2021年06月29日

坂田山共生の森

 坂田山から下山後 麓の「坂田山共生の森」内の遊歩道を歩きましたっ


 須坂市民に親しまれてきた里山「坂田山」の山麓には
 市の史跡や文化財などがあり半世紀近く前から地元の皆さんにより
 遊歩道などの整備が行われてきたのだそうです。。


 20年前に里山の多目的利用促進を図るための「森林空間総合整備事業」により
 森林の整備に加え植栽・作業路・木質チップ敷遊歩道・防火貯水池・休憩所や
 案内板等が本格的に整備され 「坂田山共生の森」 が誕生しました!


                  天徳寺清水


 三峰神社里宮


 「まつぜみの径


 見晴らしの丘より臥竜山方面を望む




 竜の割石 「鬼滅の刃」のブームで予期せぬ展開に






 竜の割石の弟分 双子石


 クマイチゴの実 と エビガライチゴの花


 オカトラノオ と シモツケ


 コマツナギ


 坂田山共生の森は「坂田山共生の森を愛する会」により護られています。。
 ご苦労に感謝しつつ楽しませて頂きました♫
 
   


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2021年06月27日

坂田山

 梅雨空の下 須坂市の 坂田山 へ


 天徳寺口から山頂へ


 イチヤクソウ と ウメガサソウ


 結実期に入ったミヤマガマズミ と 開花間近のリョウブ


 ヒミズ の死骸は肉食動物に人気が無くいつまでも地上に残るため
 人の目に触れることが多いのだとか


 イボタガの終齢幼虫 と 交尾中のカクムネベニボタル


 あばた面の菌類サルノコシカケ科


 ドクベニタケ と 栗饅頭の愛称を持つヒトクチタケ




 イボタノキ と 結実したマルバアオダモ


 急登が終わり 坊平 に到着っ


 暫く快適な尾根道が続きます♫






 落花盛んなネジキ


 坂田山山頂に到着っ 臥竜山が眼下に


 眺望バツグン!!善光寺平が一望できます☆


 

 当初の計画では妙覚山まで行く予定でしたが午後から天気は下り坂
 無理せず坂田山でランチを済ませ下山することに。。。



   
タグ :坂田山


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2021年06月26日

三角池

 志賀高原には志賀山火山の溶岩台地の窪地に水を湛えた数多の池があります。。


 三角池もそんな池沼の一つ
 深い森の奥にあるかのような静かな佇まいですが
 なんと木立を隔てた直ぐ脇を国道292号線が走っています!


 遊歩道脇を飾る ツマトリソウ






 マイヅルソウ


 ギンリョウソウ 葉緑素を持たず菌類と共生し栄養を得ています!


 ミツバオウレン の花と若い実


 イワナシ の若い実


 クロソヨゴの変種 アカミノツゲ と オオヤマレンゲの蕾


 ゴゼンタチバナ




 花期を終えた ミズバショウ


 湿原では ハクサンチドリ の花が咲き始めていました☆






  


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2021年06月25日

信大志賀自然教育園

 信州大学志賀自然教育園は
 志賀高原のシンボル「志賀山」の山裾にある野外博物館
 全長約3.5kmに及ぶ自然観察路が整備されており
 志賀高原の自然を特徴づける火山地形・原生林・湿原・湖沼の
 全ての要素を楽しむことができます☆




 ゴゼンタチバナ


 ベニバナイチヤクソウ と グンナイフウロ


 スズラン と タカネイバラ
 日本在来種のスズランの花は観賞用のドイツスズランと異なり
 葉陰に隠れるように咲きます!




 ウラジロヨウラク


 コバイケイソウ




 ハクサンチドリ と ヒオウギアヤメ


 長池 と レンゲツツジ


 ニッコウキスゲ


 コケモモ




 ハクサンシャクナゲ
 北方系のシャクナゲで5裂する花弁の内側に黄緑色の斑がありますっ


 アカモノ


 ツガザクラ ツツジ科の常緑小低木
 名の由来は葉の形が針葉樹の栂(ツガ)に似て花がサクラ色をしているから


 ミヤマダイコンソウ


 ヤマオダマキ

 曇天で花々の色は冴えず残念でしたが
 山地から高山帯に咲く初夏の花々を楽しむことができました♫
 大学の施設・敷地を無料開放してくれる信州大学に感謝です!
 

  


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2021年06月23日

田ノ原湿原

 志賀高原にある 田ノ原湿原 へ




 田ノ原湿原は標高1600m超の高原に広がる8ha程の高層湿原
 案内板によると太古の昔 志賀山火山 の溶岩が角間川を堰き止めて出来た湖に
 生えたミズゴケが腐ることなく数メートルの厚さに積み重なり湿原になったんだとか・・


 今が盛りのレンゲツツジ と ほぼ花期が終わったムラサキヤシオ


 サラサドウダン と ナナカマド


 レンゲツツジに迎えられて湿原内へ








 ツルコケモモ と モウセンゴケ


 ワタスゲの綿毛が初夏の風に揺れていました☆






 ヒメシャクナゲ ツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木
 名前は小さなシャクナゲという意味ですが葉が似ているだけで同科別属です!


 坊寺山 と 笠ヶ岳

 今日の志賀高原は昼頃青空が広がり初夏の高原を楽しめました☆ 





  


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2021年06月22日

一の鳥居苑地

 初夏へと移ろい始めた飯綱高原「一の鳥居苑地」を徘徊っ




 林床を覆うニガナの変種 ハナニガナ と シロバナニガナ
 ニガナの舌状花が5~7枚なのに対しハナニガナは8~12枚


 ウツボグサ


 盛りが過ぎた サイハイラン


 シラカバに這い上る イワガラミ


 マムシグサの仲間 と オオヤマフスマ
 マムシグサは肥沃な土壌だと雌に性転換します!子孫を増やす知恵なんだとか。。


 ヒカゲノカズラ ツル性のシダ植物 初夏に胞子嚢穂が立ち上がりますっ


 花期が終わり結実期に入った ベニバナイチヤクソウ


 アヤメ


 グンバイヅル
 

 サクラハチヂミフシ この虫こぶの形成者はアブラムシ


 ウツボグサ




 シシガシラの芽立ち この容姿から別名:ムカデグサ


 シロチョウの仲間 と カラスアゲハ


 サカハチナミシャク と ヒョウモンチョウの仲間


 ヤマツツジ と 方位盤(森林化が進む前は戸隠連峰が望めました)


 1847年の善光寺地震で倒壊した一の鳥居 と 戸隠神社中社への道標
 「従是中院神前迄五十三丁」 ここから中社社殿まで約5.8km
 かつて一の鳥居を起点に中社(院)まで1丁毎に52本の丁石がありました。。
 現存するのは10本程で残りは復元設置されたもの


 戸隠古道 ここから先が戸隠神社の神域になります。。。




  


Posted by びいぐる at 17:53Comments(0)

2021年06月20日

旭山

 梅雨入りと共に若葉から青葉の季節を迎えた 旭山 へ


 朝日山観世音堂から望む 阿弥陀堂長野市中心市街地


 結実したヤマザクラ と ニワトコ


 林床で木漏れ日を浴びる コハウチワカエデの稚樹


 青葉が美しい ハリギリ と ダンコウバイ




 ヤブヘビイチゴ 無毒ですが味も香りも無く美味しくありません!


 モミジイチゴ 木苺の中で美味さはトップクラス


 ハナニガナ と 花期から結実期に移行したハンショウヅル


 ハナイカダが若い実をつけていました☆


 ミヤマウグイスカグラ


 旭山山頂 緑鬱蒼としてきました。。。



 スゲの仲間タガネソウ と 山頂の地表を覆うヤブジラミ


 長い花期も終盤に入ったヤマツツジ と鬱蒼とした展望園地への尾根道


 展望園地からの眺め


 善光寺


 長野県庁 と JR長野駅周辺

 これからの里山は咲く花も減り藪蚊も増えて秋まで足が遠のきます。。
 夏の活動エリアはより標高の高い高原や高山へとシフトします!

 


  


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2021年06月18日

大峰山

 善光寺の裏山 大峰山 へ


 善光寺第1駐車場から見る 大峰山


 麓の路傍に咲く ヤマホタルブクロ


 今回は謙信物見岩経由で山頂に向かいましたっ


 春から初夏までと花期が長い ヤマツツジ


 謙信物見岩上部からの善光寺
 川中島方面が一望でき上杉軍が武田軍を索敵するには格好の場所

 長野県警山岳遭難救助隊が訓練中でした。。。
 私に気付き訓練中断の指示を出してくれましたが
 お気遣い無用と丁重にお断りし遊歩道に戻りましたっ

 ここで蚊に刺されながらクライミングを学んだ頃の記憶が蘇りました。。


 ミヤマガマズミ と モミジイチゴ


 ネジキ ツツジ科の落葉小高木
 成長と共に材が捻じれるのが名の由来


 マルバアオダモ と 花が散り萼だけ残ったツクバネウツギ


 大峰山山頂を仰ぎ見る


 地附山分岐




 ヤマボウシ 白い花弁に見えるのは総苞片で花弁は退化


 ナツハゼの実 ツツジ科スノキ属の落葉低木で黒熟しますっ
 日本のブルーベリーとも呼ばれます!


 ホオノキの幼樹

 この後 天気が急変 空が俄かに暗くなり 雷鳴が轟き始めましたicon05
 風が雨の臭いを運んできますっ
 陽が射す麓を目指して一気に駆け下りました!







  


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2021年06月17日

自然観察会「植物編」#2

 戸隠森林植物園のハンノキ林は初夏の風景に変わりました☆
 

 ミズバショウに代わり見頃を迎えた コバイケイソウ の花




 コバイケイソウ(小梅蕙草)の命名由来は
 葉が恵蘭に花が梅に似ていてバイケイソウよりも小さいから
 有毒植物で若芽は山菜のオオバギボウシやノカンゾウに似ているので要注意!


 ギョウジャニンニク 名の通りニンニクと同じネギの仲間
 ニンニク臭があり滋養強壮に優れた山菜として行者たちも食したといいますっ




 ケナシヤブデマリ 渓流沿いや湿った林の中に生えるガマズミ科の落葉低木
 ヤブデマリの変種で日本海側に分布し名前のとおり葉裏はほゞ無毛
 両性花を囲むように咲く無性花の花弁5枚の内1枚は極端に小さく
 蝶のように見えます☆
 アジサイ科の花と似ていますがアジサイ科の装飾花は萼片なので散りませんが
 ガマズミ科の装飾花は花弁なので花期を終えると散ってしまいます!


 サワフタギ ハイノキ科の落葉低木
 沢を塞いでしまう程 枝を張り葉を茂らせることが名の由来で
 生育する場所は沢筋ばかりではありません!秋には瑠璃色の美しい実をつけます☆


 マルバゴマキ ガマズミ科 日本海側多雪地帯に適応したゴマキの変種
 基本種のゴマキより樹高が低く葉が大きく
 枝や葉を傷つけるとゴマ油に似た匂いがするのが名の由来


 ヤマトユキザサ(オオバユキザサ)
 DNA解析による新しい分類体系(APG体系)でユリ科からキジカクシ科に移行
 新しい分類体系で科名が変わった植物も多く
 旧分類で科名を憶えた世代は観察会で迂闊に科名を言えなくなりましたicon11
 ユキザサは両性花ですがヤマトユキザサは雌雄異株 花序や葉裏に毛が多く
 茎や花序の軸は赤味を帯び葉の縁は波打ちますっ 

 初夏の木道周辺は白い花が目立ちますっ 梅雨空の暗い林内でのアピール狙い?

 草地に出ると花の色も多彩に

 ヤマオダマキ と スズラン(ニホンスズラン)
 スズランは園芸用として広く栽培されているドイツスズランと異なり
 葉の陰に隠れるように花を咲かせます!キジカクシ科ズズラン亜科の有毒植物
 ヤマオダマキは山地に生育するオダマキで萼片が赤褐色をしているものが多い
 名の由来は花の形が糸巻きの道具である苧環に似ているから キンポウゲ科


 コケイラン と エビネ


 サイハイラン と アオチドリ


 サラサドウダン 更紗模様のあるドウダンツツジという意味
 花は枝先に輪生状に垂れ下がり風鈴躑躅(フウリンツツジ)とも呼ばれます☆


 ツクバネソウ 花柄の無い4枚の葉が輪生し花は茎頂に1個
 花弁は退化し4枚の萼片(外花被片)の中央に黄色い8本の雄しべと
 4裂した柱頭が触覚のように伸びる変わった花

 鮮やかな花が少ない時期でしたが2時間では収まりきれない
 見どころ満載の観察会になりました♫
 

 


  


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2021年06月15日

自然観察会「植物編」#1

 戸隠森林植物園の定例自然観察会でネイチャーガイドの傍ら
 写真に収めた初夏の花々たちをご紹介っっ




 みどりが池の池畔に咲く ヒオウギアヤメ(アヤメより湿った所に生育)


 キツネノボタン と ハナニガナ(ニガナは花弁が5~7枚)


 ナナカマド(名は燃え難い木の例え) と タニウツギ(葬式花と忌み嫌う人も)
 ナナカマドは七度かまどにくべても燃え切らないことが命名由来の定説
 疑い深い知人が実際に燃やしてみたら名前にするほどの難燃性はなかったとのこと
 薪として燃え難いということではなく
 火持ちの良い優秀な炭になるという意味なのかもしれません。。。


 ミズキ 庇状に張り出す枝に上向きの花をつけます!
 名前の由来は早春に切ると水が滴り落ちるほど樹液が多いから


 開花間近のヤグルマソウ(葉が矢車に似る) と シロバナヘビイチゴ




 クリンソウ 五重塔の天辺にある飾りに例えた名前です!


 サワハコベ 花弁がペン先という例えは若い世代に使えなくなってきました!
 万年筆ではなくシャーペンやボールペンをイメージしてしまうようです。。。


 オオヤマフスマ と タニギキョウ(小さくてもキキョウの仲間)
 オオヤマフスマは大きい葉をもつノミノフスマという意味
 ちなみにノミノフスマは小さい葉を蚤(ノミ)の布団に例えたもの
 ※衾(ふすま)は昔の掛布団のこと


 小型のヘビイチゴヒメヘビイチゴ と ヤマクワガタ(クワガタソウの茎毛は曲がる)
 ヤマクワガタのクワガタ(鍬形)は兜の前飾りのこと


 ダイコンソウ(大根に似た葉) と クルマムグラ(葉は6枚茎に毛と稜が有る)


 ヤマシャクヤクの実はピエロの帽子 と ヒメギフチョウの食草ウスバサイシン 


 ヤマボウシ(花弁に見えるのは苞葉) と 花色が白から黄色に変わるキンギンボク
 ヤマボウシは山法師と書き白い苞葉と花の様子を
 白い頭巾を被った比叡山延暦寺の僧に見立てて命名




 トチノキ の花
 たくさんの花が穂状につきますっ 費用対効果・コスト削減で
 一つの花が蜜を出すのは開花から3日間だけ以後は賑やかし役に回ります!
 黄色い斑があるのが蜜を出している花 赤い斑があるのは蜜を出し終えた花
 送粉昆虫のハナバチはこのサインを見分けることができるのだとか 

 自ら動けない植物たちの生きるための知恵には驚かされます☆



  


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2021年06月14日

自然観察会「動物編」

 昨日「戸隠森林植物園定例自然観察会」でネイチャーガイドをしてきました!


 受付開始時間前は雨脚が強まり参加者ゼロで中止を覚悟したのですが
 3組5名様がご参加頂き予定通り開催することができました☆


 先ずはモリアオガエルの産卵が始まっている みどりが池 の池畔へ




 池に張り出した枝には既に数個の卵塊が見られました☆
 ソフトボール大の卵塊の中には5mm程の卵が400~500個入っていますっ
 粘液を泡立てて作られたメレンゲ状の卵塊は乾燥や急激な温度変化などから卵を守り
 タンパク質を含むので1週間ほどで孵化するオタマジャクシの餌にもなるのだとか


 枝には産卵にくるメスを待つオスの姿が見らえました!


 ヤマナメクジ 日本原産
 長さ10cmを超える大型のナメクジで森のキノコや地衣類を餌にしますっ


 高台園地に向かう途中のビオトープではクロサンショウウオの幼生が見られました☆
 エラが露出した姿は黒いウーパールーパーです!

 高台園地からハンノキ林が広がる湿地に敷設された木道「小川の小径」へ


 サワフタギに形成された虫こぶ「サワフタギツボミフクレフシ」 と
 サワフタギの葉を食草にする シロシタホタルガ の幼虫
 毒針も毛も無いイモムシですが皮膚炎を起こす分泌液を出します!


 ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)
 シロチョウの名が付きますがシロチョウ科ではなくアゲハチョウ科
 紛らわしいので観察会ではウスバアゲハと紹介しています!
 日本海側の深山に分布する個体群は翅の黒い部分が多いといわれますっ


 ジョウカイボン と ゴマフリドクガの幼虫?

 雨が止んで姿を潜めていた昆虫たちが登場し始めました☆

 生憎の空模様でしたが雨降りならではの生き物たちを観察することができました☆
                           次回植物編に続く。。。



  


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2021年06月12日

奥裾花自然園

 長野市鬼無里の 奥裾花自然園 へ




奥裾花自然園は中西山から奥西山にかけての稜線の東側が滑り落ちて
できた120haにも及ぶテラス状の平坦地です!
現在も東側を流れる濁川の浸食は続いており自然豊かな奥裾花自然園
いずれ消え去る運命にあるといいます。。


 花の盛りを迎えた タニウツギ


 トチノキ 


 ミズキ


 奥裾花自然園入口


 入口広場に咲くレンゲツツジ と 戸隠西岳連峰




 ウワミズザクラ


 ハウチワカエデ


 ヒメアオキは秋に結実し翌春に熟すので花と実が同時に楽しめます♫


 ミズバショウの花期が終了した 今池湿原
 ブナの原生林には池や湿原が点在し自生する水芭蕉は尾瀬を上回る81万本とも
 日本随一の群生地が世に知れ渡るきっかけは国鉄長野山岳連盟
 1964年の東京オリンピックを記念して行った県境リレー縦走中に
 偶然群生地を発見し大きな観光資源になると行政に働きかけたことから
 その後 長野県が明治百周年記念事業として整備し
 1969年11月「奥裾花自然園」が開園しました!


 ウリハダカエデの若い実と花


 ツクバネソウ 名の由来は葉の形が羽根突きの羽根に似るため


 ブナ林の林床では ギンリョウソウ が芽生え始めました☆


 オオカメノキ と ケナシヤブデマリ
 本来オオカメノキが若い実をつける頃にケナシヤブデマリが咲き始めるのですが
 残雪が消えたばかりの場所では今が春です!


 コブシ と シシガシラの芽立ち 芽立ちの姿からムカデグサとも呼ばれます!


 オオバタネツケバナ と モリアオガエルの卵塊


 林内を明るく照らす ミヤマアオダモ

 輝く新緑の木々たち

 ブナ


 ハウチワカエデ と ミネカエデ


 トチノキ と ミズキ

 信越国境の多雪地帯は 春と初夏が同時進行中でした。。。

















  


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2021年06月11日

奥裾花峡谷

 奥裾花峡谷は裾花川上流部
 奥裾花ダムから木曽殿アブキまで約5km続く比高100mの峡谷です!


 奥裾花ダムの湖水を湛える奥裾花峡谷


 奥裾花ダム湖に架かる奥裾花大橋


 タニウツギ


 ハクウンボク


 東山の岩峰


 峡谷一帯は第三紀層の日影砂岩礫岩層から成り
 南流する裾花川が深く浸食し両岸絶壁の峡谷になりました!


 砂を含んだ水が渦を巻いて岩盤を削ってできたポットホール と 巨大な砂岩の一枚岩


 ハチの巣状風化岩 と アナジャコ類の巣穴痕と考えられるサンドパイプ


 ノジュール
 砂岩に含まれる小石や化石を核に炭酸カルシウムが濃集し硬くなった塊


 擦れて磨かれた断層面が露出する鏡肌  車道脇の背斜褶曲


 ミズキ
 何層にも扇状に枝を広げ独特の樹形になることから「テーブルツリー」とも呼ばれます!
 秋には紫黒の果実を上向きに付けるので野鳥たちのダイニングテーブルに


 綿毛を飛ばすバッコヤナギ と トチノキの花


 ケナシヤブデマリ 装飾花の裂片は内側の一枚が小さく蝶のように見えます☆


 シャク セリ科の多年草 別名:ヤマニンジン
 外周の花は外側の花弁が大きいのが特徴


 クリンソウ と ラショウモンカズラ


 乙妻山・高妻山 と 戸隠西岳連峰
 戸隠側からの見慣れた山容と随分異なります。。。

 奥裾花峡は奥裾花自然園への通過点にしてしまうのがもったいない場所です!



  
タグ :奥裾花峡谷


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2021年06月09日

中西山

 北安曇郡小谷村と旧上水内郡鬼無里村(長野市)の境を成す郡界尾根にある 中西山 へ


 奥裾花自然園からの 中西山


 奥裾花自然園のブナ林から中西山登山道へ


 ラショウモンカズラ と オオバミゾホオズキ


 サンカヨウ


 ニリンソウ と ウワミズザクラ


 ヒメアオキの実 と ホウチャクソウ


 ツマトリソウ と ヤマトユキザサ(オオバユキザサ)


 マイヅルソウ と スノキ

 稜線に出ると視界が広がります!

 堂津岳の向こうに雪を纏った信越国境の山々が連なります☆




 妙高山


 眼下に奥裾花自然園の今池湿原と入口広場が見えました☆


 イワカガミ






 稜線の歩道脇では ツバメオモト の花が見頃を迎えれいました!


 イワナシ と ムラサキヤシオ


 中西山山頂


 オオカメノキの芽吹き


 ブナの芽吹き




 乙妻山 と 高妻山

 今日は梅雨明けのような夏空が広がり爽快な稜線歩きが楽しめました♫







  


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2021年06月07日

植樹祭

 昨日 第20回「戸隠ふれあいの森」植樹祭 が行われました!


 「鳥居川の水源に緑のダムをつくろう」をスローガンに
 「戸隠森林植物園ボランティアの会」と「やまぼうし自然学校」で
 「戸隠ふれあいの森森林整備協議会」を結成し北信森林管理署と協定を結び
 1.96haの国有林で植樹や下刈りなどの整備に取り組んでいます!


 今年もコロナ禍の影響でボーイスカウト長野第一団の参加が見送られ
 我々協議会メンバーと北信森林管理署・黒姫森林事務所職員だけでの
 植樹祭になりました。。




 用意した苗はブナ・トチノキ・ミズナラ・オオヤマザクラ・キハダの5種類
 イオン環境財団様からの助成金で購入した苗の他
 会員が自宅の庭で育てた苗も持ち込まれました☆




 



 笹原を刈り払った植林地なので
 残っている地下茎が邪魔をして穴を掘るのに苦労しましたが
 大人だけでの植樹作業なので昼前には用意した苗木を植え終わりました!


 植樹開始から20年が経過し最初の植林地は既に樹林になりました♫(写真奥)
 当初植樹に参加した子供たちも30歳前後になり既に子を持つ年齢です。。
 今回は親子一緒に参加してくれるのではとの期待もあったのですが
 団体の参加は今年も見送り 新型コロナウイルス感染症の終息を願うばかりです。。。


 今回 地元地方紙の取材が入りました。。。
 どのように紹介して頂けるか分かりませんが
 郷土の豊かな自然に関心を持って頂くきっかけになればうれしいです!

 



  


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2021年06月05日

戸隠森林植物園#3

 モミの木園地 から 外周の小径 へ




 サワハコベ(ツルハコベ) 花弁の先に切れ込みがあるので「ペン先」の愛称も


 高台園地付近では ユキザサ の花が見頃です☆


 タチシオデ と クルマバソウ
 タチシオデの若い茎は直立するとシオデとの見分けポイントのように
 書かれることが多いですがシオデも最初は直立します!
 両者の決定的な違いはタチシオデの茎には稜が無く滑らかで
 葉の裏は粉白色 花被片(花弁・萼)は大きく反り返らない の3点


 ヤマシャクヤク と フタスジカタビロハナカミキリ
 フタスジカタビロハナカミキリの成虫はヤマシャクヤクへ訪花性が強く
 ヤマシャクヤクの群落の減少はフタスジカタビロハナカミキリを絶滅に追い込むことに


 ツリバナ


 ルイヨウボタン


 クルマバツクバネソウ と ホウチャクソウ


 ブナの若葉に形成された虫こぶ「ブナハアカゲタマフシ」は
 色褪せ地表に落下し始めました!

 落ちた虫こぶをカットしてみると形成者であるタマバエの幼虫が確認できました☆
 ブナに家と揺り籠を作らせる術をどうやって知り得たのでしょう。。。


 エゾハルゼミ の抜け殻


 ルイヨウショウマ と 年越しで熟すヒメアオキの実


 シナノキの若葉
 冬期に芽を寒気から守ってきた赤みを帯びた芽鱗は葉の展開と共に役割を終え
 今度は托葉となって若葉の成長を見守ります!


 ツバメオモト
 戸隠森林植物園ボランティアの会の先輩の話だと昔はたくさん見られたんだとか

 昔の調査では約230種の草本が確認されました!
 今再調査したら果たして何種類になっているのでしょうか。。。
 







 


  


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2021年06月04日

戸隠森林植物園#2

 高台園地 から 水ばしょう園 へ


 高台園地の案内板


 エゾユズリハ


 ミツバツチグリ と シロバナヘビイチゴ


 ユキザサ と 結実期に入ったサンカヨウ


 付け替えられた 水ばしょう園 の木道


 ミズバショウの花期は終了


 結実期に入った リュウキンカ


 土に帰る倒木


 クリンソウ と ラショウモンカズラ


 タチカメバソウ


 ハンノキ林の林床 と ヤマドリゼンマイ


 ツタウルシ の芽吹き


 林内に野鳥の囀りが響き渡ります☆




 大きくなったミズバショウの葉の間から コバイケイソウ が茎を伸ばし
 蕾を膨らませ始めました!
 コバイケイソウの花が咲き始めると標高1200mの園内に初夏がやってきます♫




  


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2021年06月03日

戸隠森林植物園#1

 春から初夏へと移ろい始めました 戸隠森林植物園 へ



 中央広場


 森のまなびや前に植えられたシラネアオイは花期終盤




 ヤマシャクヤク


 花期を終えたイワカガミ と ヒトリシズカの花


 ウワミズザクラ


 カサスゲ


 みどりが池


 ノミノフスマ 花弁が10枚に見えますが実は深裂した5枚です!


 タニギキョウ


 ズダヤクシュ 変わった名前ですが漢字表記すると喘息薬種
 ズダとは木曽地方の方言で喘息のことで喘息に効く薬草という意味
 ※「山民の方言に喘息をズダと称す此草喘息を治するに偉効あるを以って 
   ズダ薬種の名ありと云」日本産物志(1872)


 クリンソウ
 名の由来は花序の姿が五重塔の屋根につく九輪に似ているから


 アオチドリ


 そろそろモリアオガエルの産卵が始まります☆

 高台園地経由で水ばしょう園へと向かいますっっ    つづく。。。


  


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2021年06月01日

戸隠ふれあいの森

 今月6日の「戸隠ふれあいの森植樹祭」を前に下刈り作業に行ってきましたっ


 ふれあいの森に入ると植樹から20年以上経過した木々たちが迎えてくれます☆


 無事 厳しい冬を越してくれた稚樹たち


 ふれあいの森植林地

 先月末に一度下草を刈っているので
 今日の作業は植林地の縁に再侵入してきた笹の追い刈りと
 白樺の巻枯らし そして植樹祭に苗を植える場所に目印の竹竿立て




 笹(クマイザサ)の追い刈り


 シラカバの巻枯らし


 植樹目印作り


 今日は晴れて気温も上がりましたicon14
 新緑の木陰で休憩 早くもアサギマダラが植林地内を優雅に舞っていました!

 おまけ 戸隠展望苑にて

 戸隠連峰


 五竜岳 と 唐松岳・八方尾根


 白馬三山 と 戸隠西岳連峰

 コロナ禍の影響で2年連続ボーイスカウトの皆さんの参加がなく
 今年も「戸隠ふれあいの森森林整備協議会」と
 北信森林管理署だけでの植樹祭になります。。。

 ※戸隠ふれあいの森森林整備協議会とは
   構成団体(NPO戸隠森林植物園ボランティアの会 ・ NPOやまぼうし自然学校)
   北信森林管理署と協定を結び「鳥居川の水源にみどりのダムをつくる」を目的に
   1.96haの国有林に植樹および下刈りなどの整備に取り組んでいる

  


Posted by びいぐる at 20:54Comments(0)