2021年11月02日
郷路山#2
九十九折の急登が終わり葛山から郷路山へ向かう縦走路に到着っ





ウリカエデは紅葉・黄葉・橙葉と色づきは多様
グリーンシーズンは目立たない存在ですが
紅葉シーズンになったとたん存在感が増します!

葛山城跡の土塁・堀切群に沿うように歩道は郷路山方面にに向かいますっ


ウリカエデに代わってウリハダカエデが多く見られるようになってきました!
ブナ帯下部の標高800m辺りが両者の垂直分布の境になっているようです。。。


アズキナシ と ウラジロノキ
両者とも同じバラ科アズキナシ属の落葉樹で花も葉も実も良く似ています!
明瞭な見分けポイントとなる葉裏の色や葉縁の切れ込み具合も
黄葉の時期になると不明瞭になり遠目だと区別しづらくなりますっ

葛山と郷路山鞍部の快適な平坦路


タンナサワフタギの実 と ホツツジの枯花
この先 歩道は郷路山山頂へは向かわず
南山腹を巻くように往生寺に向かって下降し始めますっ
適当なところで左の藪に分け入り斜面を登ると人工的な平坦地が現れます☆

平坦地の周囲は畝のように盛り土が見られますが
隣りの葛山や大峰山のような山城があったという話は聞いていません。。
葛山城に付随する前衛砦でもあったのでしょうか不思議な空間ですっ


山頂近くの林内を歩いていると角が取れた丸石が所々に転がっています!
ここは河原ではなく麓から400m近くも登った里山山中ですっ
人がわざわざ担ぎ上げる理由もないことから大峰面の川石と思われます☆
※大峰面とは北安曇郡池田町北東部の大峰高原を模式地として
付けられた名前で長野盆地や松本盆地ができる前の時代の地形面のこと
旭山・葛山・郷路山・大峰山・地附山一帯は嘗て連続する平坦な地形面(大峰面)で
北アルプス方面から流れてきた古犀川の河原だったと考えられています。。
その後 今の長野盆地が沈降し西側が隆起したため
沈降した長野盆地に流れ込む河川の浸食を受けて
現在の旭山・葛山・大峰山・地附山が形作られました!
(参考文献「長野の大地」ほおずき書籍)
郷路山にある川石は古犀川のものだとは断定はできません
なぜなら一連の地殻変動の過程で盆地の縁に流れ込んだ別の河川が
遠くから運んできた可能性も考えられるからです
参考にした書籍「長野の大地」によれば
地殻変動以前の大峰面を流れていた古犀川の洪水時の砂礫は
大峰山と地附山との鞍部に残されていると書かれています。。。

郷路山山頂と思われるピーク 山頂を示すものは何もありません!


帰りは往生寺に向かわず葛山中腹をトラバースし静松寺に戻りました!

地形図にも山頂にも山名表示のない不遇の里山 郷路山
これから春の芽吹きまでこうした登山道がない藪山歩きが楽しい時期になります♫





ウリカエデは紅葉・黄葉・橙葉と色づきは多様
グリーンシーズンは目立たない存在ですが
紅葉シーズンになったとたん存在感が増します!

葛山城跡の土塁・堀切群に沿うように歩道は郷路山方面にに向かいますっ


ウリカエデに代わってウリハダカエデが多く見られるようになってきました!
ブナ帯下部の標高800m辺りが両者の垂直分布の境になっているようです。。。


アズキナシ と ウラジロノキ
両者とも同じバラ科アズキナシ属の落葉樹で花も葉も実も良く似ています!
明瞭な見分けポイントとなる葉裏の色や葉縁の切れ込み具合も
黄葉の時期になると不明瞭になり遠目だと区別しづらくなりますっ

葛山と郷路山鞍部の快適な平坦路


タンナサワフタギの実 と ホツツジの枯花
この先 歩道は郷路山山頂へは向かわず
南山腹を巻くように往生寺に向かって下降し始めますっ
適当なところで左の藪に分け入り斜面を登ると人工的な平坦地が現れます☆

平坦地の周囲は畝のように盛り土が見られますが
隣りの葛山や大峰山のような山城があったという話は聞いていません。。
葛山城に付随する前衛砦でもあったのでしょうか不思議な空間ですっ


山頂近くの林内を歩いていると角が取れた丸石が所々に転がっています!
ここは河原ではなく麓から400m近くも登った里山山中ですっ
人がわざわざ担ぎ上げる理由もないことから大峰面の川石と思われます☆
※大峰面とは北安曇郡池田町北東部の大峰高原を模式地として
付けられた名前で長野盆地や松本盆地ができる前の時代の地形面のこと
旭山・葛山・郷路山・大峰山・地附山一帯は嘗て連続する平坦な地形面(大峰面)で
北アルプス方面から流れてきた古犀川の河原だったと考えられています。。
その後 今の長野盆地が沈降し西側が隆起したため
沈降した長野盆地に流れ込む河川の浸食を受けて
現在の旭山・葛山・大峰山・地附山が形作られました!
(参考文献「長野の大地」ほおずき書籍)
郷路山にある川石は古犀川のものだとは断定はできません
なぜなら一連の地殻変動の過程で盆地の縁に流れ込んだ別の河川が
遠くから運んできた可能性も考えられるからです
参考にした書籍「長野の大地」によれば
地殻変動以前の大峰面を流れていた古犀川の洪水時の砂礫は
大峰山と地附山との鞍部に残されていると書かれています。。。

郷路山山頂と思われるピーク 山頂を示すものは何もありません!


帰りは往生寺に向かわず葛山中腹をトラバースし静松寺に戻りました!

地形図にも山頂にも山名表示のない不遇の里山 郷路山
これから春の芽吹きまでこうした登山道がない藪山歩きが楽しい時期になります♫
Posted by びいぐる at 22:17│Comments(0)