2020年03月04日

福寿草開花

 少雪暖冬傾向が続いた今年の冬 
 長野市の桜開花予想が4月5日と例年より10日ほど早めなので
 フクジュソウの花も咲き出しているのではと
 自宅近くの正覚院の裏山 「中山」 山腹の自生地へ向かいましたっ


 長野市安茂里大門から見た 中山


 正覚院からリンゴ畑に向かう農道を辿りますっ


 今日は今にも雨が降り出しそうな曇天


 リンゴ畑の傍らに植えられた梅が花を付けていました☆
 フクジュソウの開花は梅の花が咲く時期なので期待できそう。。


 冬枯れの雑木林の中にポツンと緑が
 近づくと常緑小高木の柊(ヒイラギ)でした!
 名前の由来は葉縁の鋸歯が尖り触ると痛いことから
 古くは疼木(ひららき)と呼ばれ転じてヒイラギになったのだとか


 飛散し始めた スギ花粉 と ノイバラの刺 に悩まされながら
 暫し藪を漕ぐと フクジュソウ が群生する沢沿いの斜面に到着っっ

 予想的中 見事に咲いていました☆








 フクジュソウの花は日光を独占するため周囲の草木が芽吹く前に開花します!
 そしてバラボラアンテナ状の花で中心に日光を集め
 この時期 数少ない昆虫を誘引して受粉を行い
 周りの草が伸びたり木々の葉が展開して日差しが届かなくなる前に
 光合成を済ませて初夏には地上から姿を消してしまいます!
 このような戦略を取るカタクリ・ニリンソウ・セツブンソウ・キクザキイチゲ
 などのことを総じてスプリングエフェメラル(春の儚いものたち)と呼びます!






  


Posted by びいぐる at 20:29Comments(0)