大本願の領内にありました


 大黒山山頂の東側に堀切を挟んで大黒山古墳があります!
 

 朽ちて倒壊した鳥居  と  開口した横穴式石室

 大黒山古墳は平柴古墳群に属し近くには双子塚古墳・王塚古墳などがあります
 善光寺平を囲む里山には古墳や山城が多く
 古の人々の営みの痕跡を辿るのも里山歩きの楽しみの一つです♪♪
  


Posted by びいぐる at 19:11Comments(0)

2025年01月04日

戸隠神社に初詣

 戸隠神社中社に家族と初詣に行ってきましたっっ


 中社周辺は戸隠らしい雪景色
 本殿は神仏混淆の神社らしく唐破風入母屋造り

 厳しい自然環境にある奥社が修行の場であるに対し
 中院(中社)は別当が居を構えたり衆徒が里坊を置く生活の場
 特に厳冬期は今でも奥社の機能・祭神は中社に移されています
 中社は1年を通じて戸隠神社の中心的役割を果たしてきました!


 戸隠神社の社紋は鎌卍ですが菊の御紋も目に付つきます
 戦前は国の奉幣を受けた国幣小社として菊の御紋の使用が認められていました


 戸隠神社は明治の神仏分離令以前は神仏混淆の天台宗戸隠山顕光寺で
 中院(中社)の御本尊は天八意思兼命の本地仏「釈迦如来」でした
 この釈迦如来は現在長野市の地蔵院にあります

 氷点下6度 流れ落ちた手水が飛び散り氷のアートが見られました☆

 氷でコーティングされた杉の枯葉


 手水が注ぎ落ちる場所では氷の王冠ができていました☆


 昼食は「そばの実」で


 三が日が過ぎたこともあり駐車場の空き待ちも無く
 僅かな待ち時間で席に着けました♪♪

 今後積雪が増し藪が埋まるとスノーシューイングやクロカン適期が到来
 次はスノーハイクで戸隠高原の森を巡りたいと思いますicon06
   


Posted by びいぐる at 20:39Comments(2)

2025年01月03日

中山

 長野市安茂里の寺院「正覚院」の裏山 中山 を周遊っ


 正覚院仁王門


 正覚院本堂 と 観音堂

 寺伝によると真言宗智山派の正覚院は859年開山の天台宗月輪(林)寺が起源
 月輪(林)寺は平安時代から中世にわたり現在の正覚院一帯に
 大寺院を構えていたんだそうです。。


 ヒイロタケ と ふかふかの冠毛を付けるアキノキリンソウの枯花


 山腹の果樹園から見る中山


 ナワシロイチゴ と アオツヅラフジ


 ノイバラ と 常緑のスイカズラ 今の時期は別名の忍冬の方がしっくり




 霞む長野中心市街地


 往路は東山腹に回り込んで獣道を辿り山頂を目指しましたっっ
 山中の朽ちかけた作業小屋に獣の頭骨を発見!
 近寄ってみると上顎左の牙は折れていますがイノシシのようです。。


 ミヤマガマズミの実  急斜面を登りきると傾斜が緩み南尾根上部に到達っ


 尾根伝いに少し登ると地形図上に654mの標高点がある中山山頂に到着っ
 山頂には標高点を示す標石も山名板も展望も有りませんが
 1/25000地形図を読みながら登山道がない藪山の頂を踏むのが
 目的であり楽しみなので残念感はありません♪♪

 帰りは麓から中山の西山腹を巻き林道朝日山線に至る山道を使い下山っっ

 MTBの車輪跡がついた山道     年中発生するヒラタケ



 林道朝日山からは麓に向かって何本もの山道が伸びています
 車社会になる以前の生活道だったり戸隠詣や山仕事に使われたのでしょう
 山道は急傾斜を避けるため尾根上ではなく山腹を巻くように付けられていて
 一部は長野市道として道路台帳に記載され路線番号が付与されています!
 山頂までの登山道が無い藪山登山は毎回新しい発見があり楽しいです♪♪


  


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2025年01月02日

旭山と初詣

 朝日山観世音堂へ初詣に行ったついでに旭山山頂をピストン

 平柴集落最上部から見た旭山 見えているのは山頂から東に伸びる尾根


 ミヤマガマズミの実 と 枯葉を残すイタヤカエデ


 朝日山観世音堂 と 旭山登山口から見た尼巌山・奇妙山


 旭山山頂一帯は長野県郷土環境保全地域に指定されています


 キボシアシナガバチの巣 と クスサンの空繭(通称:スカシダワラ
 共に冬枯れの季節になると目に付くようになります!


 冠毛をつけたハンショウヅル痩果(そうか)
 ※痩果(そうか)とは乾燥した果皮が一つの種子を包み裂開しない果実のこと


 ミヤマガマズミの実 と ムラサキシキブの裸芽と実


 装飾花を残すイワガラミ と ウリハダカエデの翼果


 ウラジロノキの実 と 黄葉を残すアオツヅラフジ


 シカと思われる食痕 と ウグイスカグラの枝に残る柿のへた状の托葉


 落葉性のヤドリギ「ホザキヤドリギ」の実


 ミズナラの大木が伐採されてできたギャップ と 今も残る山城の石積
 旭山ではカシノナガキクイムシによるナラ枯れ被害が目立ちますが
 林床では稚樹も見られ既に天然更新が始まっていますっ


 尾根上に到着っ          枝が変化した立派な棘を持つサイカチ 


 旭山山頂の朝日山城跡
 城跡は窪地で湿潤なのでハルニレが生育しシンボルツリーになっています☆


 山頂から東に伸びる尾根からは戸隠連峰高妻山が望めました☆


 展望園地からの眺め

 今年の元日は穏やかで旭山山頂でも寒さを感じることはありませんでした♪♪  
タグ :旭山


Posted by びいぐる at 19:09Comments(2)